読書:辞めない採用、即戦力の育成で儲かる会社になる!

「辞めない採用、即戦力の育成で儲かる会社になる! 」小山昇・著。
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労働者は自由に会社を辞められます。
特にIT系は、長続きしないようです。
辞める人には様々な理由があって、そういうところにも「多様化」が進んでいる気がしています。

そんな折り、書店でこの本を見つけて購入。
特に中小企業の「採用」と「採用した後の教育」について、参考になることが多い。

「中小企業は優秀な人材を採用してはいけない」
のっけからこれですよ(笑)

まず1点、優秀な人は中小企業を相手にしません。(中略)もう1つの間違いは、世間一般にいう「優秀な人」が、中小企業で活躍できるとは限らないということです。

中小企業の採用は、大企業の採用とは異なるわけで、大企業の常識はここでは通用しない。この本では中小企業に適した人材について書かれているので、それで参考になるというわけです。

そして繰り返し述べられているのは
「価値観が同じ人を選ぶ」ことの重要性である。

「面接で自社に合う人を見抜く」
そのために質問をこのようにしてはどうかと具体案が続く。

「社長の魅力に惹かれて入る」
社長の魅力ですか。これ、、、頭痛いです。
ブランド志向の強い新卒者には、中小企業は、はなから魅力なんてない。ならば、社長の人柄に惹かれるということでして。責任は私に有りです。私の人間性を向上させることも採用の秘訣でありましょう。

この数年間に、採用の基準は変えた。
様々な失敗から変えざるを得なかったというのが正直なところ。それとともに会社が求める人材像も時代とともに変化する。

著者も様々な失敗をしている。そこから失敗しない採用を模索している。

テレパスに合う人材像というものも年々、変化している中にあって、普遍的に変わらないこともありましょう。私もチャレンジ!この本、参考になりました。