第31回 つくばマラソン(フル)

今年もやってきました。「つくば」です。

今年はダンナも出場します。
2人の自己ベストがほとんど同じになっちゃったので、これは夫婦対決でござる。ちなみにダンナは、まだ走り始めて1年程度、私は5年も走っておりまする。

家を6時半頃に出て、つくば駅には8時少し過ぎに到着。
歩いたり、小走りしたりして、身体をほぐしながら、会場である筑波大学に向かいます。
シャトルバスも出ているけど、私は「歩き」でアップを兼ねます。

昨年同様に、ゼッケンやチップは事前に家に届いています。
この方式は大変、助かります。大きな大会では受付するだけで一苦労ですから。
ゼッケン番号は「16864E」。

あれれ、今年は会場の様子が異なります。
更衣室は、例年は大学の建物を利用させていただいていたのに、今年はテントでした。後で仲間に聞いた話では、地震によって建物が破損しているところがあるらしく安全面での対処だろうとのことです。

そうでした、茨城県は何度も大きな地震がありました。
開催して頂けるだけでもありがたいのです。

男子と女子の荷物預けは異なりますので、そこでダンナと分かれて「女子荷物預け」に向かいます。無事に荷物を預けたものの、トイレがすごい長い列で、エエエ、これではスタートに間に合いそうにもないわ。

「他にトイレはないのかしら?」会場内をさまよっていると、マラソン完走クラブのお仲間にバッタリ。
「みなさん、あちらにいますよ」と教えて頂きました。多くの方がこの大会に出場しています。

私は、トイレを探してさまよい、別のトイレを見つけるも、こちらもすごい列。
ああ、ダメだ、こりゃ。

と、諦めかけた時に、隅の方に列を見つけたので行ってみます。
やはりトイレの列でした。少しは列が短いか?そちらに並びます。
「間に合うかしら?」と前後の方々と話しながら不安を分かち合い。

やっとトイレを出た時は、9時30分のスタートなのに、もう25分になろうとしています。
ジョグでスタート位置へ移動。
ハァ〜。

今年もここに立てたことに感謝します。
ダンナのお手製の「がんばろう気仙沼」を前面に貼付け、後ろには「おだづなよ 負けてたまるか 気仙沼」の文字入り「おだづなよTシャツ」です。

私のスタート位置は「E」です。
ダンナはもっと後ろの「G」。

たぶん、申込時の「予想タイム」か、それとも「過去の実績」かなにかで割り振られたのだろうと思います。

スタート位置に到着して、身体をほぐす間もなく前方で号砲のようです。
ようです、というのは、ここまで聞こえない(^ー^)。

それからソロリソロリと前に移動が始まり、スタートを切るまでに4分半程度かかったでしょうか。
これから42.195kmの旅に出ます。

前日に、マラソン完走クラブのメルマガを数回読み返していました。
電車の中で、もう一度、読み返し、
「前半にとばさない!」これを守って行こうと思います。

身体も重いし、ゆっくり、ゆっくり入りました。
1キロごとに距離表示があるので見てみると、あはは、遅いわ。
それでも、少しずつはタイムを上げて、5キロでは31分半だから、キロ6分以上かかっています。

いいのです、前半はゆっくりでいいのです。
この数日前から体調が悪かったこともあり、10キロまではとんでもなく長く感じました。10キロで止めてしまいたい気持ちが先に出ます。まだ10kmなのにー。

それでも10キロを過ぎたら、不思議と身体が軽くなりました。
ほぐれたのでしょうね。
20キロまでは、そんな感じで行こうと決めていたので、ゆっくりジョグで楽しく、楽しく。

沿道からも、後ろからランナーに追い越される時も「気仙沼がんばれよ」と声が掛かります。ありがたいです。

20キロ過ぎました。
中間地点の少し前に「折り返しポイント」があります。
そこを折り返すと、間もなくして、ダンナの姿を発見。
あら、結構、速いじゃない。

私ももうちょっと速めるか?
でも、ここからスピードを上げると、先が長いしなぁ。
いいや、このままゆっくり行きましょう。

29キロには、「お汁粉」があります。
数年前は、並んで待って頂いたお汁粉ですが、去年ぐらいからは待ちません。
甘くて美味しい〜。

給水は全部取ることにしました。ほんの一口だけでも飲んで、脱水を防ぐことにしました。脱水で貧血になることが恐いです。

他には、バナナとあんぱんがありまして、あんぱんを頻繁に頂きました。
エイドからも「気仙沼がんばって」と声をかけて頂きました。

そして、30キロを過ぎてから、オオ、まだ行けそうなので、ここからスピードを上げました。
30キロからスピードアップするなんて、そのことが嬉しい。
30キロを過ぎると、皆さんのペースがダウンするから、自然と何人も追い抜くことになります。それもまた気持ち的に良いですわ。

ルンルンと走っていると、34キロのエイドで、ダンナから声が掛かりました「がんばれよー」って、あれれ、追いつかれちゃった。そして、追い越された・・・。

ダンナもおだTを着ていますが、そのピンクがスーっと前の方に行ってしまいました。うーん、いつの間に速くなったのでしょうか。

私は自分のペースを守りつつ、それでも私も何人も追い抜きながら走ります。

そして、最後の「折り返し」への入り口に到達しました。
ここからが一番長く感じたのであります。行けども行けども「折り返しポイント」がない。長いわー。

そして、またダンナを発見。快調そうです。
私も折り返して、それから40キロを過ぎて、あと2キロ。
ラストスパートをしたい気持ちに身体がついていかない。

腕を振って気持ちだけでも前へ、前へ。
そして、ゴール。

手元の時計をとめると、わずかに自己ベストを更新したか?
ゴール付近で、「報知新聞」さんに取材を受けました。
金曜日の報知新聞に、乗るかもしれないそうです。

私の手元の時計では次の通り。
スタートまで:4:42
5km:31:29
10km:30:12
15km:29:57
20km:29:31
25km:29:35
30km:29:21
35km:28:10
40km:28:14
ラスト:12:18
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合計:4:13:36

正式タイムは、ネットで4:08:52でした。
これは自己ベストを1分更新です!

これまで「つくば」ではさんざんな結果ばかりでしたのに、初めてここで自己ベストを更新は嬉しいです。

しかし、、、なんとダンナは、私よりも4分半も速いタイム。
次はサブフォーを目指すとか言っています。

私は、毎年、1分でもいいから自己ベスト更新を目標にしていたので、今シーズンもそれを果たすことが出来て、嬉しい。タイムを見ても、後半にきちんと上げていけたのは何より嬉しいです。これもマラソン完走クラブから送られたメルマガでのアドバイスに従ったおかげ。

レースの後は、マラソン完走クラブの皆さんと、つくば駅前の「白木屋」さんで打ち上げ。楽しかった。ありがとうございました。