読書:不機嫌な職場

「不機嫌な職場」河合太介、高橋克徳、永田稔・著。
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サブタイトルは、「なぜ社員同士で協力できないのか」

この本、実は会社の社員が貸してくれた。
その社員の部下が退社してしまったことが社員同士のあり方、会社のあり方を考える機会になったろうと思う。

そして、「オヤマさん、これ読みました?」と貸してくれたということは、私にも「考えてくれ」と願っているのであろう。

昔、日本企業は家族であった。
それが否定されるようになり、社員旅行など会社の行事は消極的になった。昔は大企業は家族も参加する会社の大運動会というものがあった。それもなくなった。社員同士は何だろう?

そして若い人達は、我々世代以上にコミュニケーションをとることに悩んでいる。自分の意見を言えない。その前に自分に意見って何だろう?会社が向う方向と自分は果たして合っているのだろうか?

私には社員の気持ちが(わかりたいと思っていても)わからないのだろうと思う。経営者としての年月が長くなってしまった。社員と同じ目線で考えることは難しい。だからこそ、社員が意見して欲しいと願っているしそういう会社にしてゆきたい。

良い例として、サイバーエージェントの例が記載されている。サイバーエージェントも以前は退社する人が続き、それをどうにかしようと知恵を出している。

日本企業が今一度、強くなっていくためには、企業のあり方、職場のあり方を見直さなければならないと思っている。