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歌舞伎座・2020年1月 二月大歌舞伎(夜の部)

会社から歩いて歌舞伎座へ。いつもとはちょっと違う道を通ってみたりする。それも楽しみの一つ。国立劇場の裏側から細い通路を歩いてこちら側へ。

道路の右側を歩いて三宅坂へ。信号を渡っていつもの道を歩く。桜田門を左手に見ながら進む。

歌舞伎座だ。今日は「夜の部」。

時間が早いので人は少ない。これから多くなりますね。

地下に降りてお弁当を買う。

お雛様を見る。美しいのぉ。

歌舞伎茶屋」に入り、アイスコーヒーを注文する。500円。iPhoneゲームしながら時間を潰す。

16時になりました。イザ「歌舞伎座」へ。中に入ると「片岡當吉郎(かたおか とうきちろう)」さんの写真がドーン。説明書きによると「平成29年9月に日本俳優協会の名大試験に合格」とのこと。3月の歌舞伎座では「ご披露させて戴く運びと相成りました」そうです。楽しみですね!

イヤホンガイドのそばにあるのは「幕間特別放送」として「二十七回忌追善企画」は「父・十三世片岡仁左衛門を語る」ですよ。楽しみ。

今日のお席は「1階2列26番」。前から2列目。とても、よく見える良い席。

1.八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)
 十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言 湖水御座船の場
佐藤正清:片岡我當
斑鳩平次:片岡進之介
正木大介:中村萬太郎
鞠川玄蕃:片岡松之助
轟軍次:片岡亀蔵
雛衣:中村魁春

「加藤清正」は「佐藤正清」という名で登場。「二条城で「時政(家康)」に毒酒をすすめられ、森三左衛門の義心に感じて盃を取る」って凄いストーリーです。すぐに死んでしまうわけではなく、必死になって生きている正清(清正)。演じるのは我當さん。我當さんは85歳。お病気もされているが、役の上では若々しい。驚きます。時政(家康)の使いが来るが正清(清正)は生きている。驚くでしょうね。そこはお芝居ですからアレですけれど観客席は息をのみます。よろめきながらも踏ん張り、幕が下がる。

2.羽衣(はごろも)
天女:坂東玉三郎
伯竜:中村勘九郎

本日のお目当てはこちら。玉三郎と勘九郎の舞踊。親子ほどにも年齢が離れているのに、それを全く感じさせない。お父様の勘三郎さんが見たら焼きもちやくかな?(^ー^)。

前に「羽衣」を見たのは、2017年5月「渋谷オーチャードホール」と2018年8月の「歌舞伎座」。鼓動との共演だった。何か別の舞踊を見るような心地。振り付けはどうだったんだろう?玉三郎の衣装は同じですよね?・・・誰かに聞いてみたい。ご存知の方がいらしたらコメントに書いて頂けると嬉しいです。

お弁当は「二月大歌舞伎 観劇弁当」、1,800円。

豪華です!

ホットコーヒーを飲みます。350円。「少なめに」とお願いしてちょうど良いです。

3.人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)
 三遊亭円朝 口演 榎戸賢治 作
左官長兵衛:尾上菊五郎
和泉屋清兵衛:市川左團次
女房お兼:中村雀右衛門
和泉屋手代文七:中村梅枝
娘お久:中村莟玉
小じょくお豆:寺嶋眞秀
家主甚八:片岡亀蔵
角海老手代藤助:市川團蔵
角海老女房お駒:中村時蔵
鳶頭伊兵衛:中村梅玉

菊五郎が江戸っこらしくて良いですねぇ。雀右衛門もそのおかみさん役が素晴らしい。雀右衛門が襲名したのは2016年3月。残念ながら見に来てない。やっぱり襲名の時は見たいものです。

お話は本当に嬉しいストーリー。こんな夢のようなお話があったら嬉しいなぁ。50両を巡ってテンヤワンヤの大騒ぎです。もともとは落語のお話だったそうです。前に見た時は玉三郎がお駒役。今回は時蔵さんが演じています。楽しい気持ちになりながら幕間です。

スパークリングワインを頂きます。500円。

4.道行故郷の初雪(みちゆきこきょうのはつゆき)
 十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言
忠兵衛:中村梅玉
万才:尾上松緑
梅川:片岡秀太郎

梅川を演じるのは秀太郎。実年齢(78歳)を聞くとビックリするが舞台では若々しい。「自身を身請けするために恋人の忠兵衛が公金の封を切る大罪を犯したため、共に追われる身となる悲劇のヒロイン」という役。梅玉さんとの立ち回りが見事。そして松緑さんだ。このところ毎月のように松緑さんを見ている。何というか親のような気持ち。立派になってますねぇ〜。

片岡我當、秀太郎、仁左衛門の3兄弟を見ることが出来て嬉しい本日でした。玉三郎も美しくて大満足。

残念ながら「写真」はまだ売ってないそうです。ガッカリ。別の日に買いに来るかどうか、、、。迷う。

歌舞伎座の外に出る。

銀座を歩いて丸の内線の乗り場に行きます。帰りましょう。

歌舞伎座・2020年1月 二月大歌舞伎(昼の部)

9時40分に家を出発して歌舞伎座へ。会社はお休みを頂いています。今日は昼の部。東銀座駅を出てすぐ地下はショッピングモールのようになっていて、東京大学LEGO部という展示も。

うまいこと作りますねぇ。

いつもの場所でパチリ。あっ、あっちに雛飾りがあったのか。次回はちゃんと見に来よう。

お弁当を買って1階にあがる。今月の演目はこちら。

昼の部は「菅原伝授手習鑑」だ。

今日は良い天気。

イヤホンガイドを借りて、「八海山」の前でも写真を撮りまして、イザ中へ。

歌舞伎座に入るとすぐに「十三世 片岡仁左衛門 二十七回忌追善」の写真。

今日のお席は、1階14列14番。舞台の真正面で良い席です。

十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言
菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
〈加茂堤〉
桜丸:中村勘九郎
斎世親王:中村米吉
三善清行:嵐橘三郎
苅屋姫:片岡千之助(片岡孝太郎の息子、片岡仁左衛門の孫)
八重:片岡孝太郎

勘九郎が良いです。見るたびに良くなっている気がする。頑張っているんだなぁ。お父さんの勘三郎さんが観たらアレコレと指導が入るんだろうなぁ。仁左衛門さんは息子と孫と共に演じて感無量。お孫さんがいるというのは良いですねぇ〜。仁左衛門さんは若々しく孫がいるようにも見えないが本当の年齢(75歳)をきけばやっぱりお祖父ちゃんだよね。こうやって伝承しているのは嬉しいことです。

11時半頃からお弁当。今日は「すき焼き弁当」、1,700円。

〈筆法伝授〉
菅丞相:片岡仁左衛門
園生の前:片岡秀太郎
梅王丸:中村橋之助
腰元勝野:中村莟玉
左中弁希世:市村橘太郎
荒島主税:中村吉之丞
三善清行:嵐橘三郎
水無瀬:坂東秀調
戸浪:中村時蔵
武部源蔵:中村梅玉

すみません、途中で寝てしまった。弁当食べた後は眠くなります。パタっと起きてからはしっかり見ました。仁左衛門の「冠が落ちる」ところ、本当に「自然に」落ちたように見えて驚いた。仕掛けがあるのだろうがそうとも見えずに「あっ」と思ったらそういうシーンだったわけだ。上手いなぁ〜。

幕間にホットコーヒーを買って飲む。

〈道明寺〉
菅丞相:片岡仁左衛門
判官代輝国:中村芝翫
立田の前:片岡孝太郎
奴宅内:中村勘九郎
苅屋姫:片岡千之助
贋迎い弥藤次:片岡亀蔵
宿禰太郎:坂東彌十郎
土師兵衛:中村歌六
覚寿:坂東玉三郎

本日のお目当てはこちらです。玉三郎の覚寿。前に見たのは2010年3月。前の歌舞伎座。その時は「十三代目片岡仁左衛門十七回忌、十四代目守田勧弥三十七回忌の追善公演」でした。10年経って十三代目片岡仁左衛門二十七回忌。守田勘弥は四十七回忌になるんですね。

玉三郎の老け顔はしっかりと老け顔です。化粧がうまいというかピタリとはまってるから凄い。芝翫は若い時から観てますから、何というか良い演技をしてます。若い時は「大丈夫か?」なんて思ったこともあったが、やっぱり芝翫の子ですね。お父様の芝翫さんにも見せたいなぁ。兄さんの福助さんも歌舞伎座に出るようになって、私はまだ観ていないけれど、そこまで回復されたのは良かったです。歌右衛門の名前を襲名するのも近いでしょうね。

舞台が終わって興奮冷めやらぬまま外へ。

歌舞伎座よ、今日もありがとう〜!

新橋演舞場・2020年1月 初春歌舞伎公演(夜の部)

新橋演舞場に参りました。前回は昨年の1月。そちらも海老蔵さんと娘の麗禾ちゃん、息子の勸玄君と一緒に演じていました。信号待ちなう。

劇場前でお弁当を買って、イヤホンガイドを借りた。準備OK。お正月らしい飾りが良いですねぇ〜。

劇場に入る。羽子板。立派。こういうのを見るのもお芝居の楽しみ。

今日のお席は、1階20列22番。1階の一番後ろの席だった。16,000円(税込)。

幕間が1回しかないから、先に写真を買っておきましょう。海老蔵さん、娘さん、息子さん、それぞれ1枚ずつ。わっ、私の前でお会計をしている方は一人で13枚くらい買っている。凄いわぁ〜。

ロビーには海老蔵さんのお母様と妹さんが接客していらした。話してみたいが列が長い。残念。

17時開演。始まります。

1.神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)め組の喧嘩

序 幕
大 詰
第一場 島崎楼店先の場
第二場 島崎楼広間の場
第三場 八ツ山下の場

二幕目 神明社内芝居前の場
   
三幕目
第一場 焚出し喜三郎内の場
第二場 浜松町辰五郎内の場
第一場 神明町鳶勢揃いの場
第二場 角力小屋前の場
第三場 喧嘩の場
第四場 神明社境内の場

め組辰五郎:市川海老蔵
女房お仲:片岡孝太郎
辰五郎倅又八:堀越勸玄
九竜山浪右衛門:中村亀鶴
柴井町藤松:市川九團次
島崎楼抱おさき/背高の竹:大谷廣松
三ツ星半次:市川男寅
伊皿子の安三:中村玉太郎
おもちゃの文次:中村莟玉
宇田川町長次郎:市川新十郎
喜三郎女房おいの:中村歌女之丞(かめのじょう)
三池八右衛門:片岡松之助
神路山花五郎:澤村由次郎
露月町亀右衛門:片岡市蔵
尾花屋女房おくら:市川齊入
葉山九郎次:市村家橘
四ツ車大八:市川右團次
江戸座喜太郎:市川左團次
焚出し喜三郎:中村梅玉

海老蔵さんはやせましたか? キリリと凛々しい。20才代にも見える。若々しくて立派。こういう役はあってますね。「成田屋」と声をかけてみたい。かけられない。勇気もない。

息子の勸玄君も良い演技です。笑いをとったりして、それも何度も。舞台が好きなんでしょうね。にじみ出てます。片岡孝太郎さんは綺麗です。演技も良い。素晴らしい。そして左團次さんだ。左團次さんを見るのは嬉しいことです。Wikipediaを見ていたら79歳と書いてある。そうでしたか。いつまでも若々しい演技。どうぞ、お元気で。

幕間には急いでお弁当を食べます。お弁当は、幕の内弁当「はぎ」、1,350円。

食べ終わるとトイレに行き、そして「スパークリングワイン」を買う。740円。

席に戻ろうとロビーを通ると海老蔵さんの妹の「市川翠扇(すいせん)」さんには一人のご婦人が話しているだけだ。並ぶ。そして、お伝えする。「初めて歌舞伎を見たのは、お父様の鳴上なんです。1979年の5月。まだ生まれていないのでは?」と聞くと「ハイ、まだ生まれる前です」とな。「それから歌舞伎が大好きになりました」と伝える。いま、Wikipediaを見ると翠扇さんは1979年の5月26日に生まれている。その少し前に観たわけだ。話をさせて頂き、ありがとうございます。なぜだか涙が出そうになった。ワインを持って席につく。

2.新歌舞伎十八番の内 雪月花三景(せつげつかみつのながめ)仲国

仲国:市川海老蔵
胡蝶の精:市川ぼたん
虫の精:市川九團次
同:大谷廣松
同:市川男寅
同:中村玉太郎
仲章:中村莟玉
小督局:中村児太郎

楽しみの演目です。娘のぼたんさんが舞う。キチッとした舞です。女性は歌舞伎役者にはなれない。ぼたんさんもなれないのです。けれど舞踊は出来る。新派などで女優も出来る。そして子供のうちは歌舞伎座の舞台にも立てる。短い間だろうとは思うけれど頑張ってください。応援しています。最後はお父様の海老蔵さんとのラストシーン。ジーンときちゃうなぁ。

20時10分に終了。イヤホンガイドは保証金を払っていないから返金なし。トイレに寄って外に出る。丸ノ内線の銀座駅まで歩く。いつもとは違う道を行ってみる。途中から地下に入り、あとはいつもの道。歌舞伎を見るのは本当に楽しみです。

歌舞伎座・2019年12月 十二月大歌舞伎(夜の部)

会社から歌舞伎座に向かって歩きます。時間があるから、いつもとは違う道を通ってみる。城西大学、城西国際大学がある。へぇ〜。こんな都心で学ぶって凄いねぇ〜。

そして桜田門だ。天気良し。

歌舞伎座に到着。

東銀座の地下に降りる。

お弁当を買い、アイスコーヒーを飲んでゲームしながら休む。

サ、そろそろ参りましょう。玉三郎はこの三役。

今日のお席は、1階2列18番。前から2列目。舞台がよく見えます。

1.神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)頓兵衛住家の場

渡し守頓兵衛:尾上松緑
娘お舟:中村梅枝
傾城うてな:中村児太郎
下男六蔵:中村萬太郎
新田義峯:坂東亀蔵

江戸時代に、あの平賀源内が「福内鬼外」というペンネームで書いた浄瑠璃の傑作。なんという才能の持ち主なんでしょうね。源内さん。

お舟は梅枝さん、うてなは児太郎さん。良いですねぇ〜。世代交代してますなぁ。松緑さんも、こういう役もピシっと来るようになりました。それにしても、寂しいストーリーです。江戸時代には大いに受けたでしょうなぁ。

お弁当は、京樽「花ちらし」1,000円。

2.本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり)

白雪姫:坂東玉三郎
鏡の精:中村梅枝
野分の前:中村児太郎
輝陽の皇子:中村歌之助
浦風の局:中村歌女之丞
従者晴之進:坂東彦三郎
家臣郷村新吾:中村獅童

なんと言ってもこれこれ。玉三郎の白雪姫。美しい白雪姫に実の母・野分の前こと児太郎が嫉妬する。恐ろしい〜〜〜。ここでも、児太郎と梅枝とベテラン玉三郎の共演が見事。3人で琴を弾くところも見せ場です。拍手。休憩を挟んで、後半にも見せ場が。7人の小人さん達も好演。どんな役者さんに育ちますかね。楽しみ。

中村獅童の歌舞伎は久しぶりに見ました。良い演技です。獅童さんの人柄が見えるような心地。大病もされて心配していましたが若いって凄いね。注目しております。

最後の場面は良いですねぇ〜。ジーンとなりながら席を立ちます。

イヤホンガイドを返却して外へ。

今年も歌舞伎を観ることが出来て良い年でした。ありがとうございます!

歌舞伎座・2019年12月 十二月大歌舞伎(昼の部 Aプロ)

会社はお休みして歌舞伎座!

東銀座駅で降り、スーっと入るは歌舞伎座の地下。お弁当を買い、急いで席へ。

今日のお席は、1階16列9番。1等席の一番後ろ。通路の手前。玉三郎の阿古屋だから席をとるのは大変でした。

1.たぬき

柏屋金兵衛:市川中車
妾お染:中村児太郎
太鼓持蝶作:坂東彦三郎
狭山三五郎:坂東亀蔵
隠亡平助:中村萬太郎
芸者お駒:市川笑也
女中お島:市川弘太郎
松村屋才助:中村松江
門木屋新三郎:大谷桂三
隠亡多吉:片岡市蔵
芝居茶屋女房おはま:市川齊入
備後屋宗右衛門:市村家橘
女房おせき:市川門之助

先週も見てますから、ゆったりと観ました。中車が良いですねぇ。何度観ても良いわ。笑也もこういう役もスーっと出来るようになっているんですね。昔はお姫様は良いけど、、、とも思った時がありましたっけ。今やベテランです。それにしても、この筋はよくよく考えられましたね。ありそうであり得ないけど、イヤイヤ、案外とあるかもしれない、なんて思いながら観ている。

35分の休憩。お弁当は「(京樽)京づくし」1,100円。

2.村松風二人汐汲(むらのまつかぜににんしおくみ)

松風:中村梅枝
村雨:中村児太郎

先週とは異なる演目です。私はこの演目は初めて観ました。美しいわ。注目株の二人ですもんね。「汐汲」はお稽古しましたっけ。高校生の時。そのまま発表会でも演じようとしていたが名取襲名の方が「襲名披露」で演じることになり、私は「浅妻船」という演目になったのでした。なんてことを思い出しながら観ておりました。

3.壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋

遊君阿古屋:坂東玉三郎
秩父庄司重忠:坂東彦三郎
榛沢六郎:坂東功一
岩永左衛門:尾上松緑

何と言ってもコレです。玉三郎の阿古屋を観ることの喜び。花道から出た。美しい! そして、楽器の演奏は先週観た児太郎とも違います。別の曲かと思っちゃうほど。そんなわけはないですもんね。いったい、いつお稽古しているのだろう。それも3種類の楽器ですよ。琴、三味線、胡弓。

最後の決めのポーズは美しすぎる。あと何回、玉三郎の阿古屋を観れるだろう。歌舞伎座で演じる時は必ず観ます!

検索サイトで調べると、玉三郎は1997年1月に国立劇場で演じたのが初めてだ。それ以前は中村歌右衛門が演じていた。それから今日の2019年まで。玉三郎が演じているのは14回だろうか。凄い役です、ホント。

イヤホンガイドは休憩を利用して玉三郎が語る場面がある。お弁当を食べながら聞きました。「継承される芸:壇浦兜軍記 阿古屋」また聞きたいわぁ。

幕がおりて外に出ると、あぁ、まだ明るいのです。

歩いて帰りましょう! いつもと違う道を今日も歩いて行きます。

青松禅寺」と書いてあるお寺の前を通る。

いかん、前方に東京タワーが見える。先週の悪夢が。GoogleMapを見ながら、そっちじゃない方に進む。

六本木駅を越えた。順調。青山霊園の横の道を突き進む。たぶん、、、順調。そうこうしていると「表参道」駅近くに出た。大勢の人が行き来している。裏道に入る。

あとで調べると「サウスキャットストリート」だと思う道を渋谷に向かって突き進んでしまった。そうして出たのは渋谷駅。トホホ。逆方向じゃ。疲れてしまい電車に乗る。今日も途中で挫折にて終了。東京の道は難しいのぉ。お疲れさまでした。

歌舞伎座・2019年12月 十二月大歌舞伎(昼の部 Bプロ)

会社はお休みして向かうは歌舞伎座じゃ。

東銀座駅で降りると地下でお弁当を買い、グルリと見る。ここは素晴らしい空間です。何も買わずにすみません。

お正月らしい。

前からありましたっけ?「黒塚 二代目 市川猿之助丈」。

お弁当を買って地上へ。3人の阿古屋が美しい。玉三郎は白雪姫の衣装も美しい。

今回のBプロの演目。

歌舞伎座は立派だなぁ〜。

イヤホンガイドを借りて、10時半を過ぎたので歌舞伎座の中へ。お席は、1階10列7番。花道のすぐ横。

1.たぬき

柏屋金兵衛:市川中車
妾お染:中村児太郎
太鼓持蝶作:坂東彦三郎
狭山三五郎:坂東亀蔵
隠亡平助:中村萬太郎
芸者お駒:市川笑也
女中お島:市川弘太郎
松村屋才助:中村松江
門木屋新三郎:大谷桂三
隠亡多吉:片岡市蔵
芝居茶屋女房おはま:市川齊入
備後屋宗右衛門:市村家橘
女房おせき:市川門之助

中車さんは「金兵衛」という大変な役、初役です。いやぁ、大人になって歌舞伎の世界に入って、こんなに大活躍するとは想像さえもしませんでした。死んでしまった(と思われた)金兵衛さん。実は生きていた。そういうことは江戸時代までは本当にあったようです。そして、家には帰らずに愛人宅に入り、隠していたお金を手にする。ところが、、、愛人に男がいる。愛人に会わずにお金を持って立ち去る。その後、別の名前で成功する。「金兵衛さんに似た人がいる」と話題に上がる。「いやいや違いますよ」と話しているが、あまりの「そっくり」に皆さんが驚く。愛人はあてにしていたお金もなくなり、質素なナリになってしまった。何というか人間の本質をよく書き表していると思う。この作品は初めて観たかも。

「たぬき」は大佛次郎が書かれた。初演は昭和28年7月の新橋演舞場。金兵衛は二世松緑さんが勤めた。大佛次郎さんの記念館が横浜にあるらしい。行ってみたい。

ところで江戸時代には「火葬」はなかったのではないかと思うのです。私の先祖も土葬だったのでお墓移転の時に難儀したと母が申していました。昭和になって書かれた作品かと合点がいく。そこのところはどうなのでしょうか?(疑問が残りつつ)。

笑也さん、久しぶりに見ます。すっかりベテランですね。そりゃそうだわ。

35分の休憩。お弁当を頂きます。「(京樽)てまり寿司」1,080円。

2.保名

保名:坂東玉三郎

今日はBプロで玉三郎が保名。もう何度も観た気がしていたが、玉三郎の保名は初めてかもしれない。26年ぶりに演じるそうだ。私が保名を観たのは2005年3月の歌舞伎座。片岡仁左衛門が舞った。玉三郎は舞がうまいと思う。しっとりと見入りました。

3.壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)阿古屋

遊君阿古屋:中村梅枝※
遊君阿古屋:中村児太郎※
岩永左衛門:市川九團次
榛沢六郎:坂東功一
秩父庄司重忠:坂東彦三郎

今日は児太郎さんの阿古屋。お父様もこの役はまだやっていないと思う。大役です。美しい。まだちょっとドギマギする場面もあるけれど、こういう大役につくというのは凄いことです。これから何十年もかけて物にしていって頂きたい。来週は玉三郎の阿古屋を観る。その違いがハッキリ出るだろうなぁ。特に胡弓の演奏。玉三郎のそれを聞くのを楽しみにしている。

今日のイヤホンガイドは玉三郎の語りがあった。お弁当を食べながら聞き、トイレに行きながら聞く。良いお話です。

外に出る。まだ明るい。15時ちょっと過ぎたところ。

いつもの道ではなく遠回りして歩いて帰ろうと思う。GoogleMapも見ずに「こっちの方だろう」とテクテク歩く。東京タワーだ。

有章院霊廊二天門。

東京プリンスホテルと東京タワー。

ここからも東京タワーが美しい。

「増上寺」前を通る。

信号を渡って、向こうから全体を見る。美しいのぉ。

しかし、、、だ。道を間違えている。どこかで逆に進んだのだ。ここですぐに気づくべきだった。さらに南下してしまった。NEC本社ビルのところで右折する。戻ろう。赤羽橋あたりまで来た。また、、、東京タワーを見る。

さらにデカイ東京タワーを見る。

あたりはだんだん暗くなり、、、これは電車に乗りましょう。「六本木一丁目」駅だ。地下に降りる。クリスマスツリーが美しい。

地下鉄に乗る。四谷で乗り換えて丸の内線だ。ヤレヤレ。お疲れ様でした。

歌舞伎座・2019年10月 芸術祭十月大歌舞伎(夜の部)

大雨の中、カッパを着て、靴にもカバーをつけて歌舞伎座に向かって歩く。大雨、強風。膝あたりが濡れてビショビショだ。着替えたいほどに濡れている。とうとう、、、電車に乗ろう。「半蔵門駅」で地下に降りる。

一駅乗って「永田町」で丸の内線に乗り換え。そこは「赤坂見附」駅だった。「銀座」で乗り換えて「東銀座」下車。

スーッと建物の地下部分に入る。嬉しい空間。

お弁当を買い、アイスコーヒーを飲んで、パズルをして遊ぶ。

16時になったので歌舞伎座の中へ。イヤホンガイドを借りる。トイレに行く。2020年カレンダーが発売されている。玉三郎カレンダーを買う。2,000円。写真も買う。今日は3枚。準備OK。

今日のお席は、3列7番。花道のすぐ隣。よく見えます。

1.三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
令和元年度(第74回)文化庁芸術祭参加公演
河竹黙阿弥 作 通し狂言

序幕:大川端庚申塚の場
二幕目:割下水伝吉内の場
   本所お竹蔵の場
三幕目:巣鴨吉祥院本堂の場
   裏手墓地の場
   元の本堂の場
大詰:本郷火の見櫓の場
浄瑠璃:「初櫓噂高音」

和尚吉三:尾上松緑
お坊吉三:片岡愛之助
お嬢吉三:尾上松也(偶数日)、中村梅枝(奇数日)

手代十三郎:坂東巳之助
伝吉娘おとせ:尾上右近
釜屋武兵衛:市村橘太郎
八百屋久兵衛:嵐橘三郎
堂守源次坊:坂東亀蔵
土左衛門伝吉:中村歌六

おとせ役の尾上右近が良いです! これまで全く注目してなかった。すみません。経歴をみると「清元節宗家」の生まれで、曽祖父は六代目、尾上菊五郎とはヘェ〜。これからドンドン伸びるでしょうね。良い役もつきましょう。注目株です。

尾上松緑さんをみると、どうしてもお父様の尾上辰之助さんを思い出す。若くて逝ってしまった。松緑さんは苦労されているでしょうね。立派に演じてます。

片岡愛之助さんも良いです。愛之助さんの歌舞伎はあまり見てなのです。テレビで現代劇を見る方でして。しっかり歌舞伎役者ですねって当たり前だけど。

お弁当は「旬の栗ごはん お好み弁当」、1,500円(税込)。

休憩の時に3階まで上がってみる。写真だ。特に最後の3名は見ましたよぉ〜。こんなに早く逝ってしまうなんて思わなかった。まだまだ見ていたかった。写真も若いし、良いですね。

スパークリングワインを頂く。500円。

2.二人静(ふたりしずか)
世阿彌元淸 原作、坂東玉三郎 補綴

静御前の霊:坂東玉三郎
若菜摘:中村児太郎
神職:坂東彦三郎

中村児太郎も良いが、こうして玉三郎と並んで踊ると、その違いがわかる。ぜひ、ビデオに撮ってもらって見比べて見て欲しい。扇子の先が向く位置、きめのポーズにわずか数ミリの違いがある。そこが違いなんだと思う。玉三郎のその位置は完璧!

お父様が倒れて「福助」の名を襲名する機会が伸びている。でも、その間にも様々な役に挑戦されますね。注目株です。

最後の最後、花道にスーっと玉三郎が消えて行く瞬間、思わず「玉三郎〜」と言ってしまった。聞こえやしないだろうけれどエールを送りたい。いつまでも舞台に立って欲しいのです。

歌舞伎座の外に出ると、あんなに降っていた雨は上がってました。

「今日で今年の見納めか?」と思っていたら、12月に玉三郎が出ることがわかり、また参ります!