なごり雪

東京では珍しい雪が降りました。
積もるほどではなく、後から雨に変わりましたから、電車も普通に動いていたようです。

以前は、年に何度かは東京にも大雪があって、電車が止まったりしましたが、ここ数年はそういった記憶がありません。温暖化でしょうか?

「なごり雪」を口ずさみます。

「東京で見る雪はこれが最後ねとさみ寂しそうに君がつぶやく」

当時、大手企業の女子の採用条件に「自宅通勤に限る」というのがありました。同じ大学で学んだ男子は東京での採用があるのに、女子は地元に帰らざるを得ない、そんな時代でした。

男子には独身寮が用意されていましたが、女子にそれがなかったのは、そういう理由です。それで、この歌詞にあるように、女子は地元に帰りました。

「ふざけすぎた季節のあとで」

当時は、会社に入ったら「仕事をする覚悟」がありました。今の時代のように「嫌なら辞める」ことは出来なかった。辞めてしまったら、次に採用なんかない。だから嫌なことがあっても、それを乗り越えなければいけない。「仕事にやりがいを見いだそう」と、もがきました。

その前の、束の間の大学生時代は、歌詞にあるように「ふざけすぎた」時代です。遊ぶ覚悟、仕事をする覚悟、そういう事をしなければならなかった気がします。