このごろ小説を読んでいない。
忙しいと、本の世界に没頭する心の余裕まで奪ってしまうらしい。
夏休みに読もうと思っていた本を、夏休みが終わった後に読む。
東野さんはじっくり読みたいと思っている作家です。
まだ、エッセイ「あの頃ぼくらはアホでした」を1冊読んだだけ。
今回は短編集を。
おかしくも、どこか物悲しいお話。
うまいですね。人間の本質をついているというか。
「おっかけバアさん」は泣けます。女心を押さえている。
それぞれの短編に「あとがき」で補足しています。
ここを読むと、なーるほど、そういう想いを記しているのかと思います。
小説は、別の世界にグイと引き込んでくれます。
忙しくて現実逃避したい時は、もっと読んで気分が楽になるのもいいかも。