今日は東京マラソンが行われるが、もう今日しかない。雨が降るかもしれないが、今日しかない。
高水山をとにかく歩こうと思います。
9時、JR青梅駅で下車。
走る前ですが腹が減っており、ホームの「青梅想ひ出そば」で天玉うどん。走っても体重が減らないのは朝からこれだけ食べるってことでしょうか。
青梅は「昭和の街」なんですね。
そういえば、青梅マラソンで走った時にもレトロな感じを多く見ました。
腹がいっぱい。少し食べ過ぎ。アップをかねた歩きで「永山公園」に向います。
車が止まっていて、ランナーがアップしてました。
行ってみると、大会の案内がありますので、ここからスタートします。
最初はこのような道を走ります。
私のすぐ後に男女の3人組がいらっしゃいましたが、あっという間に追い越されて見えなくなりました。その後も数人の男性が抜いていきました。こんな天気にも関わらず、試走の方がいらしているんですね。
心配した雨は、時折、パラっときましたが、ザーっとはきません。私は山に不慣れですから、ひどくなったらすぐに引き返しましょう。怪我をしてはまわりに迷惑をけかますから。空を見ると、思ったよりも明るいようです。
地面を見ながら、トボトボと走ります。ゆっくり。
こんな感じの道を行きます。私は山に不慣れで、この程度の下りにも難儀します。
このような表示が出ていますが、私は方向音痴ときていますから、何度も不安になり、山道を行ったり来たりしています。この青梅ハイキングコースをゆっくり歩くご年配の男性がいらしたので道をたずねると、とても親切に教えてくださいました。
それでも・・・
やっぱり道を間違えたようです。
この表示に従って行きますと、その先は30kmと15kmではコースが異なります。
「多摩川マラソン日記」さんを事前にチェックしていたのに、わからなかった。。。
このような道を走ると、、、
気になるこの表示。
(あとからわかったのは、30kmコースはここで戻る、だったようです)
たまたま後ろからいらした男性に聞いてみると、彼も初めてだそうで、「たぶんこっちで合ってると思う」ということで私も後ろを走りました。そのうちに彼の姿は遠く見えなくなり、また一人旅。
不安になりながら進みますが、このような表示もあるので合っているのかなと(だから、それは15kmのコースでありまして…)
その後は、また山道に入りました。
ちゃんと表示を見ているつもりですが(だから、それは15kmの…)
ロープをつたって登るところ。
このような道を走ります。前にも後ろにも人はいません。
こんな風に呑気に写真を撮っていられるのもここが最後です。
この後に、先ほど、私を追い越していかれた方に、バッタリ出会いました。おかしいです。私の前を走ってはずの彼が、私とバッタリ出会うはずがない。
「どちらから来ましたか?」と聞かれても、
「あっち」としか答えられない。
2人で地図を取り出して、「おかしい」を連発。
するとそこに、高水山まで行った帰りの方がいらして、聞いてみました。
ぬぁんと、私が来た方向が、これから向う方向だそうです。
わけがわからない。
ここの時点で、男性は1時間35分だそうです。
私は1時間42分。
地図で教えてもらったら、まだ半分も来てない。
これでは10km(榎峠)の制限時間85分なんか、これっぽっちも間にあわない。2人ともガックリ。(ただし、これはコースをはずれたことによるロスタイムがあったのですがね)
理解出来ぬまま、再び、引き返すことに。男性は、あれよあれよという間に見えなくなりました。あの速度ならば、コースさえ間違えなければ関門を通過する気がしますけど。
私はといえば、上りも下りもダメダメで、心もダメダメ。
あとドンダケ行くのー?
と思っていたら、この標識。やっと「榎峠」の文字が出てます!
その表示には、あと2.5kmとありますが、山の2.5kmは全然わからない。ちっともそこに到達出来ない。また道を間違えたのだろうか?不安が募ります。
そこに通りかかった人に聞いてみることに。すると道は合っていて、これを下っていくと一般道に出る。そこが榎峠とな。ありがとうございます!
「名郷峠」もありました。
このような道をくだっていきます。
途中で出会った方に「高水山」の事を聞いてみると、まだまだ先と、申し訳なさそうに教えてくださいました。グッスーン。
やっと、「榎峠」です!
一般道を向こうに渡ると、「高水山」への入り口。
見上げるとこのような感じ。行くかどうか悩みます。
とにかく歩いてみることにしました。もう走らなくていいから、どんなコースか見てみたい。
やっと、ブログで見かけた看板がありましたー。あと少しかな。
とそこに「高水山常福院」が表れました。
とにかくお参りしなくては!
どうにかここまで来ることが出来ました。もうちょこっとだけ上がってみました。しかし、雲が立ちこめてきたこともあり、山頂までは行かずに終わります。
「高水山常福院」の方に声を掛けられました。
「これからまた永山まで戻るの?」
「いいえ、電車で帰ろうと思います」
「その方がいい。雨が降りそうだし」
「ハイ」
「今日も午前中は結構、人が来ていたんだけどね」
「私も午前中に出たんですけど、、、」もう、13時頃でしょうか。
「ああ、そうなの(笑)、速い人は1時間ぐらいで来るらしいよ」ぐはっ。
「私は今年は、ここまで来れないと思いますので、また来年、よろしくお願いします」と話し、教えて頂いた道を「軍畑駅」に降りることにしました。
下りはこわいです。
岩は濡れてすべりやすいし、何度もころびそうになり、おそるおそる降ります。怪我をしても、誰も助けが来てくれないだろうから、遅くても安全に。それだけを考えて下山。3.9kmと書いてあったのに、それはとても遠く感じる距離です。
それでもやっと一般道に出ますと、もう走る気力もなくハイキング。自然が優しくて美しい。
「軍畑駅」から電車に乗って帰りました。
これでは10kmの関門には、とても間にあいそうにありません。けれど、これを機にいい練習コースが出来たと思います。夏はハイキングをメインにしてもいいですね。
青梅ハイキングコースは、すぐ近くにJRが通っているので、どこから初めても、どこで終わっても良いようです。
東京マラソンは「強風と雨」だったようです。
意外にも青梅は、風はほとんどなく、雨もパラっときた程度。
事前に「tenki.jp」でピンポイントの予報をチェックしていたので助かりました。天気予報の精度は上がっていますね!