「カゼヲキル」の第2巻を読んだ。
この話の設定は、第1巻では中学生の主人公/美岬が、軟式庭球部では補欠だったが、町の駅伝大会で高校生4人を抜きさったことからから陸上部の監督にスカウトされ、わずか数ヶ月で大会に出るところから始まる。
舞台の設定は、増田明美本人のものだろうと思う。
陸上界の右も左もわからない彼女が、その素質を生かして、そして家族に支えられて成長していく様が書かれている。
この第2巻では、陸上の名門高校に入った美岬が大会で活躍しつつ、因縁のライバルが先輩にいるという設定で、その葛藤などを描く。
スポーツする者は、年齢や経験は関係なく、自分のモチベーションの維持をどのようにするか(出来るか)は大切。特に我々の年齢になると、誰からか「ヤレ」と言われるわけでもなく、やるもやらぬも、すべてが自由であり、自己責任。
時には折れそうな心に、こういう本もいいと思う。