「とにかくすぐに「稼げて・動けて・考えられる」社員のつくり方」小倉広・著。
これは特に私のような零細企業の経営者はためになる本です。
「良い社員」の定義は、本当はいろいろあってしかるべきだが、そこを敢えてバッサリと「稼げる社員」と定義する。
もちろんね、わかっていますよ、総務系であるとか、直接的な売上をあげなくても必要な部署はある。だから、敢えてバッサリと、です。
特に零細では、社長が「俺が稼げばいいのだ」そうそう、そう思う方は多いです。いえね、創業の頃は私も実際にそう思ってました。
しかし、「一人の百歩より、百人の一歩」なるほどね、そうですよね。
成功する経営者とは、普通の人にとっての「緊急『ではない』重要項目」が「緊急『かつ』重要事項」に見える人。緊急事項に格上げできる人こそが、後々、成功していくのです。
それがどのような項目かというと、例えば次のこと。
戦略策定、ビジョン理念の策定と浸透、新規事業・新商品の開発、業務フローの改善と改革、業務の標準化とマニュアル化、人材育成、信頼関係構築とコミュニケーション、自己啓発と学習、健康のための運動、家族と過ごす時間、などなど。
「稼げる社員」を育てるためには、人材の定石である『守・破・離(しゅはり)』を守ることが大切です。
人材育成で有効なのは「一に人事異動、二に採用、三に研修だ」
経営者だけではなく、リーダー達も読むとためになる本だと思います。