週末に「駒沢大学前」から田園都市線に乗った。
私の前に、足の不自由な杖をついた60歳代と思える紳士と、その方に付き添うご婦人が電車に乗った。ゆっくりした動作に、足の不自由度がわかる。
ちょうど端の席には若者が座っている。その隣にも若者、またその隣にも若者。いずれも男性。
良かったと思う。若者が席を譲ると思ったから。
2人と、私の視線が席に座る若者に向けられる。
杖をついているのを見れば、足が不自由なことはすぐにわかる。
しかし、、、誰も席を譲らない。
びっくりしている私のそばで二人は、あたかもそれに慣れているかのように、入り口付近に身を寄せ、ころばぬように棒を掴む。
どうして、若者は席をゆずらない?
考えるられる理由は3つ。
・気づかない
・自分も疲れているから、席をゆずりたくない
・声を掛けることに躊躇している
電車は、次の三軒茶屋に止まり、池尻大橋に止まり、そして渋谷。
車中はそれなりに立ってる人が多いから、向こうの席の人には見えないだろう。
若者達は、絶対に気づいている!
背後から見ていると、携帯を見るフリをしながら若者達の視線が紳士の足に、そして杖に移動しているのがわかる。
ならば、席をゆずらない理由は2つ。
・自分も疲れているから、席をゆずりたくない
・声を掛けることに躊躇している
渋谷。
紳士達は、それに慣れているかのように、降りる人が入り口に殺到する少し前に車内中程に進む。すると、それに気づいた向かい側の席の方がすぐに席をゆずった。
見ると白髪の、私よりは年上の、おそらくは50歳代後半から60歳代の男性が席をゆずった。そして、その様子をこちら側の席の若者達が見ていた!
よほど、「あなた達、席をゆずりなさいよ」と言いたかった。
私は前はそういう声を発していた。
路上喫煙禁止の新宿区で、路上喫煙している人を見ると
「ここは路上喫煙禁止ですよ!」と言い、
犬のうんこをそのままにしている人を見ると
「うんこ! うんこしましたよ! うんこ!うんこぉー!」と声を出した。
しかし、会社の人達や、様々な方から
「オヤマさん、最近はそういう事が元で怪我をすることもある。運が悪いと死んでしまうから、やめた方がいい」と忠告され自粛している。
しかし、、、どうして若者達は席をゆずらないのだろう?
私の大きな疑問です。誰か答えを教えてください。