読書:カラフル

「カラフル」森絵都・著。
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また森絵都さんの作品を読む。

この本は、亡くなった「魂」から始まる。
なぜか抽選であたった魂が、別の人間になって、輪廻転生へのリベンジを行うという、なんともまぁ、おもしろい設定で始まる。

別の人間である小林真君はさえない中学生で、自殺してしまったところに、その魂が入り込み、死んだ直後の小林君が蘇るというわけだ。

自殺にはいろいろな理由があって、けれど今にして思えば大いなる勘違いもあり、それに魂は気づいていく。

人は、知らぬ間に人を傷つけたり、喜ばせたりする。お互いに。
人は傷つきやすく、そして勘違いする。

悲しみの中にユーモアがあって、グイグイと引き込まれてあっという間に読み終えた。あと味も明るくて、爽やかな感じ。

映画「人生ごっこ」が、なんと無料で!?

2/22(日)に、文京シビックセンターにて、林弘樹監督の「人生ごっこ」が、なんと無料で見ることが出来ます。監督と脚本家のトークショーもあるようで楽しみです。正午から地下1階にて、入場券が配布されるようです。