少し昔を思い出してみた

年の半分が過ぎてしまった。早すぎる。
上半期、皆さんはいかがお過ごしでしたか?

石油が値上がりし、様々なものが値上がりし、先行きが不安な中、私たちは「物を大切にする」ことを見直した気がします。

私の祖母は、大正3年生まれでしたから、きっと当時の人達は普通であったろう、様々なものをリサイクルしていたことを思い出します。

例えば、タオルが古くなったら、雑巾にします。
だから、店頭で雑巾が売られているのを見ると、私は違和感を覚えます。

その雑巾、最初は棚などをふくものに使います。
その後は、廊下など「下」をふくものに使います。
そうして最後には、一番汚いところをふくものに使って、それから、いよいよ捨てます。

広告のチラシの裏はメモに使ったり、字の練習に使ってました。子供が絵を描くものにも使いました。

和服というのも、様々に使っていたようです。

そういえば子供の頃、おそらく昭和30年代の終わりから40年代はじめだと思いますが、豆腐を買いに行くのは子供のおつかいでした。

近所には必ずお豆腐屋さんがあって、小さな鍋と小銭を持たされて「お豆腐ください」と言います。これは「朝」のおつかいでした。買い物袋など持ちません。小さな鍋の取ってを両手で持って行きました。

出来立ての豆腐を買って、朝のみそ汁に入れて食べていました。今よりも新鮮で美味しいものを食べていたのかもしれません。

石油の価格が上がって大変な事になっていますが、そんな時は、少し昔を思い出して工夫をしてみるというのも、辛い時代のちょっとした楽しみかもしれません。