秋川雅史さんの「千の風になって」がクラシック部門では異例のヒットのようだ。
今朝のTVに出演して歌っているのを聴いた。
この曲のCDは実家にもある。
2004年春に父が他界した後、沈み込んでしまった母をなぐさめるために、母の知り合いの方が紹介してくださった。
気仙沼・ワンテンビルの「ミュージックライブラリー」で買い求めて聴いた。たしか、新井満さん自身が歌っているバージョンだと思う。
母に「CDデッキの使い方」を教えながら、一緒に何回か聴いた。新井満さんの詩の朗読も聴いた。父が亡くなって沈みこんでしまった母娘にジーンとくる歌詞だ。それからの私はちょっとした風にも「いま父が語りかけたのかもしれない」などと思いながら今日まで暮らしている。
新井満さんは不思議な方だと思う。何かの本で読んだ「いい加減」の解釈は気に入っていて、よく使うことの一つだ。