読書:成功のコンセプト

「成功のコンセプト」三木谷浩史・著。
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「カンブリア宮殿」というTV番組で、三木谷さんを見たことがある。本の前半はその時の話と重なることが多いので、「知ってる!」と思っていたら、途中からは、「ヘーそうだったの?」と驚いた。

例えば、楽天のシステム制作。

正直に言ってしまえば、最初はそのツール開発を外注した。コンピュータに詳しい大学院生に、100万円の前金と開発に必要なパソコン数台を渡して開発を依頼したのだ。
しばらくして出来上がってきたものは、残念ながら、とても僕の満足できるものではなかった。望むツールができないからといって諦めるわけにはいかない。

そこで自作することになるのだが、

ここには2人しかいない。(中略)
僕は本屋で「はじめてのSQL」という本を買ってきて、本城に渡した。(中略)
さすがにそれだけではあまりにも本城の負担が大きくなりそうだから、SQLの家庭教師をつけることにした。1日10万円で7日間のコース。

三木谷さんという方は、一橋大学を卒業し興銀に入り、ハーバード大学でMBAを取得しているエリート。でも、このやってることを見たら、おもわずクスっと笑ってしまう。

これは、私のような「とにかく、やってみっぺ(←気仙沼弁です。やってみようよ!という意味)」と同じじゃありませんか。しかも無謀ですから(笑)

最後の章は「スピード!! スピード!! スピード!!」
スピードを3回繰り返しビックリマークを2つ重ねていて、強い! 勢いを感じる章だ。