マラソン完走クラブでご一緒するSさんから、この「第5回 新緑の奥武蔵チャレンジラン&ウォーク」を教えていただいた。
新緑の奥武蔵をラン&ウォークの42.195km。
なんか楽しそうじゃないですか?参加した。
昨日の雨はウソのように晴れた。
丸の内線で荻窪に行き、JR中央線に乗り換えて立川、青梅線に乗り換えて拝島、八高線に乗り換えて高麗川(こまがわ)駅下車、徒歩15分程度の「高麗神社」が本日の集合場所。家から電車で1時間50分。歩きも入れると2時間以上かけて会場に行く。
高麗川駅からの地図を持ってくるのを忘れた!と思ったが、会場に向う人達がいるので、後ろを付いて歩く。
「高麗神社」の案内表示に従って会場へ。
受付はこちら。
着替え(といっても脱ぐだけですが)をしていると、マラソン完走クラブでご一緒する方々にお会いした。オー、皆さんも参加されるのですね。軽く準備運動をする。今日はアップダウンが多いのでゆっくり行こうと思っている。
ゼッケン番号は「486」
スタートは全員がいっせいにドンではなくて、ウェイブスタートといって2名ずつ10秒きざみで出る。その際に写真を撮ってくださった。
私は、8時半に申し込んだが「準備が出来たからどうぞ」ということで、スタートラインに立つ。
本日、ここに立てたことに感謝する。
8時29分の出発。一緒のスタートは男性でした。
出た瞬間に、あー、その方は速い。
私達は、前を走る女性2人に付いて「左」に行ったら、それは誤りで「右」に行くのでした。ボランティアの皆さんに、「こっち、こっちー」と案内していただき、軌道修正を。
そういうスタートで最初から一人旅。
後ろから来る男性達にドンドン追い越されながらも、「チャレンジ皇居」でのリタイアを教訓に「ゆっくり、ゆっくり」。
今日は「飴」や「スポーツゼリー」と「iPod」を入れたポーチを腰に巻いている。
今日はiPodをしていない。
私のイヤホンは耳にかけるタイプだが、長時間になると、これが耳に食い込んで痛い。チャレンジ皇居の時も、最後ははずしてしまった。なら、いっそ音楽聴かないで自然を聴いて走ろう。でも、途中でヘタレた時に聴くために一応は持って出る。
ゆるい上り坂から、急な上り坂、下り坂。
最初のエイドステーションは7.5kmポイント。
今にしてみれば、ここはまだ余裕があった。
飲み物は、いろいろ用意されていて、水、スポーツドリンク、オレンジジュース、コーラ、紅茶など。私は、スポーツドリンクとオレンジジュースを頂く。こんなに種類が多いのは初めてです。
ボランティアの方が声援を送ってくださる。
この後、山道を走る。
このコースはほとんどが舗装された道路だが、一箇所だけ山道を走る。今にして思えばまだ余裕があった。童心に戻って、木の根が広がるところをヒョイヒョイと越えながら走るのは楽しい。
山道「折り返し」の地点で、案内の方が「この先が頂上ですよ。3分くらいですから見て行きませんか?」との声。
すでにいっぱい・いっぱいの私は見ないで行こうとするが、そこから降りて来た人が「良かった」というので、やっぱり見ることに。ってことで、42.195km以上を走ることに。
12.5kmのエイドステーション。
バナナとグレープフルーツをいただく。飲み物もいろいろあるが、私はまたスポーツドリンクとオレンジジュース。
さーて、ここからが大変なことになった。
上り坂、下り坂。もう足にきていて、ヘロヘロ。
歩いている人もチラホラ。
私は、ゆっくりでいいから走り続けたい。
前を歩く人になかなか追いつけないという遅さ。でも走る。「亀」でいいんだ。
16.5kmのエイドステーション。
あんパンがあるので、いただく。「これでパンはおしまいになります」と声がかかる。私の後に来た人は食べられないのかしらん?それとも、私はかなりビリの方かな?トイレも利用させて頂く。トイレは待つことなしに入れて助かります。
新緑の日曜日。
バイクのツーリングや、サイクリングの人達が多い。
バイクの音が聞こえると、なるたけ道の端により、そうでない時は、カーブに対してなるたけ最短の道を行きたい。
山道は、木々が生い茂り、木陰が多い。汗が冷えて寒く感じる。こういうコースでは寒さ対策もしておかないといけないんですね。
私の前後には、若い男性達が、上り坂は「歩き」を決め込んでいる。その側を私がトコトコ走って抜き去る。しかし、平らな場所や下りになると、一気に抜かれて先に行ってしまう。でも、また上りで、、、を繰り返し。不思議な一体感が出てくるわね。
23.5kmのエイドステーション。
サンドイッチ(を小さく切ったもの)が出た。中にキューリが入っている。甘いものに飽きてくるので助かる。この品揃えはすばらしいです。
椅子があって、そこに座る人もいる。けど、座らないゾ。ストレッチして走り出す。
もうね、辛いっすよ。辛い時は「もっとゆっくり行こう」と言い聞かせる。速度を落とすとなんとか行ける。
30kmのエイドステーション。
「炊き込みご飯」「豚汁」「お汁粉」を道に座り込んで頂く。
皆さん、道に座って食べる。もう、私も座っちゃえー。
炊き込みご飯、美味しいです。
お腹が冷えたので、暖かい食事が助かります。
食べながら、足を伸ばしてストレッチ。
あと12km!
皆さんの顔にも「あと少し」の笑みが。
選手同士の「いってらっしゃい」の声に見送られながら、トコトコ進む。
少し走ったら、仮設トイレがあったので利用する。
ところが、トイレを出たら見渡す限り誰も走ってない。一人旅。
道が二つに別れていて、矢印方向に進むも、「エーン、道に迷ってないかしらん?」と心配。行けども行けども人がいない。心細い。
どのくらい一人旅が続いただろう?
やっと、誰かが私を追い越してくれた。あー、この道は間違っていない。
ストレッチしたら、少しだけ足が楽になって快走と思いきや、食べた後のランで、横っぱらが痛くなる。速度を落とす。ゆっくり、ゆっくり。
35kmから下り坂になる。そこまで頑張れば、、、あと少し!
35kmのエイドステーション。
横っぱらの痛みがなくなっていたので、「そうめん」も頂く。
私って、結構、食べれるよね。
キウイフルーツが美味しい!
このエイドステーションで出されるものは、ランナーにとって助かるものばかり。本当にいいエイドです。
ボランティアさんは、キウイの皮を剥くのに忙しいので、ドリンクはセルフで頂く。なんと申しますか、ボランティアと選手が一体になってます。
「ここからは下り坂!」と話す皆さんの顔には「あと少し!」の笑みが。知らない方々と「がんばろう」と声掛け合って進む。
しかし、、、この下り坂がくせものです。
35kmを上がったり降りたりした後の、一気の下り坂。
走りながら、太ももが筋肉痛になっている。
そのそばを、女性3人が楽しそうにおしゃべりしながら、私をサーっと抜いて行く。すごい。。。いつもは大好きな下り坂なのに、速く走りたくても走れない。脚力不足。
無理をして足を痛めてもつまらないから、せっかくの下り坂だが、やっぱり「ゆっくり、ゆっくり」
サーっと抜かれることもあるが、下り坂をトコトコ歩く人達を私が抜くというシーンもある。下り坂も、これほど続くとウンザリしますね。
「40km」地点の表示が見えた。あと2km。
坂がゆるやかになり、そしてゴール直前の道では、帰る人達が「がんばれー、あと少し」と声援を送ってくださる。
そしてゴーーーーール!
こんなにきついコースは初めてでした。
達成感、充実感も一番です。
時計を見ると、6時間2分35秒。
ゴールは西武池袋線「芦ケ久保」駅近くの「芦ケ久保小学校」。
荷物置き場の青いシートに座らせていただきストレッチ。
足を伸ばしながら撮った小学校。昔ながらの木造の小学校がいいですね。
更衣室はこちらのテントを利用。
男性用、女性用と2つが用意されてます。
走り終えたアタクシです。
参加賞はタオルを頂きました。
辛かったけど、来年もまた出場したい大会です。
ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。
この大会を教えてくださったSさん、ありがとうございました。
新緑が美しく、ホーホケキョの鳴き声を聞き、木々のざわざわっとした音を聞き、リフレッシュしました。明日の筋肉痛が恐いですけどね(^ー^)