歌舞伎座・2023年3月 三月大歌舞伎(第三部)

歌舞伎座です! 今月は「歌舞伎座新開場十周年」だそうです。もう10年経ちましたか。東銀座駅を出て、いつもの場所で写真。今月も参りました。

地上に上がりまして、写真を撮ります。右上に玉三郎の写真。「揚巻」だ。美しい!

歌舞伎座よ!

記念写真もパチリ。

本日のお席は「東桟敷 2の2番」。お隣は空いてました。2人分の席に一人で座ってすみません。よく見えます。

一、髑髏尼(どくろに)
吉井 勇・作、坂東玉三郎・演出、今井豊茂・補綴
髑髏尼:坂東玉三郎
平重衡の亡霊:片岡愛之助
鐘楼守七兵衛:中村福之助
善信尼:河合雪之丞
町の女小環:中村歌女之丞
女房長門:坂東新悟
蒲原太郎正重:中村亀鶴
烏男:市川男女蔵
阿証坊印西:中村鴈治郎

大正6年に初演。そして今回は、実に61年ぶりだそうです。初めて観た。何というか悲しいお話だ。愛之助さん演じる平重衡は亡霊です。そして我が子を失い喪失しながら歩く髑髏尼(玉三郎)。そこに醜い男に生まれてしまった鐘楼守七兵衛(福之助)だ。なんて悲しい筋書き。場内は暗い。スーっとその世界に入っていく。そして最後は七兵衛に殺されてしまう髑髏尼。七兵衛も自害する。とにかく悲しい筋書き。悲しすぎる。

「桟敷席のお弁当」を予約してあります。「幕の内弁当」、安い方の4,000円。このようにして届いてます。

並べます。

蓋を開けると、わぁ〜〜〜!

お吸い物はポットに入って届くから温かい。旨い。

「おーい お茶」も温かい。

新しい緞帳だ。「新開場十周年を記念して、当月(2023年3月)より、新緞帳「霊峰飛鶴(れいほうひかく)」が掲飾されています」とある。「霊峰飛鶴(れいほうひかく)」。横山大観・作、川島織物セルコン・製織。永谷園ホールディングスさん寄贈。素晴らしい!

二、夕霧 伊左衛門 廓文章(くるわぶんしょう)、「吉田屋」
藤屋伊左衛門:片岡愛之助
吉田屋喜左衛門:中村鴈治郎
太鼓持豊作:中村歌之助
阿波の大尽:片岡松之助
喜左衛門女房おきさ:片岡千壽
扇屋夕霧:坂東玉三郎

豪華「吉田屋」の舞台。愛之助さんで観るのは初めて。この役、合ってると思った。今後もずーっと勤めて欲しい。なんとも情けない坊っちゃん。それでも、皆が思わず助けたくなるような、そんな役。合ってる! 玉三郎は半分よりもっと過ぎてからの登場。美しい。凛としている。後ろを向いて衣装をパッと見せるシーンは拍手大喝采。素晴らしい! 最後がハッピーエンドで終わるのが嬉しい。混んだ電車も楽しい気持ちで帰ることが出来る。

本日、購入したのは写真3枚。

この衣装がとにかく豪華。

そして「かぶき手帖2023」。

良いお芝居でした。雨が降っているので「東銀座駅」から電車で帰ります。