歌舞伎座・2022年11月 十一月吉例顔見世大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座です! 「十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助  襲名披露」だ。嬉しいですね。歴史的な今月でございます。

うわぁ〜、人がいっぱい! 写真を買うためにも列がグルーっとまわってる。お弁当を買うのも大変。本日の写真はこちら。玉三郎の写真はまだなかった。22日からの出演だからまだ用意出来てないんですね。

すぐに上に上がりまして写真だ。新・團十郎さん。新・新之助さん。

歌舞伎座でござる。

お二人の写真がお出迎え。

記念に一緒の写真をパチリ。

襲名用の垂れ幕だ。

歌舞伎座の中に入ります。オ、新・新之助さんがお出迎え。

ササ、お席へ。お席は、1階・16列40番。端っこです。場内は満席(と見た)。晴れ着の方が多い。賑やかですねぇ〜。

オオオオオ、この幕は素晴らしい!

こちらも。凄いわぁ〜!

一、歌舞伎十八番の内矢の根(やのね)
曽我五郎:松本幸四郎
曽我十郎:坂東巳之助
馬士畑右衛門:中村吉之丞
大薩摩文太夫:大谷友右衛門
     
初演は享保5年(1720年)1月、初演者は二代目市川團十郎。歌舞伎らしい作りが楽しい。舞台は賑やか。そして「夢」で見る「兄が捉えられている」というので、馬に乗って大根を片手に走り去って行く姿もまた楽しい。短い演目ながら、実に爽快な舞台だと思います。松本幸四郎の曽我五郎が良い。

二、十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助  襲名披露 口上(こうじょう)
海老蔵改め・市川團十郎
初舞台・市川新之助
松本白鸚(休演)
片岡仁左衛門
坂東玉三郎
市川左團次
中村梅玉
尾上菊五郎

菊五郎さんが「若い時は暴れん坊将軍だったが」と團十郎さんのことを話すと場内からクスクスと笑いの声が。玉三郎は「先代とも何度も演じた」ことや「新團十郎さんとも新之助時代、海老蔵時代に何度も共演したこと」などが話された。白鸚さんが休演されたのは心配です。

お弁当を頂きます。地下「やぐら」で買った「味しぐれ」、1,500円。

三、歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)
河東節十寸見会御連中
花川戸助六:海老蔵改め・市川團十郎
三浦屋揚巻:尾上菊之助
髭の意休:尾上松緑
三浦屋白玉:坂東玉三郎
朝顔仙平:中村又五郎
福山かつぎ:初舞台・市川新之助
男伊達山谷弥吉:坂東彦三郎
同  田甫富松:坂東亀蔵
同  竹門虎蔵:中村萬太郎
同 砂利場石造:大谷廣太郎
同  石浜浪七:市川青虎
傾城八重衣:中村児太郎
同  浮橋:大谷廣松
同  胡蝶:中村莟玉
同  愛染:市川團子
同 誰ヶ袖:市川笑三郎
茶屋廻り:市川男寅
同:中村玉太郎
奴奈良平:市川九團次
国侍利金太:市川男女蔵
遣手お辰:市川齊入
通人里暁:中村鴈治郎
三浦屋女房:中村東蔵
曽我満江:中村魁春
白酒売新兵衛:中村梅玉
くわんぺら門兵衛:片岡仁左衛門

口上:松本幸四郎
後見:市川右團次

「助六由縁江戸桜」というのは「成田屋」、市川團十郎が演じる時、松本幸四郎の時は「助六曲輪江戸櫻(すけろく くるわの えどざくら)」、菊五郎は「助六曲輪菊(すけろく くるわの ももよぐさ)」、仁左衛門は「助六曲輪初花櫻(すけろく くるわの はつざくら)」、三津五郎は「助六櫻二重帯(すけろく さくらの ふたえおび)」、猿之助は「助六曲輪澤瀉櫻(すけろく くるわの いえざくら)」だそうです。ヘェ〜。

團十郎さんらしい「にらみ」あり。これぞ市川團十郎という演目です。会場からはヤンヤの拍手。揚巻は菊之助さん。團菊祭のようだ。玉三郎ではない「揚巻」を見るとは思ってもいなかった。玉三郎は「揚巻」の妹の「白玉」だ。出番は少ないし、セリフもちょっとだけ。だんだん、引退していくのかなぁ、、、。寂しい。

「市川團子」さんが出演している。すっかり大人になった。Wikipediaを見ると18歳。そうかぁ。18歳なんだ。これからが楽しみです。

八重衣の中村児太郎さんも良いです。もう名前を継承して良いのにね。2010年には決まっていたのにお父様の病気があって「襲名」が延びている。もう12年も延びているんだ。お父様は体に麻痺が残ったから舞台に立つのも大変だろうと思います。さぁて、どうなりましょうね。

舞台が終わったのはおおよそ20時。

銀座駅まで歩き、丸の内線に乗って帰ります。良い舞台をありがとうございます!

歌舞伎座・2022年10月 芸術祭十月大歌舞伎(第一部)

なんてことだ。iPhoneを家に忘れて来た。写真なし。寂しい〜。今月からお席でお弁当を食べて良いそうです。お弁当を買って歌舞伎座へ。

お席は、1階・10列25番。

令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加公演
萩原雪夫・作、市川猿翁・演出、三代猿之助四十八撰の内
一、鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)

更科の前実は戸隠山の鬼女:市川猿之助
平維茂:松本幸四郎
局かえで実は鬼女:市川門之助
侍女ぬるで実は鬼女:中村種之助
侍女かつら実は鬼女:市川男寅
侍女もみじ実は鬼女:中村鷹之資
侍女いちょう実は鬼女:中村玉太郎
侍女にしきぎ実は鬼女:尾上左近
男山八幡の末社百秋女:市川笑三郎
男山八幡の末社千秋女:市川笑也
従者碓氷三郎:市川青虎
従者小諸次郎:市川猿弥
神女八百媛:中村雀右衛門

この作品は1960年(昭和35年)歌舞伎座で初演。先代(三代目)市川猿之助が練り上げ、構成している。「三代猿之助四十八撰」の一つにも数えられている。長野県戸隠山が舞台。名高い紅葉の現場。以前、春は桜狩、秋は紅葉狩と言われたそうですが、なぜか「桜狩」という言葉は使われなくなり、「花見」という言葉が一般的になった。

舞台は、左に常磐津、右に竹本が揃う。

男性3人(平維茂:松本幸四郎、碓氷三郎:市川青虎、小諸次郎:市川猿弥)は、更科の前と女性達のグループと出会う。そして一緒に酒を飲んで酔っ払ってしまい、男性陣が寝てしまう。と、女性達が鬼になる。そこでハっと目を覚ます男性達。戦いが始まる。

艶やかで、そして鬼になってからは険しい役。歌舞伎の面白さがギュっと詰まった作品だ。猿之助さんが好演。良い舞台です。

ここでお弁当。地下で買って来た「天むすのお弁当」1,100円を食べる。美味しいです。

講談の名作が歌舞伎に! 神田松鯉・口演より
竹柴潤一:脚本、西森英行:演出、赤穂義士外伝の内
二、荒川十太夫(あらかわじゅうだゆう)

荒川十太夫:尾上松緑
松平隠岐守定直:坂東亀蔵
大石主税:尾上左近
杉田五左衛門:中村吉之丞
泉岳寺和尚長恩:市川猿弥
堀部安兵衛:市川猿之助

松緑さん、本当に立派になりました。・・・と見ているうちに、すみません、、、寝てしまいました。時々、目を覚ますものの、お話についていけず、、、。また寝るという悪循環。今、あらすじを教えてくれるページを読み、なるほどと思った次第で面目なし。

そのあらすじは、「松緑さん演じる荒川十太夫は堀部安兵衛が切腹をしたときに介錯をした。その時に安兵衛に身分を問われ、あまりにも下級武士に介錯をされるのはかえって気の毒だと考えて、つい身分を偽って語ってしまった。安兵衛は感謝して切腹をしたものの十太夫は、ウソをついたことが心苦しく、命日には必ず墓参を欠かさなかった。しかし安兵衛に言った嘘はつき通すと決め、わざわざ立派な格好をし、従者を雇ってりっぱなお侍さんとして墓参りを続けていたという。」なるほど〜。

それで、立派な着物を着た松緑さんがさっそうと現れるわけだ。

「しかし、立派な着物を着て従者まで雇ってというと金がかかって、到底できないはず。どうやって金を工面をしていたのだと上司である杉田五左衛門が尋ねると、朝夕団子の串を削る内職をして金をためたということだった。」、なかなか大変なものでございます。

「殿さまはじっくりと話を聞き、身分を偽ったことはいけないことなので100日の謹慎処分を命じた上で、十太夫の言葉を偽りにしないために謹慎が解けたあとは物頭役に任ずるとのお裁きを下す。」そういった筋書きでございます。これまた歌舞伎らしいストーリーで良いですね。

幕が降りて、外に出ます。今日はiPhoneを忘れてしまい写真なし。寂しい〜。帰ります。

今日は玉三郎の2023年カレンダーを買いました。ホホホ。来年も玉三郎じゃ!

歌舞伎座・2022年9月 秀山祭九月大歌舞伎(第一部)

歌舞伎座です! 東銀座駅。今月も参りました!

「秀山祭九月大歌舞伎」、「二世 中村吉右衛門一周忌追善」だ。もう1年経つのかぁ。早いわぁ。

今日のお席は、1階・5列23番。双眼鏡を使わずにバッチリ見える席。オ、今月の客席は全席にお客様を入れている。やっと、前に戻った感じがして嬉しい。

一、白鷺城異聞(はくろじょうものがたり)
中山幹雄:作、松貫四:構成・演出

宮本武蔵:中村歌六
本多平八郎忠刻:中村又五郎
秀頼の霊:中村勘九郎
刑部姫:中村七之助
腰元白鷺:中村梅枝
腰元名月:中村米吉
局明石:中村歌女之丞(かめのじょう)
宮本三木之助:中村萬太郎
家老都築惣左衛門:中村錦之助
千姫:中村時蔵

構成・演出の「松貫四」さんは「中村吉右衛門」さんのペンネームだそうだ。「一周忌追善」にふさわしいですねぇ。「白鷺城」は「姫路城」の別名。姫路城で一度、上演されたことがあるそうだ。それが今回は歌舞伎座初演となった。

中村又五郎さん演じる本多忠刻が新妻の千姫(中村時蔵さん)と月見の宴を開く。しかし準備する腰元達が妖怪を恐れている。そこで妖怪退治のために宮本武蔵(中村歌六さん)が招かれる。中村勘九郎演じる秀頼の霊、中村七之助が演じる刑部姫、ここは見どころ(と思っている)。

休憩:30分

歌舞伎座を出て地下に降りて「歌舞伎茶屋」さん。「カレーそば」と「アイスコーヒー」を頂きます。休憩時間が30分だから大急ぎで食べます。

二、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
<寺子屋>

松王丸:松本幸四郎(偶数日)
武部源蔵:尾上松緑(偶数日)
戸浪:中村児太郎
菅秀才:初舞台・中村種太郎(中村歌昇・長男)
小太郎:初舞台・中村秀乃介(中村歌昇・次男)
春藤玄蕃:中村種之助
百姓吾作:坂東彌十郎
涎くり与太郎:中村又五郎
園生の前:中村東蔵
千代:中村魁春

中村歌昇さんのご長男・種太郎さん、ご次男・秀乃介さんの記事はこちらが詳しい。この初舞台を見ることが出来たのは嬉しいことです。私の贔屓の坂東玉三郎の初舞台は「菅原伝授手習鑑」の小太郎。見たかったなぁ。昭和32年なので、私が生まれる前の話でした。

「菅原伝授手習鑑」は何度も見ていると思うが「寺子屋」は2004年以来だ。その時は片岡仁左衛門と坂東玉三郎が演じた。市川海老蔵の襲名披露の時だった。

菅原道真の息子・菅秀才をかくまっているが、「その首を討て」と迫られる。入学してきたばかりの子を身代わりにすることに。身代わりの子の首を打ち差し出す。その首をみて「菅秀才に間違いない」と立ち去っていく。

その身代わりになった子供の母親が息子を迎えに来る。そこに松王丸が現れる。実はその女性は松王丸の妻、首を斬られたのは松王丸の子供・小太郎だった。立派に身代わりになったと涙する松王丸。そして、夫婦で白装束となって子供を弔う松王丸夫婦。

悲しいシーンです。封建時代には実際にあったかもしれないエピソードです。悲しい。

歌舞伎座を出ます。

記念写真も撮りまして、サ、赤坂見附駅まで歩きましょう。

いつも借りてる「イヤホンガイド」は「耳寄屋」で事前予約すると安くなるらしい。やってみようっと。

新橋演舞場・超歌舞伎2022 Powered by NTT

「超歌舞伎2022」です! 新橋演舞場。超歌舞伎は初めて観る。

桟敷席だ。左11。客席は少し空席もある。観客は皆、熱心だ。

開演前のイヤホンガイドは「ペンライトの使い方」を説明している。センターボタンを長押しでスタートする。ボタンの色は14種類も用意されているそうで、それは凄い。そして、役者ごとに色が決まってる。中村獅童さんは赤。初音ミクはエメラルドグリーン。これを切り替えてみたりと練習は進む。私は残念ながらペンライトは持ってない。そういう人はiPhoneのライトをつけて反応する。面白いね。ペンライトは税込4,000円。近くの席の人は買いに行ってた。行けば良かったか、、、?

東京で「超歌舞伎」が公開されるまでに6年かかったそうだ。幕張メッセのイベントホールで始まり、それから京都・南座。そして、今年は福岡・博多座、名古屋・御園座、そして本日の新橋演舞場、そしてまた京都・南座で上映される。

歌舞伎とNTTデジタル演出は楽しみ。初音ミクは「初音屋(ハツネヤ)」、NTTは「電話屋」だ。面白いね。

一、超歌舞伎のみかた
中村蝶紫さん、澤村國矢さんが上に記載したようなことを説明しながら進む。期待が膨らむ。

二、萬代春歌舞伎踊 (つきせぬはるかぶきおどり)松岡亮・作
真柴秀康:中村獅童
出雲のお国:初音ミク
奴國平:澤村國矢
女奴お蝶:中村蝶紫

面白い。初音ミクが生きてるみたいに動く。よくぞ、こういうお芝居を考えましたね。現在の最新歌舞伎だ。音楽も和楽器だけではない。シンセの音がバンバン鳴る。演者も小さな、小さなマイクを付けている(と思う)。だからシンセのバンバンした音に声がかき消されることなく、とてもよく響く。面白いねぇ〜。

昼食:お弁当(2,000円)。

お茶付き。

お弁当は2階の、普段なら食堂として開いているスペースで頂く。予約してあるから会場に入って食べるまで、とてもスムーズ。美味しうございます。

中村獅童さんが客席に向かって声掛けをする。実に自然に。ペンライトを8本も持ってるお客様がいらして、向こうの桟敷席なのでよく見える。それから6本持ってる人もいる。そんなお客様にお礼を言いつつ、茶化したりしながら場は楽しく盛り上がる。

三、永遠花誉功 (とわのはなほまれのいさおし)松岡亮・脚本、藤間勘十郎・演出・振付
金輪五郎今国:中村獅童
苧環姫:初音ミク
金輪小五郎陽国:小川陽喜
蘇我入鹿:澤村國矢
定高:中村蝶紫

最後の方で中村獅童さんの息子・小川陽喜君が登場する。ヤンヤの拍手。声を出してはいけないから、思いっきり手を叩いて応援する。

そして、舞台が終わってカーテンコール。中村獅童さんは「写真撮って良いですよ」と言う。私達は一斉にスマホの電源を入れて、パチパチ撮る。なかなか、うまく撮れない。けど嬉しい〜!

わぁ〜、中村獅童さんだ!

3階席に向かっても手を振る!

そして、いったん舞台に集合して、

そして、わぁ〜〜〜!!!

幕だぁ。

終わりました。良い舞台でした。

素晴らしいなぁ。まさに令和時代の歌舞伎だ。こんな歌舞伎が増えていって良いよね。素晴らしい!!!

歌舞伎座・八月納涼歌舞伎:中止

今日は歌舞伎座! イソイソと東銀座駅で降りる。いつもの場所で記念撮影。

こんな展示があって楽しいね。「おばけがでるぞ〜」の文字。アハハ〜。

そして地上に出て、イヤホンガイドを借りようとすると「貸出できません」とな。「へ?」、「中で借りるのですか?」と聞くと「いえいえ、違うのです。あちらで説明を聞いてください」と。何? 行って説明を聞くと「講演は中止です」って。そんな〜〜〜。コロナ感染が出てしまったようで中止だそうです。ガク。とにかく、記念の写真は撮りましょう。たくさんの美しいおばさま方がオロオロしている。

こちらも撮っておきましょう。たった今、タクシーで到着しているおばさま方もいる。歌舞伎座前は大勢の人でごった返している。とにかく、ないのだ。ガク。

歌舞伎座・2022年7月 七月大歌舞伎(第二部)

電車に乗って東銀座駅に到着。歌舞伎じゃ!

時間がなくなってしまったので急いで行動。イヤホンガイドを借りて、歌舞伎座の中へ。今日のお席は1階13列16番。

今日は2列に人が入り、1列空き、前よりはお客さまが入ってる感じ。ほぼ満席ではないかしら。桟敷席は今も2人席に一人だけ。桟敷席も満席。

一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
並木千柳 作、三好松洛 作
住吉鳥居前、三婦内、長町裏

団七九郎兵衛:市川海老蔵
一寸徳兵衛:市川右團次
お梶:中村児太郎
琴浦:中村莟玉
伜市松:堀越勸玄
玉島磯之丞:大谷廣松
下剃三吉:市川九團次
三河屋義平次:片岡市蔵
おつぎ:市川齊入
堤藤内:市村家橘
お辰:中村雀右衛門
釣舟三婦:市川左團次

後半の、海老蔵演じる団七が「殺し」てしまう場面、なんとも壮烈。そして、刀を納めようとするも手が震えてうまく入らない。こちらまでドキドキする。着物を着るにも難儀する。人間って、こうなるよねと思ったりする。その背景には華やかな祭りの音、そして踊り。その演出が良いですねぇ〜。海老蔵もよく演じていると思う。息子の勸玄君は、次回は「新之助」にて登場するだろうから「勸玄」君としては最後ですね。立派。

<休憩>

二、新歌舞伎十八番の内 雪月花三景(せつげつかみつのながめ)
仲国

仲国:市川海老蔵
女蝶の精:市川ぼたん
男蝶の精:堀越勸玄
虫の精:市村竹松
同:大谷廣松
同:市川男寅
同:中村莟玉
同:市川九團次
小督局:中村児太郎
仲章:中村種之助
八条女院:中村福助

海老蔵さんとお嬢さん、息子さんの3人が舞台に立つというので、これがお目当ての方も多いのでは。イヤホンガイドでは「新歌舞伎十八番」の説明がある。「歌舞伎十八番を撰した七代目團十郎は、さらに自分の当たり役を網羅した新歌舞伎十八番を撰じようとしていたが、その志半ばで死去したため、五男の九代目團十郎が跡を継ぎ明治20 (1887) 年頃に完成させた。」

「九代目は、父・七代目が銘打った「新歌舞伎十八番」という名称は維持したが、その演目数は18に収まりきらず、結局「十八番」を数字の「じゅうはちばん」ではなく、むしろ得意芸の「おはこ」の意味に解釈して、32ないし40を撰じた。その中には九代目自身が提唱していた活歴物も多く含まれており、現代ではほとんど上演されない演目も多い。」

すみません、これはWikipediaからのコピー。イヤホンガイドもほぼ同じ内容を話していた。タイトルを見ると「ほとんど上演されない演目」がズラリと並び、こうなると見てみたいと思うのは何でしょうね。

親子3人での演技は立派。お子さん2人は頑張りましたね。ぼたんさんが歌舞伎座に出られるのは数が限られているでしょうから、見ておくべき演目かもしれません。

舞台がはねて外に出ると雨。急いで一枚だけ写真を撮りまして、

東銀座駅から電車に乗って帰ります。良いお芝居でした。

歌舞伎座・2022年6月 六月大歌舞伎(第三部)

歌舞伎座に参ります。歩いて行こう! 自宅は13時10分頃にスタート。最短コースをテクテク歩きます。そして、皇居だ。

右手に国立劇場を見ながら歩く。ランナーが走って行く。

桜田門。立派だなぁ〜。

今日は歌舞伎座手前の「PRONT」さんでアイスコーヒー(363円)を頂く。初めて入ります。ゆっくりしました。汗も引っ込んだ。

歌舞伎座前を通り過ぎて進みます。「小諸そば」さんだ。

ごまだれせいろそば、420円。ネギはテーブルに置いてありました。たっぷり入れます。

サ、歌舞伎座だ。

まずは地下に降りまして、

写真を買います。これも楽しみの一つでして。

イヤホンガイドを借りて、歌舞伎座が開きました。今日のお席は東3の2番。桟敷席です!

当初の予定は「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」だった。ところが片岡仁左衛門さんが頭皮に帯状疱疹が発症し休演することに。そして演目が変更になった。仁左衛門さん、お大事になさってください。

私は「ふるあめりかに袖はぬらさじ」はシネマ歌舞伎で見ただけだったので楽しみな演目でもあります。イヤホンガイドが始まります。

1961年、幕末の横浜を舞台に有吉佐和子が書いた短編小説「亀遊の死」が発表された。そして、1972年、杉村春子主演で、名古屋・中日劇場で初演。これを受け継いだのが坂東玉三郎。昭和63年(1988年)9月に同じ名古屋・中日劇場で演じた。その翌年に平成になるという年。

玉三郎演じる「お園」は吉原にいたが廓を追い出されて横浜にいる。遊廓「岩亀楼(がんきろう)」という大きな店があった。ここで芸者として働いている。「亀遊」という花魁は幼い禿(かむろ)の頃から知っている。亀遊は元は町芸者の娘で品が良い。品が良いでは客受け出来ず、横浜に流れて来た。一人で行燈部屋に寝かされている。

亀遊の父は町医者で、尊王攘夷論を唱えた。尊王は天皇を尊ぶこと、攘夷は外国を打ち払うという意味。日本は江戸時代は鎖国政策。アメリカ、ヨーロッパは世界進出を強化し、日本にも欧米諸国の船が来て開港を迫る。アメリカの船に役人達と驚き、国交を結ばざるをえない。中国が大変な目に遭っていることも伝わっている。開国と攘夷、相反する2つの考えがぶつかる。それぞれの立場から過激な行為に出ることもある。

安政5年(1858年)、日米修好通商条約が結ばれる。江戸から最も近いのが横浜。アメリカのタウンゼント・ハリスがやって来た。異人の相手はひどい仕打ちが待っている。下田のお吉は「唐人お吉」と呼ばれた。日本の間違った偏見に苦しむことになる。横浜の亀遊は実在したのかどうか、慎重な研究がなされている。

横浜は異人が多い。その中では暮らしを守るのに必死。文学座の名女優・杉村春子だ。新派の方々が出演し共演している。亀遊の役は新派の河合雪之丞。あの春猿さんだ。新派の喜多村緑郎、中村福之助、中村鴈治郎が熱演する。

そして幕が開き、始まる。

ふるあめりかに袖はぬらさじ
  有吉佐和子・作、齋藤雅文・演出、坂東玉三郎・演出
芸者お園:坂東玉三郎
通辞藤吉:中村福之助
遊女亀遊:河合雪之丞
旦那駿河屋:片岡松之助
遣り手お咲:中村歌女之丞(かめのじょう)
浪人客佐藤:中村吉之丞
唐人口マリア:伊藤みどり
思誠塾小山:田口守
思誠塾岡田:喜多村緑郎
岩亀楼主人:中村鴈治郎

玉三郎のお園が良いですねぇ〜。玉三郎はこういう役を好きだろうと思う。はすっぱな女。威勢が良い。可憐な亀遊。しかしあれだ。今日は女性が舞台に上がっている。それを見ると、歌舞伎のようで歌舞伎じゃないような不思議な心地。やっぱり歌舞伎は全員が男性というのが私は好きだ。

休憩を挟んで、またイヤホンガイドを聞く。

明治9年に開園した「彼我(ひが)庭園」。ここに残っている石の灯籠に「岩亀楼」の文字。火事で二転三転して、今ここにある。公園の緑も美しい。江戸は1858年日米通商条約で、横浜、長崎、新潟、兵庫、函館を開いた。

外国人と日本人がなるたけ出会わないようにした。交渉をスムーズにするために横浜に埋め立てて、立派な廓を作る。お園が亀遊を葬る時には墓穴を深く掘った。ドボンと音がした。それが何とも嫌な気になる、と話す。

横浜から富士山が見えた。明治の頃から大きな目印になった3つの塔。キング(神奈川県庁本庁舎)、クィーン(横浜税関)、ジャック(横浜市開港記念館)という。

外国の要人・船乗りが意気揚々と港に入った。港まで歩いてすぐだ。今はジャックの塔は工事中で閉じている。左には赤レンガ倉庫、大観覧車がある。山下公園のそばにはバンドホテル。淡谷のり子の「別れのブルース」もここからだ。名曲はいろいろある。死を選んだ亀遊。お園、藤吉、鴈治郎演じる岩亀楼主人は大きく変わっていく。

「亀遊」は「亀勇」とした。「烈女亀勇自決之間」として、展開していく。ところが、、、。大橋先生は文久2年に亡くなったはずなのに、あの詩は大橋先生のものだ。お園はウッカリと、その詩を歌ってしまう。

何とも寂しい最後だ。凄い筋書きを書いたものだ。悲しい時代が、ここにあったんだなぁ。

舞台が終わり、外に出る。

21時を過ぎた銀座の道を歩き、丸の内線・銀座駅まで行く。銀座の夜が少しだけ戻った感じがした。

ダンナに歌舞伎座みやげの「両国 ぬれやき煎」(500円)を、どうぞ。

歌舞伎座・2022年5月 團菊祭五月大歌舞伎(第二部)

今日は第二部で14時30分から始まる。午前中に走ったら時間がない。電車に乗って参ります。東銀座駅で降りて参りますと、いつもの風景が広がります。13時35分。時間が足りない。

こちらは「市川右近さん直筆オリジナル番傘」だ。千穐楽頃にインターネットオークションにて販売するそうです。詳細は歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」などで発表するらしい。ヘェ〜。

こちらは「藤浪小道具と和傘」。創業150周年 藤浪小道具株式会社さんが出展。素敵です。

急いでランチを頂きましょう。お気に入りの「カレーそば」と「アイスコーヒー」。急いで食べて歌舞伎座へ。

今日のお席は、1階・10列38番。今、お席は2人座って1席空きという並び。前よりは人数が増えている。私のお隣はお品の良いおばさま。

舞台が始まる前にイヤホンガイドが始まる。「團菊祭(だんきくさい)」について、九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の功績を称えるために昭和11年から歌舞伎座の五月大歌舞伎に付けられる名称。1697年(元禄10年)正月、江戸中村座で初世・市川團十郎が自作自演した「参加会名護屋」がその初演とされ、これを二世・團十郎が練り上げて、作品の構成、衣装、鬘などもいま見る形になったと伝えられている。ヘェ〜!

一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)
鎌倉権五郎:市川海老蔵
鹿島入道震斎:中村又五郎
那須九郎妹照葉:片岡孝太郎
成田五郎:市川男女蔵
桂の前:中村児太郎
加茂三郎:大谷廣松
大江正広:市川男寅
小金丸行綱:片岡千之助
荏原八郎:中村吉之丞
足柄左衛門:市川九團次
埴生五郎:片岡市蔵
局常盤木:市川齊入
家老宝木蔵人:市村家橘
東金太郎:市川右團次
茶後見:大谷友右衛門
加茂次郎:中村錦之助
清原武衡:市川左團次

市川家の「暫」だ。必見です。市川家の門を記した立派な衣装。これを着こなすだけでも体力がいる。海老蔵さんは東京オリンピックの開会式で披露しましたっけ。あの時も立派だが、やっぱり、歌舞伎座で見る「暫」は圧巻。「久方ぶりの歌舞伎座」のセリフには客席から笑い声が。「オリンピックの開会式より1年ぶりのこのこしらえ」にはヤンヤの拍手。待ってました! 観ることが出来て幸せ!

休憩。

二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも) 河竹黙阿弥 作
叡山の僧智籌実は土蜘の精:尾上菊之助
侍女胡蝶:中村時蔵
巫子榊:中村梅枝
渡辺綱:中村歌昇
坂田公時:中村種之助
碓井貞光:市川男寅
太刀持音若:尾上丑之助
石神実は小姓四郎吾:小川大晴
卜部季武:尾上菊市郎
番卒藤内:中村萬太郎
番卒次郎:中村錦之助
番卒太郎:市川権十郎
平井保昌:中村又五郎
源頼光:尾上菊五郎

菊之助さんのこういう役は初めて観た気がする。以前はお父様が演じていただろう役。世代変わりをしているんだなぁ。ジャンプ力もあり、そして、この演目はお父様の菊五郎さん、息子の丑之助さんと3人が演じる特別なもの。菊之助さん、若々しくて立派。

イヤホンガイドによると「土蜘」は明治14年(140年前)、新富座で五代目菊五郎によって演じられた。能の「土蚱蛛(つちぐも)」は格式があり明治時代も権威は衰えず、五代目菊五郎は能を観るために苦労したそうな。金剛流の土蚱蛛を見て、それから作ったのがこの「土蜘」。第一の見どころは「スー」っと出て怪しい雰囲気を作るところ。「出」で拍手をしないとのこと。了解。全体に能の様式。歌舞伎らしさもある。木阿弥の作。丑之助さんは8歳。35年前は梅幸さん、菊五郎さん、そして丑之助(現在の菊之助さん)で演じた。大川大晴さんは梅枝さんの息子さん。

幕が降りて、外に出ます。記念の写真をパチリ。

今月のプログラム。

「暫」と「土蜘」。

今月もありがとうございました。銀座駅まで歩き、電車に乗って帰ります。

歌舞伎座・2022年3月 三月大歌舞伎(第一部)

会社はお休みを頂いて、歌舞伎座だー! 電車で参ります。丸の内線・銀座駅で乗り換えて東銀座駅下車。この時点では気付いてないのだが、何ということだ。私は時間を誤っていた。11時開演なのに、11時開場と勘違い。何ということだ。

東銀座駅で下車。いつもの場所で写真をパチリ。

その隣の「ニャンたろう」もパチリ。可愛い!

外に出まして、「新・三国志」の前でパチリ。

三月の出し物はこちら。

歌舞伎座の前で記念写真。

こちらの前でもパチリ。

「かぶき手帖 2022年版」を買った。

玉三郎のページには、あの、コロナ禍で見ることが出来なかった「桜姫東文章」だ。美しい〜〜〜。見たかった。悔いが残る。止むを得ないのに、、、。

また歌舞伎座を撮影。それにしても、、、おかしい。人がいない、、、。すると、男性が歌舞伎座の中に入っていく。レレレ? 入れるの?

私も入ってみる。歌舞伎座の中は暗い。電気(照明)を落としている。案内の方が懐中電灯で足元を照らしてくれる。チケットを渡し、消毒をし、熱を測り、中へ。そして、私が「イヤホンガイド」と話すと「こちらです」と案内して頂く。そして、「まだ始まったばかりですから大丈夫ですよ」と話してくださる。ここでやっと気づく、、、。「時間を誤った」トホホホホ。案内の方の後ろに付いて席に向かう。すみません、、、。お芝居は始まっている。ガク。

座席は、1階12列16番。良いお席です。

羅貫中・作「三国演義」より、横内謙介 脚本・演出、市川猿之助 演出、市川猿翁 スーパーバイザー
三代猿之助四十八撰の内「新・三国志(しんさんごくし)」

関羽:市川猿之助
劉備:市川笑也
香溪:尾上右近
孫権:中村福之助
関平:市川團子
諸葛孔明:市川弘太郎改め市川青虎(せいこ)
華佗:市川寿猿
司馬懿:市川笑三郎
陸遜:市川猿弥
黄忠:石橋正次
曹操:浅野和之
呉国太:市川門之助
張飛:市川中車

関羽篇(市川猿之助宙乗り相勤め申し候)

22年振りに「上演時間を半分に」して「新・三国志」として演じる。市川笑也さんが、なんか男らしく出ている。本当は女性なのに男のふりをしているという劉備の役。これ(実は女という設定)は中国では「あり得ない」そうです。そりゃそうだわね。これはお芝居ですから(^ー^)。

猿之助さんは以前は「市川亀治郎さん」でした。JOYちゃんと「亀ちゃん」などと呼ばせて頂いてましたが、今や立派な猿之助さんだ。見るたびに立派になってる気がする。今がノリノリでしょうね。

そして中車さんだ。大人になってから歌舞伎の世界に入って、よくぞ、ここまでやってますよ。どうやって学んでいるのでしょう。今回もグイと引き込まれる。張飛という役は合ってると思う。

休憩(30分)。「喫茶室 檜」さんに予約をしているので急いで向かう。予約したのは「じっくり煮込んだ特製カレー」。デザート付きで1,000円。頂きます!

予約時に精算も済んでるから、食べ終えると、そそくさと退場。トイレに寄ってから席につく。慌ただしいが、それなりにゆっくり食べることが出来て満足。さて、後半が始まります。

何ということだ。食事をしたら、少し眠くなってしまった。時々、落ちる。そして目を覚ますと良いシーンで拍手喝采。ラストのシーンは、猿之助が宙乗りで舞台から3階席にまで泳いで行く。大拍手。その時に舞った花吹雪。

この演目を歌舞伎座で、このように演じることは猿翁さんも、さぞや、お喜びでしょうねぇ。おめでたいことでございます。嬉しい。

記念の写真もパチリ。

少し歩きましょう。泰明小学校前。

日比谷公園を通ります。

噴水が良い感じです。四谷駅まで歩き、丸の内線に乗って帰ります。お疲れ様でした。

     
     
     
     
     

歌舞伎座・2021年12月 十二月大歌舞伎(第三部)

新宿五丁目の会社から出発。歩いて参ります! 今日は冒険せずに一番近い道を歩きます。今日は進行方向に向かって(初めて)左側を歩きます。同じ道なのに見える風景が違う。これは面白い。

半蔵門だ。ここで信号を渡った。そして、皇居ランのコースを歩く。走ってる人はほとんどいない。「半蔵門」の説明が書いてある。ここは「伊達政宗ほか6名の東国大名により築造された」そうだ。そうでしたか。

走る時に見る風景。最近、皇居ランしてないなぁ。

左側にこの景色。素晴らしい〜!

右手に「国立劇場」が見える。

坂を下る。ランナーが増えてきた。皆さん、走ってるなぁ〜。桜田門が見えてきた。

桜田門は立派じゃ。

ドーン。

今日は中は通りません。横の道を歩く。「ザ・ペニンシュラ東京」の前にクリスマスツリー。良いね!

歌舞伎座に到着。今日は第三部だ。

酒樽が並びます。

今月も参りましたよぉ〜!

記念の写真を。

玉三郎は右上。

サ、地下に降ります。いつもの場所でパチリ。

お正月用の飾りが良いですね。

写真を買います。今月は玉三郎の写真を2枚。美しい〜。凛々しい〜。

夕食を頂きます。先にアイスコーヒーが出て、

カレーそば。今、気に入ってるメニューです。

サ、時間が来ました。イヤホンガイドを借りて中に入ります。今年最後の歌舞伎座です。「十二月大歌舞伎」だ。

座席は、東桟敷3。桟敷席でございます!

義経千本桜
一、吉野山(よしのやま)

佐藤忠信実は源九郎狐:尾上松緑
静御前:中村七之助

イヤホンガイドの説明を聞きます。1747年11月に大阪竹本座で人形浄瑠璃として上演されたのが最初。その翌年5月中村座で歌舞伎として上演された。三大名作と言われる。三大名作とは、菅原伝授手習鑑、義経千本桜、仮名手本忠臣蔵だ。しかも、その3作はわずか数年の間に完成している。凄いねぇ。

平家滅亡の後、義経は都から逃げ出す。静御前はあとを追うが頼朝に捕まりそうになる。源九郎という名をもらった忠信は静御前に「初音の鼓」を渡す。義経は吉野に落ち延びた。

18代目中村勘三郎はよく海外へ行った。見たこともない風景を見ることが大事と話していた。お客さまに連想させるのが大事と。アリゾナに別荘があった。

今、話している「吉崎典子」さんは11月半ばに奈良県吉野山に行ったそうです。桜が凄いらしいが時期は11月。紅葉が素晴らしかったそうです。ロープウェイは12人で満席の小さなもの。3分で山頂に到着。紅葉の赤、イチョウの黄色、3万本の桜はグレイに、そして吉野杉が緑。美しい。桜のじゅうたんを想像するも出来ないほど広い。義経は5日間滞在した。

静御前は「吉野山 峰の白雪 踏み分けて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」と歌を詠んだ。

「吉野山」で松緑と七之助は初共演だそうです。これを聞いて演目を観る。

今年、松緑さんは8月から連続で歌舞伎座で観ている。そして3月も歌舞伎座で観た。こんなに多い回数を観るのは珍しいと思う。良い演目を演じられてますねぇ。

この吉野山も若くてハツラツとした舞台を観た。そして七之助が美しく、可憐で良いです。亡くなったお父様が観たら何て言ったでしょうね。それでも、やっぱり厳しいのかな?

二、信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)

鬼女:坂東玉三郎
平維茂:中村七之助
鬼女:中村橋之助
同:中村福之助
同:中村歌之助
同:尾上左近
同:上村吉太朗
山神:尾上松緑

今月のお目当てはこちらです。玉三郎の「鬼女」ですぞよ。その前に、上村吉太朗(かみむら きちたろう)さん、初めて観ます。一般家庭に生まれ育って、そして歌舞伎の世界に入ったそうです。頑張って欲しいです。

イヤホンガイドは「横坂友香」さん。十数年前に「信州戸隠山」を訪ねたそうです。バスで戸隠山の宿へ。霧が深くなっていき、神秘的な世界に入った心地がしたそうです。野生の子熊を見たり、自然が残されていると感じたそうです。

「紅葉狩」は、2007年に歌舞伎座で初演。お能「紅葉狩」が元になった。檜の舞台によくはえる衣装(色使い)。能面をつけているような演技。玉三郎は鶴屋南北に意欲的だそうです。今年は2月に於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)の土手のお六。4月は桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)の白菊丸/桜姫。6月は同じく桜姫東文章の下の巻。桜姫。9月は「東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)」、お岩/お花。片岡仁左衛門さんとの気力、体力は凄まじい。今月は後輩と次の世代へと取り組まれている。

平維茂の七之助は凛々しく、颯爽としている。

良い舞台でした。ジーンと来るというか、今日は一度も眠くならなかった。シッカリと堪能しました。

劇場をあとにして外に出ます。歌舞伎座よ、今月もありがとうございました!