歌舞伎座:八月納涼歌舞伎(第二部)

松竹創業百三十周年・八月納涼歌舞伎です!

いつもの場所でパチリ。

今日は第二部で14:15から始まる。食事なし。写真を買って、地下でイヤホンガイドを借りて、地上へ。

歌舞伎座よ、今月も参りました。

記念写真もパチリ。

今日のお席は、桟敷・東2の2番。隣は素敵なおばさん。

一、日本振袖始(にほんふりそではじめ)
近松門左衛門・作、坂東玉三郎・監修
岩長姫実は八岐大蛇:中村七之助
稲田姫:中村米吉
素盞嗚尊:市川染五郎

「日本振袖始」は、2020年12月に玉三郎丈の「岩長姫実は八岐大蛇」を観た。玉三郎丈の当たり役。今回は七之助丈の初役。染五郎丈も初役。日本神話を題材に近松門左衛門が創作した。舞踊劇とも呼ばれる作品。享保3(1718)年に人形浄瑠璃として初演され、同年に歌舞伎として上演された。七之助丈は良いですねぇ。玉三郎さんにコッテリと絞られたことでしょう。これから七之助丈の当たり役になっていくのでしょう。観ることが出来て良かった。

幕間に2階に上がりました。「八月納涼歌舞伎」にうちわ。玉三郎丈のものもある。「観て良かったと言っていただける舞台創りを目指したいと思います」と書いてある。声が聞こえてきそう。

二、火の鳥(ひのとり)
竹柴潤一・脚本、原純・演出・補綴・美術原案、坂東玉三郎・演出・補綴
火の鳥:坂東玉三郎
ヤマヒコ:市川染五郎
ウミヒコ:市川團子
イワガネ:坂東新悟
重臣:中村亀鶴
大王:松本幸四郎

いやぁ、火の鳥は感動。これぞ令和時代の新しい歌舞伎だ。玉三郎丈は頑張るのぉ。「人間国宝・坂東玉三郎丈が構想を暖めてきた企画」と紹介されている。原純氏が演出を担当し、ダンサーである森川次朗氏が振り付けを担当。その玉三郎丈が登場したのは16時22分。芝居は15時40分に始まったから、それまで待ち。ラスト、なんと「宙乗り」になる。わぁ〜〜〜、「玉三郎〜!」と叫んでしまった。大歓声と拍手で私の声なんか、かき消されたが。そのまま3階に行くのかと思ったら、そうではなく、舞台に戻り、そして花道をさっそうと去って行く。会場に余韻を残したまま終了。良い舞台でした。

外に出ました。

「日本振袖始」の七之助丈。

「火の鳥(ひのとり)」だ。

本日、購入した写真は2枚。

銀座駅から電車に乗って帰ります。良い舞台でした。大満足。