カーペンターズを聴きながら

少し遅いランチ。
窓側の席。
本を開く。

店内に、カレン・カーペンターの声が、おだやかに、のびやかに、広がる。
本に目を落としながら、聴き入る。

1970年代。
ロック全盛時代に私が一番好きなのは、カーペンターズだった。

その声を聴いた瞬間に「なんだこの声は!」と驚き、
それまで、森昌子、桜田淳子、山口百恵を中心に歌謡曲を聴いていた田舎の娘に衝撃が走ったのであります。

買ってもらったばかりのラジカセで毎日聴いた。でも、ロックのンギャァーーーという音に比べてそれは、あまりにも美しく、そしてヒットしすぎていた。私は素直に「カーペンターズが好き!」と言えなかった。

レストランの中に、静かな音量で流れるその歌を、全部知っている!

隣の席に、若いお嬢さん3人組が座る。
会社の愚痴を言っている。
派遣社員。
腹にすえかねる事態が発生したらしく、「こんなことなら辞めてやる」勢いで話している。

相撲界では、大麻を吸ったことでロシア人力士が解雇された。「私は絶対にやっていない」とカメラに向って言ったあの言葉は何だったのか。

食品業界では、「事故米」を食品用として売った三笠フーズ。これまでの食品偽装の中でも最も悪質と思われる事態。これが焼酎や酒にも混ざっていることで被害は拡大の一途。

1970年代に、30年後にはそんな時代が来るなんて、予想さえしなかった。明日はもっと良くなると思っていた。

豊かさを求めて生きてきたはずなのに、
豊かさって、何だろう?

それにしても、カレン・カーペンターの声は、深くて暖かい。

夜中に風呂を掃除する女

夏は湯船につかる事は少ないです。
シャワーで済ませてしまうことがほとんど。

けれど、マラソンの後はゆっくり風呂に入ります。
そうしないと、身体が回復しない。

お湯の、どういうメカニズムが身体を回復してくれるか知らないけれど、とにかく翌朝の快調さが違います。

湯船でボーっとしていると
「あ、こんなところにカビが!」と発見してしまう。

それも、「今日は疲れているから、早々に出よう」と思う日に限って、それを見逃すことが出来ない。
目に入っても知らぬふりを通すことが多いのに、妙にそのカビが気になってしまう日があるのです。

スポンジ片手にゴシゴシ、ゴシゴシ。
そのカビが落ちたかと思うと、ワーン、もっとひどいヤツを発見。ゴシゴシ。
こいつは手強い。
と思ってると、あ、こっちにも。ゴシゴシ。

こんなに真剣に掃除するつもりはなかったのに、気づくと汗だくで格闘。大きな声では言えませぬが、当然、真っ裸でござる。

半透明のドアの向こうでは小太郎がウロウロ。
あーあ、こんな夜中に何をやってんだか。
この姿、絶対に人様には見せられませぬ。

マラソン完走クラブ(22回目):代々木公園ランニングクリニック

マラソン完走クラブの「代々木公園ランニングクリニック」に参加した。

昨日、皇居4周走って身体が重い。
今日に疲れを残さぬようにゆっくり走ったのですが、しっかり疲れは残ってました。

天気は晴れ。暑い。

アップのジョグを念入りにして頂いた後は、Y選手による身体作りです。
このトレーニングを一人でもやろうと思うのですが、一人ではサボってダメです。皆さんと一緒にやるというのは大事ですね。このトレーニングをすると、私の筋肉がなさがわかります。

それから200mを走ってタイムによって組分けされました。
私は一番遅い組。

坂道を4本走ってから、200m走です。
私の組は、だいたい52秒です。
トラックを半周(200m)走って、残り半分はジョグで戻ります。
これを6周。

最後の周はタイムを上げてください、と言われたが、私は全然上がりません。皆さんの後ろ姿がドンドン先にいっちゃう。。。
私は一番遅いです。
(子供の時も運動会でビリか、ビリから2番目を死守しておりましたので、大人になってから遅くなったということでもないのですが、それにしても・・・遅い)。
そしてジョグをして終了です。ヘロヘロです。
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皆さんと「秋の大会」の話をしました。
「湘南国際」「河口湖」「つくば」などに出場します。
私は昨年と同じ11月末の「つくば」。
その時まで、もうちょっと速くなりたいなぁ。

代々木公園で「第3回ブラジルフェスティバル」を開催していて、ブラジルの国旗、サッカーのTシャツを着た方を多く見かけます。ミニ弁当を買って食べてみました。
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Macで音楽クラブ9月例会

Macで音楽クラブ」の例会

久しぶりにGarageBandを立ち上げてみますと、今のバージョン(”08)は見た目(UI)が、大変わかりやすくなっていました。私にはこれらの機能で十分かも。

DigitalPerformerの新しいバージョン(Ver.6.0)が届いたそうで、見せて頂きました。
こちらも見た目がだいぶ変わりました。
強力なエフェクタがいくつか追加されています。

でもバージョンアップ代が37,000円と高いので、(プロユースですから、プロの方はそれでもアップすると思いますが)、とうとう、私はバージョンアップを断念しました。このソフトを使い続けていたのですけどね。GarageBandで十分かもしれません。一応、Logicも持ってはいますが….。

皇居ランとランステ

神保町の「ランステ」を使ってみようと前々から思っていた。行ってみた。

ランステのロッカーに荷物を預けて、皇居ラン。
その後は、シャワーをあびることが出来る。
ビジターは700円。

九段下駅で下車して10時に到着。
もっと早い時間帯に行こうと思っていたのに、朝、グダグダしていたら遅くなってしまった。思ったより人が多い。

ランを終えてシャワーをあびた人、これからランに行く人、さまざま。
このランステは、私の母校「共立女子学園」のすぐ近くです。3号館の裏側。

短大生の私はランには全く興味がなくて、こんなにいい場所に毎日通っていたのにね。

今日は腰に飲み物を付けてイザ皇居ラン。
LSDでゆっくり4周走る予定。辛くなったら歩いてもいいかなと思ってます。

浅井えり子の著書「ゆっくり走れば速くなる」という言葉を信じて。

1周目は、あれこれ考えています。会社のこと、経営のこと、自分の欠点のこと、なんというか「あれもダメだわ、これもダメだわ」みたいな後ろ向きなことばかり。

2周目になると、なぜだか前向きになっています。最近読んだ本の良い言葉を思い出したり、私だってまだまだいけるんじゃないの? なーんて何も根拠はありませんがやたら前向きです。

3周目、何も考えてません(笑)
「無の境地」といえば聞こえはいいですが、ただただ、なーんも考えてない。

4周目、ゆっくりペースだというのに、辛くなっています。
こうなると、建物だけを目印に、あそこまでいけば、あと残り○kmだわ、とか、走り終えたら何を食べようかしら、ということばかり。

そして、ゴーーール。
ふぅヤレヤレ、4周走るという目標は達成しました。

1周目:37:05
2周目:37:15
3周目:36:23
4周目:37:08
———————
合計:2:28:23

以前はハーフマラソンを2時間30分を切るのがやっとだったけれど、今はゆっくり走っても、その時間は切れますから、少しは進化しているのかな。

ランステでシャワーをあびると気持よい。
シャンプー・リンス・ボディソープは置いてあります。ドライヤーも使えるので助かります。タオルは持参だが、忘れても売ってくださるので大丈夫。時間帯が良かったのか、シャワーは待たずにすぐにあびたし、シャワールームは清潔感があり、システマチックに出来ているのが良いです。また利用してみようと思います。でも平日の夜は混みそうね。

サッパリして外に出ると、入る前に目をつけておいた「そば処 満留賀」に入り、とろろせいろを頂きました。満足ー。

2丁目の夜

ごく平凡な一日。
終日、会社で働いて、ちょっと遅くなった。帰宅。

23時。
一日じゅうデスクワークで身体が固まっています。
今日は歩いて帰ることに。
事務所の裏の通りを少し歩く。すると・・・

そこは新宿2丁目。
事務所は1丁目に面しているオフィス街だが、裏通りを少し入ると、夜は(週末の夜は)大変なにぎわいです。特に24時以降がすごいらしいです。さほど広くない通りに人が多い!

男と男が、女と女が、自由に愛することの出来る街(らしいです)。

歩いてて思ったのは、外国人の男性が増えてるんじゃないかしらん?
英語がとびかってました。たまたま、でしょうか?
海外にも「2丁目」の情報は届いているのでしょうか?

ちなみにこの通り、平日の昼間は実にひっそりしています。
ちなみに私は、どこのお店もまだ入ったことがありません。

アトミクラブ練習会(第1回)

アトミクラブ」の練習会に参加させて頂いた。「アトミクラブ」は、木曜日に織田フィールドで練習している。

マラソン大会でよく見かけるアトミクラブTシャツを着た皆様は、いつも速くて上位入賞。遅い人は無理だろうと思っていたら、知人が練習会に参加していて(知人は元陸上部で速いんですけど)、「遅い人も大丈夫ですよ」と言って頂いたので、おもいきって参加してみることに。

地下鉄・副都心線が出来たことで、会社からのアクセスが良い。

19時練習開始。
私は18時40分くらいに織田フィールドに到着。

ヤヤヤ、すでに皆さん、ジョグしているではありませんか!
急いで着替えると、先日、高尾山をご一緒した女性がいらして、アップをご一緒させて頂いた。

19時ジャストに準備運動・開始。
集合して本日のメニューが伝えられる。
本日は1000mを7本。ペースごとに組分けされて、順番に走る。間隔は7分。

3分40秒の人から10秒ごとに組み分けされる。
私は6分かなー?と思っていたら、あれれ、4分40秒のあとの組は、その他全員となってしまった。

最後の組でとにかく走る。
グヘー、ゲホゲホ。速い。。。

タイムは次の通り。
1周目:4:55
2周目:5:00
3周目:5:03
4周目:5:10
5周目:5:13

ここで、1周休むように!と指導が入る。
休むなんて……………….「走らせてください」と申し出ると、
「1周休んで、その次の回にしっかり走った方がいい」と指導頂く。

そして、望んだ結果はこの通り。

6周目:5:06

(本来はここでおしまいだが、もう1周走る方がいらしたので、私も付いていくことに)

7周目:5:05

その後は軽くアップして(私は200mで終わっちゃいましたが)、全員で整理運動。

マラソン完走クラブの練習会でもビリの方を死守しておりますが、こちらでもビリです。私より遅い方がいらっしゃるのかもしれませんが、途中で休むのもかまわないし、1000mを800mにしても良いようです。自己管理なので、自分の身体と相談して自分で決めていくようです。メニューをこなしている人の中では私はビリです。とにもかくにも初練習会はこのように終わりました。

練習の後は代々木八幡の銭湯で汗を流して、中華料理で一杯。
「オヤマさん、これが楽しみでねー」と。

知人のSさんから、様々な皆様に紹介して頂きました。
本日の練習会は100名近い方が集まっているようです。
平日というのに、走ることが好きな皆さんがこんなに集まるんですね。

皆様が暖かくて「速い、遅いなんて関係ないよ」と言っていただき、なにしろ「練習会に参加してください」と。「ハイ!」よろしくお願いします。

最後まで諦めない力

呆れて、何を言う気にも書く気にもなれない「総理の突然の辞任」。しかも2代続けてですから。

色々な理由はあるにせよ、それをどうにかするのがリーダーの務め。あっさり投げ出すくらいなら最初からやるべきでない!と、誰もが思ってることでしょう。

「若者は、なぜ、すぐに会社を辞めちゃうかなー?」と思ってたけど、一国の総理でさえ、こんなにアッサリと辞めちゃうんだから、大人は説得力がなくなっちゃいましたよー。

ま、終わったことをとやかく言っても始まりません。

それにつけても、パラリンピックで頑張ってる人達はすごいです。

マラソン男子代表の高橋勇市選手は、アテネで金。
今回は2連覇を狙っている。

盲目のランナーが2時間40分を切るんですよ(2004年 2時間37分43秒 世界最高記録)。しかも高橋選手は43歳。健常者でも難しいことを、幾多の困難がありましょうに、投げ出さない。最後まで諦めない。

伴走は2人の方が交代で行います。
前回のアテネは、マラソン完走クラブを主催してくださっている中田選手が務めました。
今回は、マラソン完走クラブのスタッフでもある志田選手が務めます(もう一人は川嶋選手です)。

当事者も大変ですし、それをしっかりとアシストする伴走者も必死です。

どうぞ、最後までご無事で走り通しますよう、応援しています。

読書:夢は跳ぶ

「夢は跳ぶ」佐藤真海・著。
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今週末6日・北京パラリンピックが開幕する。

この本は、走り幅跳び日本代表に選ばれた佐藤真海選手の著書。
真海選手は気仙沼出身で、私の日本舞踊の師匠のお孫さんです。

ご本人にお会いしたことはないが、私は真海選手のおばあ様である師匠にあこがれて日本舞踊のお稽古に通うのがとても楽しみでした。高校3年生の、受験の週まで休まずにお稽古に通いました。真海選手のお母様ともよくお稽古でご一緒しました。真海選手の笑顔はお母様譲りだと思います。

早稲田大学2年の時に骨肉腫になり片足を切断する。
抗がん剤による吐き気、幻肢痛(げんしつう)、そして足を失ったことによる絶望感、辛いリハビリ…….etc。想像を絶する世界ですよ。本当に。

でも表紙の笑顔を見てください。
その苦難の数々を乗り越えて、実に清々しく輝いています。その笑顔にたどりつくまでは、

この時期は、病院のベッドの上でいつも涙を流していた。本当にいつも泣いてばかりいた。夢も希望も失い、何のために生きているのかもわからなくなっていた。
それでも今になって思うと、「泣く」ということが出来たのは、まだ少しはましな状態だったのかもしれない。辛いのに涙さえ流れてこない時期もあった。極限までいくと涙は出てこなくなる。

真海選手はがんばります。
中学の陸上部だったころ、先日、私も走ってみた「安波山」に、毎朝、通学前に走っていたそうです。それは、かなりの量の自主トレ。

これを読んだら、私もマラソンをがんばろう!と思うのであります。私などは、まだまだ努力が足りません。いやぁ、それにしても真海選手はがんばるなぁ。

本には、お母様と一緒の写真がありました。
とても良い母娘です。

そして、私が外見も性格も一番似ていると言われる母方の祖母も、相当のショックを受けて一気に痩せてしまった。

皆様、どれほど辛い思いをされたのでしょう。そして、それを乗り越えたのでしょう。

真海選手が母親から「神様はその人に乗り越えられない試練は与えない」と言われたことで頑張ることが出来たと書いています。いい言葉ですね。

北京パラリンピック、どうぞ、無事に跳べますように。私も祈っております。

読書:博報堂スタイル

「博報堂スタイル」高橋宣行・著。
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著者は、博報堂の元制作部長。
1960年当時、瀬木専務が「博報堂宣言」というのを立ち上げたそうです。

1. 広告は、つねに人々の生活を明るく、豊かにする。
2. 広告は、つねに創造性のエネルギーに満ちたものである。
3. 広告は、つねに取引先の繁栄とともに進む。

「生活者と企業のまん中」に位置し、「創造性」で新しい豊かさと快適さを与え続ける会社を目指すこと。

広告にたずさわる人の発想力はとても参考になります。
すべての仕事はクリエイティブでなければならない、と常々思っています。それが、直接、死活問題になるような広告業界の人達の発想力は、生半可ではありません。

ですが、最初の方に「広告人の前に社会人」と書いています。「一流の生活者になろう」と新人研修では話したそうです。

老舗和菓子屋として「のれん」を450年間守り続けている「虎屋」には、次のような揺るぎない信念があります。「和菓子を売るとは、日本を売ることであり、伝統文化を売ることであり、季節を売ることであり、そこに生まれる喜びや楽しさや安らぎをあわせて売っていくことだ。」

そのようなブランドを広告という形にしていくためには、何を勉強すればよいのか。

「3週間考えて、30分で書け」DDB(アメリカの広告会社)などのように、心に刺さる言葉が随所にある。

心の刺激になる本。