ハンドロールピアノ

銀座に行ったついでに山野楽器に行って「ハンドロールピアノ」を弾かせて頂いた。
鍵盤楽器コーナーは6階にある。「ハンドロールピアノ」は展示していない。お店に方に話してカウンターに広げて頂いた。丸めてあるところは、「オ、こんなに小さくなっちゃうの」と嬉しく思いつつ、恐る恐る弾いてみる。すると、、、うまく音が出ない。ギョエー。

お店の方は「ピアノに慣れた方は逆に弾きにくいかもしれません」となぐさめてくださり、もう少し弾いて原因をさぐってみた。弾いた時の指のタッチを感知するものが入っているが、それが鍵盤全体に入っているのではないため、端の方を押さえた時に感知してくれない。私の指使いを観察すると、一つの鍵盤に対して、いろいろなところを押している。実際のピアノ弾きはみんなそうだと思う。次の音へのそなえをするから、むしろ、そのように鍵盤のあらゆる位置で弾いている(と思う)。

残念ながら「ハンドロールピアノ」は諦めた。もしバージョンアップしてその辺を進化してくださると嬉しいと思います。コンセプト的にはすばらしいと思う。

「銀之塔」でシチュー

銀座に行ったので、久しぶりに「銀之塔」でシチューを食べた。

本店に行くつもりが道を一本間違えていて、ふとみると「別館銀之塔は3F」と書いてある。本店の真後ろのビル。

むむ?別館とな。本店の雰囲気はわかっているから、今日は別館でもいいかとエレベータに乗る。のれんは一緒だと思う(がどうでしょ?)
銀之塔

本店は1階だけが椅子で、他の階は板の間に座る。こちら別館は全席が椅子。それほど広くない店内ではあるが、洋風でこじゃれた感じ。歌舞伎座を出て裏手をまっすぐに行くから、幕間に食べるにはよろしいかも。

「前からあるんですか?」と聞いてみると「昨年の7月に出来た」そうな。

あつあつのミックスシチュー(ビーフ・タン・野菜)を食べて大満足(2500円)。
ここのシチューは野菜はしっかりと煮込んでいない点だけが、私としては納得がいかないのだが、しかし、ビーフとタンはやわらかくてとろける感じがいいし、スープの上品な味は数日経っても思い出しては、また行きたくなってしまうのが不思議。

<初めて銀之塔で食べる方は…>
ここのシチューは本当にアツアツで、運ばれてすぐにガーっと食べると火傷します。最初はしっかりとフーフーしてから食べて下さい。ライスはおかわり自由。お上品なあっさりした味付けなので、そういうのが苦手な方にはちょっと不向きかもしれません。話題的には本店の方が店の作りがレトロなのでよろしいかと思います。

シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」

シネマ歌舞伎「京鹿子娘二人道成寺」を見に、東銀座の「東劇」に行く。
東劇の看板

これは平成18年2月歌舞伎座で行われた演目を映画にしたもの。昨年、私はただの一度も歌舞伎を観てない。シクシク。この演目は大変、気になっていたので「東劇」のチケットを予約をしておいた。

坂東玉三郎と尾上菊之助が道成寺を演じる。2人の息がピタリとそろうところはお見事。やはり玉三郎の方があらゆる面で上をいっているので、どうしても玉三郎を中心に見てしまう。菊之助は、こういうプレッシャーがかかる舞台をこなすことで、力が付いていくだろう。若手のホープとして期待されているから松竹としても大切に育てているのでしょう。

それにしても、この「道成寺」という日本舞踊は本当に大作であり、日本舞踊をやった方なら誰しもが、一度、舞台でやってみたいとあこがれるものだ。もう何回見たのかしれないけれど、その都度、感動する。また、日本舞踊をやってみたいという衝動にかられる。

「映画だから、どうかなー?」という心配をよそに、非常に良かった。顔や足さばきがアップになるなど、歌舞伎座では不可能な視点で観ることが出来る。両方を観れば一番良いと思うが、初心者の方には、とりあえずシネマ歌舞伎を観てみるというのもいいかもしれない。

<気仙沼の方へ>
「シネマ歌舞伎を主催しませんか?」を見て下さい。気仙沼で歌舞伎を観ることが出来ないと諦めているかもしれないけれど、このシネマ歌舞伎なら可能っス。費用がよくわからないんだけど聞いてみてはどうでしょう?
私に連絡頂ければ、初心者にも楽しめる演目をピックアップしますよ。ご連絡くださいませ。