歌舞伎座・2022年6月 六月大歌舞伎(第三部)

歌舞伎座に参ります。歩いて行こう! 自宅は13時10分頃にスタート。最短コースをテクテク歩きます。そして、皇居だ。

右手に国立劇場を見ながら歩く。ランナーが走って行く。

桜田門。立派だなぁ〜。

今日は歌舞伎座手前の「PRONT」さんでアイスコーヒー(363円)を頂く。初めて入ります。ゆっくりしました。汗も引っ込んだ。

歌舞伎座前を通り過ぎて進みます。「小諸そば」さんだ。

ごまだれせいろそば、420円。ネギはテーブルに置いてありました。たっぷり入れます。

サ、歌舞伎座だ。

まずは地下に降りまして、

写真を買います。これも楽しみの一つでして。

イヤホンガイドを借りて、歌舞伎座が開きました。今日のお席は東3の2番。桟敷席です!

当初の予定は「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」だった。ところが片岡仁左衛門さんが頭皮に帯状疱疹が発症し休演することに。そして演目が変更になった。仁左衛門さん、お大事になさってください。

私は「ふるあめりかに袖はぬらさじ」はシネマ歌舞伎で見ただけだったので楽しみな演目でもあります。イヤホンガイドが始まります。

1961年、幕末の横浜を舞台に有吉佐和子が書いた短編小説「亀遊の死」が発表された。そして、1972年、杉村春子主演で、名古屋・中日劇場で初演。これを受け継いだのが坂東玉三郎。昭和63年(1988年)9月に同じ名古屋・中日劇場で演じた。その翌年に平成になるという年。

玉三郎演じる「お園」は吉原にいたが廓を追い出されて横浜にいる。遊廓「岩亀楼(がんきろう)」という大きな店があった。ここで芸者として働いている。「亀遊」という花魁は幼い禿(かむろ)の頃から知っている。亀遊は元は町芸者の娘で品が良い。品が良いでは客受け出来ず、横浜に流れて来た。一人で行燈部屋に寝かされている。

亀遊の父は町医者で、尊王攘夷論を唱えた。尊王は天皇を尊ぶこと、攘夷は外国を打ち払うという意味。日本は江戸時代は鎖国政策。アメリカ、ヨーロッパは世界進出を強化し、日本にも欧米諸国の船が来て開港を迫る。アメリカの船に役人達と驚き、国交を結ばざるをえない。中国が大変な目に遭っていることも伝わっている。開国と攘夷、相反する2つの考えがぶつかる。それぞれの立場から過激な行為に出ることもある。

安政5年(1858年)、日米修好通商条約が結ばれる。江戸から最も近いのが横浜。アメリカのタウンゼント・ハリスがやって来た。異人の相手はひどい仕打ちが待っている。下田のお吉は「唐人お吉」と呼ばれた。日本の間違った偏見に苦しむことになる。横浜の亀遊は実在したのかどうか、慎重な研究がなされている。

横浜は異人が多い。その中では暮らしを守るのに必死。文学座の名女優・杉村春子だ。新派の方々が出演し共演している。亀遊の役は新派の河合雪之丞。あの春猿さんだ。新派の喜多村緑郎、中村福之助、中村鴈治郎が熱演する。

そして幕が開き、始まる。

ふるあめりかに袖はぬらさじ
  有吉佐和子・作、齋藤雅文・演出、坂東玉三郎・演出
芸者お園:坂東玉三郎
通辞藤吉:中村福之助
遊女亀遊:河合雪之丞
旦那駿河屋:片岡松之助
遣り手お咲:中村歌女之丞(かめのじょう)
浪人客佐藤:中村吉之丞
唐人口マリア:伊藤みどり
思誠塾小山:田口守
思誠塾岡田:喜多村緑郎
岩亀楼主人:中村鴈治郎

玉三郎のお園が良いですねぇ〜。玉三郎はこういう役を好きだろうと思う。はすっぱな女。威勢が良い。可憐な亀遊。しかしあれだ。今日は女性が舞台に上がっている。それを見ると、歌舞伎のようで歌舞伎じゃないような不思議な心地。やっぱり歌舞伎は全員が男性というのが私は好きだ。

休憩を挟んで、またイヤホンガイドを聞く。

明治9年に開園した「彼我(ひが)庭園」。ここに残っている石の灯籠に「岩亀楼」の文字。火事で二転三転して、今ここにある。公園の緑も美しい。江戸は1858年日米通商条約で、横浜、長崎、新潟、兵庫、函館を開いた。

外国人と日本人がなるたけ出会わないようにした。交渉をスムーズにするために横浜に埋め立てて、立派な廓を作る。お園が亀遊を葬る時には墓穴を深く掘った。ドボンと音がした。それが何とも嫌な気になる、と話す。

横浜から富士山が見えた。明治の頃から大きな目印になった3つの塔。キング(神奈川県庁本庁舎)、クィーン(横浜税関)、ジャック(横浜市開港記念館)という。

外国の要人・船乗りが意気揚々と港に入った。港まで歩いてすぐだ。今はジャックの塔は工事中で閉じている。左には赤レンガ倉庫、大観覧車がある。山下公園のそばにはバンドホテル。淡谷のり子の「別れのブルース」もここからだ。名曲はいろいろある。死を選んだ亀遊。お園、藤吉、鴈治郎演じる岩亀楼主人は大きく変わっていく。

「亀遊」は「亀勇」とした。「烈女亀勇自決之間」として、展開していく。ところが、、、。大橋先生は文久2年に亡くなったはずなのに、あの詩は大橋先生のものだ。お園はウッカリと、その詩を歌ってしまう。

何とも寂しい最後だ。凄い筋書きを書いたものだ。悲しい時代が、ここにあったんだなぁ。

舞台が終わり、外に出る。

21時を過ぎた銀座の道を歩き、丸の内線・銀座駅まで行く。銀座の夜が少しだけ戻った感じがした。

ダンナに歌舞伎座みやげの「両国 ぬれやき煎」(500円)を、どうぞ。

歌舞伎座・2022年5月 團菊祭五月大歌舞伎(第二部)

今日は第二部で14時30分から始まる。午前中に走ったら時間がない。電車に乗って参ります。東銀座駅で降りて参りますと、いつもの風景が広がります。13時35分。時間が足りない。

こちらは「市川右近さん直筆オリジナル番傘」だ。千穐楽頃にインターネットオークションにて販売するそうです。詳細は歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」などで発表するらしい。ヘェ〜。

こちらは「藤浪小道具と和傘」。創業150周年 藤浪小道具株式会社さんが出展。素敵です。

急いでランチを頂きましょう。お気に入りの「カレーそば」と「アイスコーヒー」。急いで食べて歌舞伎座へ。

今日のお席は、1階・10列38番。今、お席は2人座って1席空きという並び。前よりは人数が増えている。私のお隣はお品の良いおばさま。

舞台が始まる前にイヤホンガイドが始まる。「團菊祭(だんきくさい)」について、九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の功績を称えるために昭和11年から歌舞伎座の五月大歌舞伎に付けられる名称。1697年(元禄10年)正月、江戸中村座で初世・市川團十郎が自作自演した「参加会名護屋」がその初演とされ、これを二世・團十郎が練り上げて、作品の構成、衣装、鬘などもいま見る形になったと伝えられている。ヘェ〜!

一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)
鎌倉権五郎:市川海老蔵
鹿島入道震斎:中村又五郎
那須九郎妹照葉:片岡孝太郎
成田五郎:市川男女蔵
桂の前:中村児太郎
加茂三郎:大谷廣松
大江正広:市川男寅
小金丸行綱:片岡千之助
荏原八郎:中村吉之丞
足柄左衛門:市川九團次
埴生五郎:片岡市蔵
局常盤木:市川齊入
家老宝木蔵人:市村家橘
東金太郎:市川右團次
茶後見:大谷友右衛門
加茂次郎:中村錦之助
清原武衡:市川左團次

市川家の「暫」だ。必見です。市川家の門を記した立派な衣装。これを着こなすだけでも体力がいる。海老蔵さんは東京オリンピックの開会式で披露しましたっけ。あの時も立派だが、やっぱり、歌舞伎座で見る「暫」は圧巻。「久方ぶりの歌舞伎座」のセリフには客席から笑い声が。「オリンピックの開会式より1年ぶりのこのこしらえ」にはヤンヤの拍手。待ってました! 観ることが出来て幸せ!

休憩。

二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも) 河竹黙阿弥 作
叡山の僧智籌実は土蜘の精:尾上菊之助
侍女胡蝶:中村時蔵
巫子榊:中村梅枝
渡辺綱:中村歌昇
坂田公時:中村種之助
碓井貞光:市川男寅
太刀持音若:尾上丑之助
石神実は小姓四郎吾:小川大晴
卜部季武:尾上菊市郎
番卒藤内:中村萬太郎
番卒次郎:中村錦之助
番卒太郎:市川権十郎
平井保昌:中村又五郎
源頼光:尾上菊五郎

菊之助さんのこういう役は初めて観た気がする。以前はお父様が演じていただろう役。世代変わりをしているんだなぁ。ジャンプ力もあり、そして、この演目はお父様の菊五郎さん、息子の丑之助さんと3人が演じる特別なもの。菊之助さん、若々しくて立派。

イヤホンガイドによると「土蜘」は明治14年(140年前)、新富座で五代目菊五郎によって演じられた。能の「土蚱蛛(つちぐも)」は格式があり明治時代も権威は衰えず、五代目菊五郎は能を観るために苦労したそうな。金剛流の土蚱蛛を見て、それから作ったのがこの「土蜘」。第一の見どころは「スー」っと出て怪しい雰囲気を作るところ。「出」で拍手をしないとのこと。了解。全体に能の様式。歌舞伎らしさもある。木阿弥の作。丑之助さんは8歳。35年前は梅幸さん、菊五郎さん、そして丑之助(現在の菊之助さん)で演じた。大川大晴さんは梅枝さんの息子さん。

幕が降りて、外に出ます。記念の写真をパチリ。

今月のプログラム。

「暫」と「土蜘」。

今月もありがとうございました。銀座駅まで歩き、電車に乗って帰ります。

歌舞伎座・2022年3月 三月大歌舞伎(第一部)

会社はお休みを頂いて、歌舞伎座だー! 電車で参ります。丸の内線・銀座駅で乗り換えて東銀座駅下車。この時点では気付いてないのだが、何ということだ。私は時間を誤っていた。11時開演なのに、11時開場と勘違い。何ということだ。

東銀座駅で下車。いつもの場所で写真をパチリ。

その隣の「ニャンたろう」もパチリ。可愛い!

外に出まして、「新・三国志」の前でパチリ。

三月の出し物はこちら。

歌舞伎座の前で記念写真。

こちらの前でもパチリ。

「かぶき手帖 2022年版」を買った。

玉三郎のページには、あの、コロナ禍で見ることが出来なかった「桜姫東文章」だ。美しい〜〜〜。見たかった。悔いが残る。止むを得ないのに、、、。

また歌舞伎座を撮影。それにしても、、、おかしい。人がいない、、、。すると、男性が歌舞伎座の中に入っていく。レレレ? 入れるの?

私も入ってみる。歌舞伎座の中は暗い。電気(照明)を落としている。案内の方が懐中電灯で足元を照らしてくれる。チケットを渡し、消毒をし、熱を測り、中へ。そして、私が「イヤホンガイド」と話すと「こちらです」と案内して頂く。そして、「まだ始まったばかりですから大丈夫ですよ」と話してくださる。ここでやっと気づく、、、。「時間を誤った」トホホホホ。案内の方の後ろに付いて席に向かう。すみません、、、。お芝居は始まっている。ガク。

座席は、1階12列16番。良いお席です。

羅貫中・作「三国演義」より、横内謙介 脚本・演出、市川猿之助 演出、市川猿翁 スーパーバイザー
三代猿之助四十八撰の内「新・三国志(しんさんごくし)」

関羽:市川猿之助
劉備:市川笑也
香溪:尾上右近
孫権:中村福之助
関平:市川團子
諸葛孔明:市川弘太郎改め市川青虎(せいこ)
華佗:市川寿猿
司馬懿:市川笑三郎
陸遜:市川猿弥
黄忠:石橋正次
曹操:浅野和之
呉国太:市川門之助
張飛:市川中車

関羽篇(市川猿之助宙乗り相勤め申し候)

22年振りに「上演時間を半分に」して「新・三国志」として演じる。市川笑也さんが、なんか男らしく出ている。本当は女性なのに男のふりをしているという劉備の役。これ(実は女という設定)は中国では「あり得ない」そうです。そりゃそうだわね。これはお芝居ですから(^ー^)。

猿之助さんは以前は「市川亀治郎さん」でした。JOYちゃんと「亀ちゃん」などと呼ばせて頂いてましたが、今や立派な猿之助さんだ。見るたびに立派になってる気がする。今がノリノリでしょうね。

そして中車さんだ。大人になってから歌舞伎の世界に入って、よくぞ、ここまでやってますよ。どうやって学んでいるのでしょう。今回もグイと引き込まれる。張飛という役は合ってると思う。

休憩(30分)。「喫茶室 檜」さんに予約をしているので急いで向かう。予約したのは「じっくり煮込んだ特製カレー」。デザート付きで1,000円。頂きます!

予約時に精算も済んでるから、食べ終えると、そそくさと退場。トイレに寄ってから席につく。慌ただしいが、それなりにゆっくり食べることが出来て満足。さて、後半が始まります。

何ということだ。食事をしたら、少し眠くなってしまった。時々、落ちる。そして目を覚ますと良いシーンで拍手喝采。ラストのシーンは、猿之助が宙乗りで舞台から3階席にまで泳いで行く。大拍手。その時に舞った花吹雪。

この演目を歌舞伎座で、このように演じることは猿翁さんも、さぞや、お喜びでしょうねぇ。おめでたいことでございます。嬉しい。

記念の写真もパチリ。

少し歩きましょう。泰明小学校前。

日比谷公園を通ります。

噴水が良い感じです。四谷駅まで歩き、丸の内線に乗って帰ります。お疲れ様でした。

     
     
     
     
     

歌舞伎座・2021年12月 十二月大歌舞伎(第三部)

新宿五丁目の会社から出発。歩いて参ります! 今日は冒険せずに一番近い道を歩きます。今日は進行方向に向かって(初めて)左側を歩きます。同じ道なのに見える風景が違う。これは面白い。

半蔵門だ。ここで信号を渡った。そして、皇居ランのコースを歩く。走ってる人はほとんどいない。「半蔵門」の説明が書いてある。ここは「伊達政宗ほか6名の東国大名により築造された」そうだ。そうでしたか。

走る時に見る風景。最近、皇居ランしてないなぁ。

左側にこの景色。素晴らしい〜!

右手に「国立劇場」が見える。

坂を下る。ランナーが増えてきた。皆さん、走ってるなぁ〜。桜田門が見えてきた。

桜田門は立派じゃ。

ドーン。

今日は中は通りません。横の道を歩く。「ザ・ペニンシュラ東京」の前にクリスマスツリー。良いね!

歌舞伎座に到着。今日は第三部だ。

酒樽が並びます。

今月も参りましたよぉ〜!

記念の写真を。

玉三郎は右上。

サ、地下に降ります。いつもの場所でパチリ。

お正月用の飾りが良いですね。

写真を買います。今月は玉三郎の写真を2枚。美しい〜。凛々しい〜。

夕食を頂きます。先にアイスコーヒーが出て、

カレーそば。今、気に入ってるメニューです。

サ、時間が来ました。イヤホンガイドを借りて中に入ります。今年最後の歌舞伎座です。「十二月大歌舞伎」だ。

座席は、東桟敷3。桟敷席でございます!

義経千本桜
一、吉野山(よしのやま)

佐藤忠信実は源九郎狐:尾上松緑
静御前:中村七之助

イヤホンガイドの説明を聞きます。1747年11月に大阪竹本座で人形浄瑠璃として上演されたのが最初。その翌年5月中村座で歌舞伎として上演された。三大名作と言われる。三大名作とは、菅原伝授手習鑑、義経千本桜、仮名手本忠臣蔵だ。しかも、その3作はわずか数年の間に完成している。凄いねぇ。

平家滅亡の後、義経は都から逃げ出す。静御前はあとを追うが頼朝に捕まりそうになる。源九郎という名をもらった忠信は静御前に「初音の鼓」を渡す。義経は吉野に落ち延びた。

18代目中村勘三郎はよく海外へ行った。見たこともない風景を見ることが大事と話していた。お客さまに連想させるのが大事と。アリゾナに別荘があった。

今、話している「吉崎典子」さんは11月半ばに奈良県吉野山に行ったそうです。桜が凄いらしいが時期は11月。紅葉が素晴らしかったそうです。ロープウェイは12人で満席の小さなもの。3分で山頂に到着。紅葉の赤、イチョウの黄色、3万本の桜はグレイに、そして吉野杉が緑。美しい。桜のじゅうたんを想像するも出来ないほど広い。義経は5日間滞在した。

静御前は「吉野山 峰の白雪 踏み分けて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」と歌を詠んだ。

「吉野山」で松緑と七之助は初共演だそうです。これを聞いて演目を観る。

今年、松緑さんは8月から連続で歌舞伎座で観ている。そして3月も歌舞伎座で観た。こんなに多い回数を観るのは珍しいと思う。良い演目を演じられてますねぇ。

この吉野山も若くてハツラツとした舞台を観た。そして七之助が美しく、可憐で良いです。亡くなったお父様が観たら何て言ったでしょうね。それでも、やっぱり厳しいのかな?

二、信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)

鬼女:坂東玉三郎
平維茂:中村七之助
鬼女:中村橋之助
同:中村福之助
同:中村歌之助
同:尾上左近
同:上村吉太朗
山神:尾上松緑

今月のお目当てはこちらです。玉三郎の「鬼女」ですぞよ。その前に、上村吉太朗(かみむら きちたろう)さん、初めて観ます。一般家庭に生まれ育って、そして歌舞伎の世界に入ったそうです。頑張って欲しいです。

イヤホンガイドは「横坂友香」さん。十数年前に「信州戸隠山」を訪ねたそうです。バスで戸隠山の宿へ。霧が深くなっていき、神秘的な世界に入った心地がしたそうです。野生の子熊を見たり、自然が残されていると感じたそうです。

「紅葉狩」は、2007年に歌舞伎座で初演。お能「紅葉狩」が元になった。檜の舞台によくはえる衣装(色使い)。能面をつけているような演技。玉三郎は鶴屋南北に意欲的だそうです。今年は2月に於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)の土手のお六。4月は桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)の白菊丸/桜姫。6月は同じく桜姫東文章の下の巻。桜姫。9月は「東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)」、お岩/お花。片岡仁左衛門さんとの気力、体力は凄まじい。今月は後輩と次の世代へと取り組まれている。

平維茂の七之助は凛々しく、颯爽としている。

良い舞台でした。ジーンと来るというか、今日は一度も眠くならなかった。シッカリと堪能しました。

劇場をあとにして外に出ます。歌舞伎座よ、今月もありがとうございました!

松竹歌舞伎会・来年も特別会員じゃ!

松竹歌舞伎会の「特別会員」の案内が届いた。嬉しい〜!

今年、初めて「特別会員」になり、その1日違いで「希望のチケットを買える」ことがこんなに嬉しいことかと感じいっていた。そして、毎月、セッセと歌舞伎座に通った。しかし、月に一度、通っただけでは12ポイントにしかならない。特別会員は14ポイントからだから、ギリギリであったろうと思う。

さらにもう一つ上に「ゴールド会員」がある。ゴールドは28ポイントからだから、月に2回以上、3回見る月も4ヶ月ないとなれない。それは夢のまた夢だなぁ。来年も楽しく歌舞伎を観ます!

訃報:中村吉右衛門さん

中村吉右衛門さんが亡くなったとニュースが伝える。ショック、、、。

11月28日に亡くなったそうだ。

最後に観たのは3月の歌舞伎座。「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」で「石川五右衛門」を演じるのを観た。それが最後の舞台だったそうだ。

77歳。もっと若く見える。悲しい。寂しい。

歌舞伎座・2021年11月 吉例顔見世大歌舞伎(第二部)

歌舞伎座に向かって歩きます。10時過ぎに出発。新宿御苑のそばを通るとこんな道があった。前からあったのか?ここをテクテク歩く。

右側に「柵」があり、その向こうが新宿御苑。前からこの道はあったんだろうね。全然、知らなかった。

草月会館の前にこんなに大きな作品。素晴らしいね!

昔、通った「円通寺坂」を歩いてみる。こんな道だったろうか? 全く思い出せない。そして疲れる。「赤坂見附」から電車に乗る。体力なし。

今月も参りましたぁ!

歌舞伎茶屋」さんでランチ。大好きな「カレーそば」と「アイスコーヒー」を頂く。800円なり。

14時近くなったので地上へ。

イヤホンガイドを借りて中に入ります。「十世 坂東三津五郎 七回忌追善」だ。若すぎたなぁ。まだまだ見ていたかった。

今日のお席は、1階6列39番。右側だ。始まります! オ、今日は満席か?

一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん) 十世 坂東三津五郎七回忌追善狂言
工藤左衛門祐経:尾上菊五郎
曽我五郎時致:坂東巳之助
曽我十郎祐成:中村時蔵
小林朝比奈:尾上松緑
八幡三郎:坂東彦三郎
梶原平次景高:坂東亀蔵
化粧坂少将:中村梅枝
秦野四郎:中村萬太郎
近江小藤太:市川権十郎
梶原平三景時:市川團蔵
大磯の虎:中村雀右衛門
鬼王新左衛門:市川左團次
後見:坂東秀調

「十世 坂東三津五郎」さんの「七回忌追善狂言」だ。59歳没とあるから、私はその年齢を越えてしまった。若すぎた。息子の巳之助さんが立派に務める。大人になったなぁ。松緑さんを毎月のように観ている。もうね、親のような気持ち。そして菊五郎さんの風格は流石だ。左團次さんも流石だわぁ〜。華やかな舞台。

二、連獅子(れんじし) 河竹黙阿弥 作
狂言師右近後に親獅子の精:片岡仁左衛門
狂言師左近後に仔獅子の精:片岡千之助
浄土僧専念:市川門之助
法華僧日門:中村又五郎

今日のお目当てはこちら。仁左衛門さんは77歳だそうだ。普段の優しいお爺ちゃまからは想像もつかないほど荒々しく立派。これまでは「十七世中村勘三郎」さんが76歳で舞ったのが最高齢。息子の勘九郎さんと舞った。昭和61年の話だ。今日は孫の千之助さん。最後に荒々しく毛を振るシーンは場内から割れんばかりの拍手。私も手が痛くなるほど拍手。

歌舞伎座よ、今日もありがとう〜!

記念の写真をパチリ。

坂東巳之助さんのポスター。左上には十世 坂東三津五郎さんの写真。

片岡仁左衛門さんと片岡千之助さんのポスター。どちらも良いですねうねぇ〜。

歌舞伎座・2021年10月 十月大歌舞伎(第二部)

雨。電車で行くのは歌舞伎座だ。東銀座駅で降りて、こちらを見て。

歌舞伎茶屋」さんで「カレーそば」と「アイスコーヒー」、合わせて800円なり。アイスコーヒーはランチメニューで100円と安い。歌舞伎茶屋さんは混んでいたが、ひと席だけ空いていて座れて助かった。

イヤホンガイドを借りて急いで劇場へ。

今日は1階、2列23番。1列目の客席はつぶしているので実際には一番前。役者さんと目が合っちゃう〜(^ー^)v。

玉三郎が出演する時の歌舞伎座は満席だが今日は桟敷席に空きがあった。片側は一人しか座っていないし、もう片側は二人だけ。寂しいものです。

一、時平の七笑(しへいのななわらい)
初代並木五瓶 作、今井豊茂 補綴、天満宮菜種御供
藤原時平:松本白鸚
頭の定岡:大谷友右衛門
藤原宿祢:大谷廣太郎
三好清貫:澤村宗之助
春藤玄蕃:松本錦吾
左中弁希世:大谷桂三
判官代輝国:市川高麗蔵
菅原道真:中村歌六

松本白鸚さん、九代目:松本幸四郎さんですよ。白鸚さんになってから初めて観る舞台。藤原時平の役は初役だそうです。菅原道真は中村歌六。太宰府へ左遷される道真を見て、時平が7種類の高笑いをするシーン、さすがだ。

二、太刀盗人(たちぬすびと)  岡村柿紅 作
すっぱの九郎兵衛:尾上松緑
田舎者万兵衛:中村鷹之資
従者藤内:尾上左近
目代丁字左衛門:坂東彦三郎

滑稽で面白い。松緑演じる「すっぱの九郎兵衛」は鷹之資演じる「万兵衛」から刀を盗む。それに気づいて騒ぎ立てる万兵衛。それを取りなすために、さまざまな質問に答える。先に万兵衛が答え、それを盗み聞きして同じように答える九郎兵衛。なんとか切り抜ける。踊りを踊る時は半テンポずつズレる。面白い。だが、最後の最後に九郎兵衛が刀を持ち逃げする。見終えた時にも笑いが残る演目でした。楽しかった。

外に出て写真を撮る。

まだ雨は降っているので東銀座駅から電車に乗って帰る。

歌舞伎座・2021年9月 九月大歌舞伎(第三部)

今月も参りました。歌舞伎座だぁ〜。

今月のお目当てはこちら「東海道四谷怪談」だ。

右上が片岡仁左衛門さん、その下が坂東玉三郎だ。

来月のも出ています。

では、地下に降りましょう。

写真を買います。今日は3枚。

2022年のカレンダーも。玉三郎カレンダーだ。

準備OK。アイスコーヒーを頂きます。まだ16時前。ゆっくりします。

そして、16時25分、「湯葉と木の子の秋そば」、ミニ甘味つき、800円を頂きます。美味しいです。

サ、そろそろでしょうか。あっ、まだだ。写真を見よう。わぁーん、良い作品なのに私が映ってしまって、うまく撮れない。

福助さん、お元気そうで嬉しいです。

中村芝翫さんと中村勘九郎さん。これも良い写真だなぁ。

こちらは先ほどよりはうまく撮れた。

売店では、3,000円で売ってました。素敵だわぁ〜。

17時20分、イヤホンガイドを借りて中へ。ロビーには「中村歌右衛門」さん。「二十年祭」です。

「中村芝翫」さんは「十年祭」だ。見入ります。

サ、お席へ。今日のお席は「1階東2の2番(東桟敷2)」です。桟敷席ですよぉ〜。

四世鶴屋南北 作 「東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)」
四谷町伊右衛門浪宅の場
伊藤喜兵衛内の場
元の浪宅の場
本所砂村隠亡堀の場

お岩/お花:坂東玉三郎
直助権兵衛:尾上松緑
小仏小平/佐藤与茂七:中村橋之助
お梅:片岡千之助
按摩宅悦:片岡松之助
乳母おまき:中村歌女之丞(かめのじょう)
伊藤喜兵衛:片岡亀蔵
後家お弓:市村萬次郎
民谷伊右衛門:片岡仁左衛門

お芝居が始まる前からイヤホンガイドは始まっている。

今年は、片岡仁左衛門と坂東玉三郎による「お染久松」、「桜姫東文章」、そして「東海道四谷怪談」が演じられた素晴らしい年。

「東海道四谷怪談」での2人の共演は仁左衛門が「片岡孝夫」を名乗っていた1983年が最後で、38年ぶりに「孝玉コンビ」が怪談劇の名作に挑戦する。

今回の共演について歌舞伎関係者も「まさか四谷怪談で孝玉コンビが実現するなんて」と驚きを隠せずにいるらしい。

玉三郎は公演に先立って四谷怪談にゆかりのある東京・四谷の「於岩稲荷(おいわいなり)田宮神社」など3カ所を参拝。興行の安全と成功を祈ったそうです。

赤穂事件は浅野内匠頭が吉良上野介からいじめられ、そして江戸城で吉良上野介に刀を抜いた事件。浅野内匠頭は即日、切腹。浅野家はお取りつぶしとなる。

大石内蔵助を中心とした四十七士が吉良上野介の首を取った「仮名手本忠臣蔵」が大ヒット。80年の後、文政8年(1825年)三代目、尾上菊五郎が中村座で「東海道四谷怪談」を演じた。2日がかりで「赤穂浪士」と「東海道四谷怪談」を演じて大当たり。そんな話をイヤホンガイドで聞きます。

そして、舞台が始まると坂東玉三郎は産後の肥立ちが悪く、病みやつれている。歌舞伎では「浅野家」は「塩冶(えんや)家」と表現されている。

直助権兵衛は尾上松緑が演じているが、亡きお父さん、辰之助が演じたこともあるそうです。お父さん、若すぎで逝ってしまいました。松緑さんは良い演技です。

その直助は川でうなぎをとって暮らしている。お染めに惚れて、人を一人殺してしまっているという、なんともなぁ、切ない筋書きです。

最後の場面に行く前に休憩があり、そして、最後は全員が勢揃いする。玉三郎は年内はこれで見納めかと思う。ジーンとしながら観る。良い舞台でした。

外に出て、イヤホンガイドを返却した後に写真を撮る。

歌舞伎座よぉ〜、いつもありがとう〜!

歌舞伎座・2021年8月 八月花形歌舞伎(第二部)

歌舞伎座です! 毎月のお楽しみ。まずは東銀座駅とつながる地下街へ。

いつもの「歌舞伎茶屋」さんで「アイスコーヒー」お願いします。冷たくてサッパリしました。

地上に上がりましてイヤホンガイドを借りて、サ、歌舞伎座に入ります。真っ先にトイレに行き洋服を着替えます。汗まみれでして着替え一式を持参しました。タオルで汗を拭き取りサッパリしました。

本日のお席は、1階11列22番。真正面です。

一、三遊亭円朝 口演より「真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち) 豊志賀の死」
豊志賀:中村七之助
お久:中村児太郎
新吉:中村鶴松
噺家さん蝶:中村勘九郎
伯父勘蔵:中村扇雀

「イヤホンガイド」を聞いていると本当に面白い。このお芝居は「三遊亭圓朝」の新作落語だ。他にも「死神」、「文七元結(ぶんしちもっとい)」、「牡丹灯籠(ぼたんとうろう)」などがある。

今回の作品は21歳の時に作った。道具話から変更をして、タイトルも変更になった。漢学の先生に相談し「真景」が流行っていたこともあり、これがついた。「累ヶ淵」は茨城県にあった地名。「累(かさね)」という女性は醜くく生まれる。結婚するも夫に殺されてしまう。その後の奥さんは4人、5人と呪い殺してしまった。全97話で構成。人間の悪、もろさを表現している。

39歳、美人の娘、豊志賀。新吉が出入りする。そのうち住み込みに。そして男女の仲へ。豊志賀は新吉に夢中になる。新吉の父は豊志賀の父を殺していたのだ。豊志賀は顔に出来物が出来てしまう。現在であれば抗生物質で治療するだろうけれど、昔はただただ弱っていく。新吉が看病するが、しかし。嫉妬深いのも父の因縁か? 最後のシーンは誰も乗っていないと思われた籠に豊志賀が座っているというシーンだ。ゾッとしながら終わる。こわ〜い。

二、北條秀司 作・演出「仇ゆめ(あだゆめ)」
狸:中村勘九郎
深雪太夫:中村七之助
舞の師匠:中村虎之介
揚屋の亭主:中村扇雀

1966年(昭和41年)、北条秀司によって書かれたそうです。西川鯉三郎がプロデュースした日本舞踊公演で初演。十七代目中村勘三郎、西川鯉三郎、尾上松緑、長谷川一夫という豪華メンバー。この作品には「壬生狸」という元帳があったそうです。

十七代目勘三郎に「狸をやらせたい」という思いがあった。1969年(昭和44年)3月、顔合わせ、2000年(平成12年)6月、十三回忌で勘三郎がたぬきを初役。十八代目が亡くなってから、このたび歌舞伎座での公演となった。中村屋の財産。十七代目から三代が演じた。

勘九郎さん、良い演技をします。本当は「狸」であるという役をおもしろ、おかしく演じる。七之助さんとの演技もまた良いですね。兄弟ですよ、本当は。それをちゃんと男と女になるんだから凄いなぁ。

舞台が終わって外に出ます。まだ明るい!

「九月大歌舞伎」の「東海道四谷怪談」には坂東玉三郎が出演する。片岡仁左衛門さんもだ。これは嬉しい。

名代富士そば」さん7月30日で閉店のお知らせが貼ってある。これは寂しい。

銀座駅まで歩き、丸の内線に乗って帰る。歌舞伎を見ることの出来る幸せを感じながら。