H君の送別会

H君が退社するので、その送別会が行われた。

H君が入社したのは5年前で、彼はニートだった。
ニートという言葉がない時代で、当時は「引きこもり」と言った。
彼は2年間引きこもっていたそうな。

私は彼のお父様を存じ上げていて、お父様から相談を受けて、とりあえず来てもらうことにした。しかしながら他の役員や社員にも「ホントに雇うの?」と反対されましたなぁ。

どうにもこうにもダメなら、大阪に帰ってもらうからと説得し。
それから彼は努力しましたよ。

社会人としての常識的な事も出来ずに、私からきつくしかられ、しかられ、よく耐えました。そして、明るくなったよね。笑顔がいい。

人はこんなに変化するのだと、彼から教わりました。

これからが本当のスタートです。
自分で決めた道をしっかり歩んでください。
がんばれH君!