歌舞伎座・2016年10月 芸術祭十月大歌舞伎(夜の部)

歌舞伎座芸術祭十月大歌舞伎」夜の部です!

会社から歌舞伎座まで、歩いて行ってみることに。
GoogleMapで検索すると、1時間26分かかる。
16時に到着しようとすると、14時半には出なければならぬ。がしかし、14時45分に出発してしまった。15分の出遅れ。

でもまぁ、行ってみましょうゾ。
新宿通りをスタスタ歩いて、ここは慣れた道ですから、とにかくスタスタ。麹町駅近くで、ちょっと別の道を行ってみようかしらん。皇居より手前で右に曲がり、大きなビルの間を通って、突き当りの道を左にまがると三宅坂。そこからは見慣れた皇居の道、右手側を歩きます。

15時過ぎだが、もう走ってる人がいるんですね。学生さんのような若い方も走っている。

そして桜田門を過ぎてもまっすぐに突き進み、その道なりにまっすぐまっすぐと進むと見慣れた銀座の風景。人が多くなりました。4丁目の交差点は人が多いですなぁ〜。そこも通り過ぎて「歌舞伎座」じゃ。

ギリギリの時間だが、地下におりてお弁当を買ってから劇場の中へ。ちょうど始まったところです。

今日のお席は2階の5列19番。
予約の時には1階がいっぱいになっていました。今日は平日ですが大人気ですね。

今月は襲名披露です。
中村橋之助が中村芝翫になるんですよ。いやぁ〜、凄いなぁ〜。

橋之助が若い時から観てますからね、そしてお父様の芝翫さんも観てました。なんといいますか、親戚のおばちゃんのような気持ちです。

そして、3人の息子さんも同時に襲名を。
橋之助さん、福之助さん、歌之助さんとなるそうです。こちらは佐藤可士和さんデザインだそうです。凄いわ。
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このようなおめでたい講演は嬉しいものですねぇ〜。

1. 歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)
2. 八代目中村芝翫
  四代目中村橋之助 三代目中村福之助 四代目中村歌之助
  襲名披露 口上
3. 一谷嫩軍記 熊谷陣屋
4. 藤娘

「外郎売」は前にも見ていると思うが、自分のブログで検索出来ず。
尾上松緑さん、色々な役を観るようになりました。今日も好演。お父さんの辰之助さん、そして、お爺さんの松緑さんを相次いで亡くし、苦労されたと思います。活躍する姿は、歌舞伎ファンみなが喜んでいます。

中村七之助さんも頑張ってますね。今月は勘九郎さんは歌舞伎座ではなく、東京スカイツリーにご出演。いつも2人が一緒ということでもないのですな。

「口上」を楽しみにいらしている方も多いと思います。私もその一人。
玉三郎は中央に位置しています。口上も良かったです。品があって、華やかで、美しい。相次いで亡くなってしまった団十郎、勘三郎、三津五郎、そして病気療養中の福助、そういった方々がいらしたら、もっと花があったでしょう、なんて思って観てました。主役の芝翫さん、だんだん、そのお名前になっていくのでしょうけれど、今日はまだ橋之助さん、なんて思っちゃう。そのお名前は息子さんが引き継ぎました。

福助さんの息子さんの児太郎さんが出てました。お父さんはどうですか?と聞いてみたい。私と同じ病気です。脳出血。私はこんなに元気になり、マラソンを走ったりしているが、福助さんはどのような状況なんでしょうね。

さっきの休憩時間に半分食べたお弁当(吾左衛門鮓 蟹 1000円)の残りを急ぎ食べまして、
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それから急いで写真売り場に行き、すみません、芝翫さんじゃなくて玉三郎の写真とカレンダーを購入。写真は先月買えなかったからというか、大人買いをしてしまった。先月分は18時までなら5階で売っているそうです。しかし、もう18時を過ぎているので、ダメです。ガクッ。

オレンジジュースを買って客席に戻ります。

「熊谷陣屋」が、襲名の演目。
この演目のあらすじは、こちらに詳しく出ています。

今回は芝翫型での上演です、とイヤホンガイドが言っています。「四世芝翫によるこの型は、二世尾上松緑に受け継がれ、その書き抜きをもとに当代芝翫が復活した」そうです。なるほど〜。

熊谷直実は芝翫。先代の芝翫さんは女方だったから、まったく異なる芝翫さんになります。こういう継承もあるんですね。魁春さん、菊之助さんも良いですねぇ〜。そして3人の息子さんと一緒に演じる。観る側にとっても贅沢な演目となりました。

休憩時間にもう一度、売店をウロウロ。

そして、お目当ての「藤娘」です!
場内が真っ暗になり、そして、パっと明かりがつくと、舞台の中央に藤娘の玉三郎が美しい。みんながハァ〜っとため息を。そして美しい舞が始まります。日本舞踊を習っていると、藤娘を習うのは、比較的、若い時でした。恋とか、何もわからないような時に習うのだが、これは深い踊りです。もう一度、習ってみたい舞です。

そして、その時の楽器や唄の方々の位置をイヤホンガイドが説明してくれます。普通は雛壇になっているところに座って演奏するのだが、藤娘の時には雛壇なしで、舞台の左右にわかれて配置されます。そして、舞台の背景には大きな藤の花。そして、松の大木。それを大きく見せるためにも楽器は雛壇ではないとしたそうです。舞台の工夫も面白いですね。

そして玉三郎は舞台の後ろで数回にわたり衣装の替えを。そして出てくるたびに、客席では、はぁ〜というため息が漏れます。美しい。美しすぎる。大・大・大満足でございます!

先代の芝翫さんの当たり役でもありました藤娘。先代を思いお越しつつ、そして時代は流れているのだなぁ〜。

帰る時に1階に降りると、オオ、勘三郎さんの姉さんの波乃久里子さんがいらした。きちんと着物を着て、どなたかと話しをされている。普通の状態でも立派。

甥っこの七之助さんが出演しているし、弟の亡き勘三郎さんの奥さんは襲名した芝翫さんの姉さん。波乃久里子さんを検索してみると、年齢が70歳と出てました。エエエエエ!若い。私より少し上程度かと思うほどに若い。恐れ入りました。

歌舞伎座の外に出ます。
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襲名披露らしい写真。
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「藤娘」じゃ。
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歌舞伎座よ、今月もありがとうございました。
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