セマンティックWebコンファレンス2007

昨年に引き続き今年も「セマンティックWebコンファレンス2007」に行って来た。
場所は慶応義塾大学/三田・北館ホール。

昨年は、セマンティックWebのことをちっとも知らずに望んでしまった。1年が経過して、私も少しは進歩したのか、今後のWebの方向性について考えた次第。

すべての情報に意味付けをしていくということ、昨年は夢のような話として聞いていたが、「Google Books Search Library Project」のように図書館の書籍をデジタル化するためにメタ情報を付ける作業が進んでいると、この流れは一気に現実味を帯びる。

そういった事が一企業主体で行っていることの危うさ、さて日本はどう取り組むべきかを考えさせられるコンファレンス。

また、いろいろなオントロジが出て来ている中、好き勝手にドンドン作っていいものかどうか、それでは混沌としていくのは目に見えることで、それらの骨子を作ることが早急な課題かと思う。そういう事が進んでいくことで、Webはさらに進化するだろう。

セマンティックWebについては、こちらのページがわかりやすい。

10時〜17時半過ぎまで、1日じゅうデモを聞いていた。聞く方のエネルギーも必要であります。一番前の中央の席に座ってキッチリと聞きました。

外に出ると「東京タワー」が美しく輝いている。
東京タワー

長時間労働の原因は何?

「ホワイトカラーエグゼンプション」は「残業代ゼロ法案」と報道されたために、内容がよくわからないままに悪い印象しか残らない。

日本における「ホワイトカラー」の定義が曖昧なうえに「エグゼンプション」って、わかんない言葉を使うから、「こりゃ、てーへんだ」って思うのが人情でござんしょう。

IT系で働く我々は、自分達を「ホワイトカラー」と思ってない。カジュアルな服装が多いし、「従来とは違うだ」という発想の人も多い、と思う。

この業界こそ、「ホワイトカラーエグゼンプション」的な働き方は適しているし、多かれ少なかれ、導入済みの会社は多いと思う。それに対して制度が出来てないことは、経営者としては「いかがなものか」と思っていた。

時間で賃金が決まる職種もある。
しかし、時間では賃金を決められない職種もある。

それよりも、なによりも、「働く時間が長い」ことを是正するには?
どうして「長く」なるのか?

いろいろな原因はあるが、IT系では「完成形が決まらない(もしくは、意思統一が出来てない)」ことが原因の第一位ではないか、と思っている。「完成形(ゴール)」が明確にならない。国民性と言えばそうかもしれないが、意思を明確にせずに曖昧に始まることが多い。

曖昧のまま始まってしまうので「決まった(と思った)こと」がくつがえる。曖昧さゆえに、発注者と受注者の思い込みの違いが発生する。「曖昧」という国民性が生み出した悪しき慣習をなんとかしないといけないと思う。そして無茶な納期に「そりゃ無理だ」と言えない文化。

私は経営者として、「早く決定する」こと、「決めたら、ちょっとやそっとでは、くつがえさない」ことを自分への課題としている。私がその2つを徹底するだけでも社内はハッピーになる。そうは言っても「考えてもなかなか結論が出ない」こともあり、社員をやきもきさせる。反省しております。。。

なにしろ、日本じゅうがこの「長時間労働」という問題に取り組み、「過労死」という不名誉な言葉が死語になるようにしたい。

MovableTypeのサムネイル機能

このブログはMovableType3.2を使っている。
画像をサムネイルにする機能を使えずにいたが、このブログは会社に間借りしており、サーバ管理の人にお願いしないといけないのであります。みんな忙しそうなので、つい先延ばしにしていた。それで今日、ボソっと「なんか、サムネイルって機能が使えないんだけど…ゴニョゴニョ」と言ってみたら、かわいそうに思ってくれた管理者がみてくれた。

わずか数分後、「インストールされてなかったんで、しておきました」ってことで、あっけなく使えるようになった。遠慮せずに早く言えば良かった。

「あのう、何をどうやったのでのせう?」と聞いたら、
「ImageDriver(のPerl版)をインストールして、「mt-config.cgi」を開いて設定を変えたそうな。ふむふむ。「あ、でもオヤマさんはいいですから。こちらでやりますから」と念を押され。私って信用されておりませぬ。こちらに設定の仕方が書いてある。

これからはいいのだが、今まで重かった画像を少し直してみたら、あーあ、面倒なので、過去のものはこのままにしておくか。過去にはこだわらないってことでw

なぜ聞く?

いつもの小さな喫茶店でランチしていると、中年(私と同世代か?)の男性がママさんに「ここ、携帯いいですか?」と聞きに来た。ママさん、一瞬、答えに困った後「小さい声なら」と答えた。

たまたま、このやりとりを耳にした私。
なぜ・聞くーーー???

仮に「ダメです」と言ったら使わないのか?
仮に「いいです」とハッキリ言ったら、堂々と使い、もし、まわりの人に迷惑がられたとしたら、「だってママがいいって言ったもんね」と甘えた事を言うのかーーー、オリャー!と思ったわけだ。

ンなこたー、テメーで判断しろい。
判断基準は一つ。まわりに迷惑をかけないこと。それで答えは出てるだろーが。

と、、、心で思ったのだが、面と向かって言えませんでした。情けないアタクシでござんす。

読書:オープンソースで人が繋がる

「オープンソースで人が繋がる」小碇暉雄・著。

オープンソース ソフトウェア協会」の理事でもある小碇(こいかり)氏の著書。実にわかりやすい文章で奥が深い。良書。

小碇氏は40年以上の長きに渡ってソフトウェア業界に身を置いている。それゆえに言葉の一つ一つには重みがある。メインフレーム時代、オフコン時代、そしてオープンソース時代。それぞれの時代を駆け抜けた著者の言葉をかみ締めながら読んだ。そんな劇的な時代に生きた人なのに言葉はとてもわかりやすく、優しい人柄がにじみ出ている。

Web業界はオープンソフトのおかげで進化が世界規模で加速している。このエキサイティングな業界にいる皆様にはお薦めの一冊。

ベンチャーとはビジネスの冒険ですが、冒険は無謀な挑戦ではなく最善を求めて最悪に備える用心深さが必要で、また既成感覚を超えるスピード(勢い)が求められます。このベンチャー意識がOSSの開発コミュニティには何より求められます。ベンチャー意識の度合いがコミュニティの信頼性の尺度になるもので、私の体験を基にコミュニティが備えるべきベンチャー意識項目を挙げておきます。

  • 開発を支える先導的ユーザを得ること
  • 最善を求め最悪に備えること
  • 自分に足りない専門分野のパートナーをもつこと
  • 自らその分野のオピニオンリーダーになること
  • 一人が皆のために皆が一人のためにあること
  • エキサイティングな日々を過ごせること

納豆〜その2

「納豆でダイエット」を放映したあの番組は、番組の内容が一部「ねつ造」されていたそうで、大騒ぎだ。信じていた人には申し訳ないが、「やはり」という気持ち。

どーして、あんな内容を信じるんだろう? その方が不思議ですよ、私には。
よく考えてみれば「食べてやせる」ってあり得ない。それは「身体に悪い」とイコールに聞こえる。お通じが良くなる食材はあると思う。しかし、それがイコール・ダイエットとなるには地道に時間をかけて続ける必要があるのでは…。

納豆メーカーさんは、あんな番組に乗せられて増産体制を取らなければいいが、と思っていたが、やっぱり増産体制に入ったところもあるようで、なにがしかの損害が出ているでしょう。

まぁ、それはおいといて、やっぱり和食は身体には良いと思う。
私の母は太っている。身長に対して体重が多い。しかし意外なことにコレステロール値や中性脂肪の値は高くない。基準値以内。

私が盆・暮れに気仙沼に帰って、母の手料理を食べると、腹いっぱいに食べても数日いる間に体重はわずかに減る。母の料理を分析すると、油を使う量が圧倒的に少ない。肉はほとんど出ない。

ああ、やっぱり魚中心の和食は日本人に合っていると思う。体調もすこぶる良い。そういう食材は、昔っから、そこここにある。別に食べ方がどうのということもない。日本人がずっと食べてきたものだ。

今まで地味ーに、コツコツと頑張ってきた「納豆」がせっかく脚光を浴びたってーのに、残念でした。でも、納豆ファンはこれに惑わされずに食べ続けるので大丈夫っス。

今日はスーパーで納豆を買おう〜。この騒ぎで安売りしているかも!w

熱が出て、、、下がった

昨日・夕方から節々が痛みだし、寒気がして、あっという間に熱が上がった。
食欲はとくに落ちなかったので、熱いものを食べて、薬を飲んで、ひたすら寝たら、約24時間後、熱は下がった。「明日は会社に行けないなー」と寝ながら思ったけど、全然、問題なく行けそうな感じ。

やっぱ私って、、、休日になると体調が悪い。仕事になると俄然ハリキって体調もよろしいようで…。

ハンドロールピアノ

銀座に行ったついでに山野楽器に行って「ハンドロールピアノ」を弾かせて頂いた。
鍵盤楽器コーナーは6階にある。「ハンドロールピアノ」は展示していない。お店に方に話してカウンターに広げて頂いた。丸めてあるところは、「オ、こんなに小さくなっちゃうの」と嬉しく思いつつ、恐る恐る弾いてみる。すると、、、うまく音が出ない。ギョエー。

お店の方は「ピアノに慣れた方は逆に弾きにくいかもしれません」となぐさめてくださり、もう少し弾いて原因をさぐってみた。弾いた時の指のタッチを感知するものが入っているが、それが鍵盤全体に入っているのではないため、端の方を押さえた時に感知してくれない。私の指使いを観察すると、一つの鍵盤に対して、いろいろなところを押している。実際のピアノ弾きはみんなそうだと思う。次の音へのそなえをするから、むしろ、そのように鍵盤のあらゆる位置で弾いている(と思う)。

残念ながら「ハンドロールピアノ」は諦めた。もしバージョンアップしてその辺を進化してくださると嬉しいと思います。コンセプト的にはすばらしいと思う。

「銀之塔」でシチュー

銀座に行ったので、久しぶりに「銀之塔」でシチューを食べた。

本店に行くつもりが道を一本間違えていて、ふとみると「別館銀之塔は3F」と書いてある。本店の真後ろのビル。

むむ?別館とな。本店の雰囲気はわかっているから、今日は別館でもいいかとエレベータに乗る。のれんは一緒だと思う(がどうでしょ?)
銀之塔

本店は1階だけが椅子で、他の階は板の間に座る。こちら別館は全席が椅子。それほど広くない店内ではあるが、洋風でこじゃれた感じ。歌舞伎座を出て裏手をまっすぐに行くから、幕間に食べるにはよろしいかも。

「前からあるんですか?」と聞いてみると「昨年の7月に出来た」そうな。

あつあつのミックスシチュー(ビーフ・タン・野菜)を食べて大満足(2500円)。
ここのシチューは野菜はしっかりと煮込んでいない点だけが、私としては納得がいかないのだが、しかし、ビーフとタンはやわらかくてとろける感じがいいし、スープの上品な味は数日経っても思い出しては、また行きたくなってしまうのが不思議。

<初めて銀之塔で食べる方は…>
ここのシチューは本当にアツアツで、運ばれてすぐにガーっと食べると火傷します。最初はしっかりとフーフーしてから食べて下さい。ライスはおかわり自由。お上品なあっさりした味付けなので、そういうのが苦手な方にはちょっと不向きかもしれません。話題的には本店の方が店の作りがレトロなのでよろしいかと思います。

シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」

シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」を見に、東銀座の「東劇」に行く。
東劇の看板

これは平成18年2月歌舞伎座で行われた演目を映画にしたもの。昨年、私はただの一度も歌舞伎を観てない。シクシク。この演目は大変、気になっていたので「東劇」のチケットを予約をしておいた。

坂東玉三郎と尾上菊之助が道成寺を演じる。2人の息がピタリとそろうところはお見事。やはり玉三郎の方があらゆる面で上をいっているので、どうしても玉三郎を中心に見てしまう。菊之助は、こういうプレッシャーがかかる舞台をこなすことで、力が付いていくだろう。若手のホープとして期待されているから松竹としても大切に育てているのでしょう。

それにしても、この「道成寺」という日本舞踊は本当に大作であり、日本舞踊をやった方なら誰しもが、一度、舞台でやってみたいとあこがれるものだ。もう何回見たのかしれないけれど、その都度、感動する。また、日本舞踊をやってみたいという衝動にかられる。

「映画だから、どうかなー?」という心配をよそに、非常に良かった。顔や足さばきがアップになるなど、歌舞伎座では不可能な視点で観ることが出来る。両方を観れば一番良いと思うが、初心者の方には、とりあえずシネマ歌舞伎を観てみるというのもいいかもしれない。

<気仙沼の方へ>
「シネマ歌舞伎を主催しませんか?」を見て下さい。気仙沼で歌舞伎を観ることが出来ないと諦めているかもしれないけれど、このシネマ歌舞伎なら可能っス。費用がよくわからないんだけど聞いてみてはどうでしょう?
私に連絡頂ければ、初心者にも楽しめる演目をピックアップしますよ。ご連絡くださいませ。