NHK朝ドラ「おかえりモネ」は毎日、熱心に見ている。
先日の西島秀俊演じる気象予報士・朝岡覚さんのセリフ、「もしかしたら誰もが、自分は何もできなかったという思いを多少なりとも抱えています」「何もできなかったと思う人は、次はきっと何かできるようになりたいと強く思うでしょ。その思いが私たちを動かすエンジンです」と語った。
私に語ってくれたようなセリフです。私は前日まで気仙沼にいたのに、前日の夜に「東京マラソンの打ち上げ」という飲み会があり、その飲み会に参加するために東京に戻ったのだ。飲み会がなかったら、きっと日曜日まで気仙沼にいたであろう。
そして、おかげさまで津波をこの目で見ることはなかった。それを後悔した。なぜ、家族・親戚・友人らとともに、あの困難に立ち向かうことがなかったのだろう、、、と。
だから、モネの気持ちもよくわかる。あれから10年以上経っても、その気持ちは変わらずにあった。そこに、このセリフだ。救って頂いた気がしている。ありがとうございます。