「Adobe Acrobat8 新機能徹底紹介セミナー」に参加した。
Adobeといえば、クリエーターが多く参加するものと思っていたら、あーら、Acrobatのセミナーはビジネスマンが圧倒的に多い。きちんとスーツにネクタイ着用の大手企業・情報部門関係者って中に、ヒョコヒョコと入っていき、一番前の席に陣取る。
MacOSは、専用ソフトを使わなくてもPDFを作成出来る。Windowsにおいてもシェアウェアなどの安い競合ソフトがあるからAdobe製品はさらに新機能がバシバシと。
この「8」というバージョン。うーむ、なかなかスゴイ。Professional版では、AutoCADを持ってなくても、DWGファイルをAcrobatでPDFに変換して閲覧出来る。しかも、レイヤー別に表示することも可能。PowerPointはエフェクタ機能も再現する。あれもこれも出来るんだけど、ここまでシッカリと使いこなすユーザはどのくらいいるのだろう? 多くの人はStandard版で十分かな。数千円のシェアウェアでも十分かもしれない。
「墨消しツール」は、たいして使わないだろうという気もするし、でも、昨年の国会で「黒く塗りつぶした証拠のメール文書をこれみよがしに見せる国会議員」のシーンを思い出すと、使うところでは頻繁に使うかもしれないと納得したり。
昔々、ただPDFにする機能の、すごーくシンプルだったあの頃のAcrobatが、妙に懐かしく思える。どこまで行くのかなー。大手ベンダーの巨大ソフトは。
最後にわずかな時間「Adobe Connect」というソリューションのデモがあった。ネット上で会議を可能にするもの。Flash Playerを使ってインタラクティブに表現出来るあたりが特徴らしいが、差別化はよくわからない。いずれにしても、このようにして遠隔地の人とのやりとりが、一層、進んでいくかもしれない。
なんだかんだと言って、お世話になっているAdobe製品なのであります。