4月大歌舞伎を見るために歌舞伎座(昼の部)に行く。
贔屓の坂東玉三郎が出演しています。
私の席は、1階の花道の(桟敷席側の)真横。
発売日の発売時間に歌舞伎会会員用のネット予約をしましたが、特別会員の方がいい席を押さえてしまうので、端の席しかありません。それでも見れるだけ幸せです。
なんといっても役者と演目がいい!
■本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
時蔵の八重垣姫、橋之助が武田勝頼を演じる。
どちらも品があっていい演技です。
幕間にロビーで、和服姿の橋之助の奥さん(三田寛子)とお子さん達を見かけました。お子さん達が大きくなったなーと思ったりして。歌舞伎ファンは子役の時から見てますから、親戚のおばちゃんのような気持ちで見ています。
■熊野(ゆや)
本日のお目当てはこれ。
玉三郎の熊野そして、仁左衛門の平宗盛。
2人の舞は絵のように美しい。
私の席は花道すぐですから、がぶりよりで玉三郎を見つめました。
でも、玉三郎の視線はいつも、こちらを見ているようで見ていないのです。
目があった気がするのは、単なるファンの願望でして。
大満足で写真も買っちゃいました。
■刺青奇偶(いれずみちょうはん)
玉三郎のお仲、勘三郎の半太郎、仁左衛門の鮫の政五郎ですから、もうなんてったっていいんですよ。
玉三郎はお姫様役もいいけど、こういった、はすっぱな役もいいんです。
それと勘三郎とのやりとりが、もうおかしくて、おかしくて。
それでいて、幸薄い女性の、悲しい生き様が、涙をさそいます。
政五(仁左衛門)が半太郎(勘三郎)に捨て台詞で去っていくところ、カッコいいですね! 仁左衛門が立ち去った後、場内の拍手はなりやみません。
主役級以外の方も、花道そばで見ていると、すごいですよ。
歌舞伎座では、いろいろな品物が販売されているので、幕間にそれを見るのが一つの楽しみです。私はいつも記念の写真を買って、それから「最中アイス」を頂くのだが、今日は「茹で上げあずき(抹茶アイス)」にしてみました。ちょっと「あずき」が甘かったかな。