ERIC CLAPTON / JEFF BECK

皆さん、すみませーん。
「ERIC CLAPTON / JEFF BECK」を見て参りましたー。

さいたまスーパーアリーナ!
エリック・クラプトンとジェフ・ベックですゾ!!

すみませーん。
私は、若い頃はロックが好きではありませんでした。
なので、、、そんな私が見ても良いのでしょうか?

でも、今回、見ておかなければ行けない、という神の思し召しに導かれ、とにかくチケットを入手した次第であります。

はじめての「さいたまスーパーアリーナ」
隣にジョン・レノンがいらっしゃるのに、その横を素通りして建物に入ります。野暮用のために大幅に遅れて会場に入りますと、エリック・クラプトンが歌っています。そのフレーズ、、、、私、、、泣きそうです。

私の知人には、熱狂的なクラプトンファンがいます。
けれど私は、それほどクラプトンに詳しくない。

そんな私が生クラプトンを見ていますと、ドンドン、ドンドン、ドンドン、引き込まれています。クラプトン最高! フォー!!!

クラプトンを演奏が終わり、いったんはけます。その後に、ジェフ・ベックと一緒に出て来ました。会場は大盛り上がり!

ここでも、、、すみません。
私は同じ時代を生きてきましたのに、それほどジェフ・ベックを知りません。

と・・・と・・・ところが!!
ジェフ・ベックのギターが! 私にドーンと迫ります。

ジェフ・ベックは1944年生まれのはすだが、、、私よりもはるかに若い、少年のような心を持ったギターです。すごい・すごい・すごい!!!

なんだ、これは!!!
私は一瞬にして、すっかり魅了されました。

本当なら、60すぎの、おっちゃんのはずです。それが・・・。
少年のようにギターをかき鳴らし、クラプトンが奏でるブルースにまとわりついていく。

小気味良い。
好きです。そのフレーズ。
ずっと聞いていたい。ジェフ・ベックを聴きたい!
(本当は一番先にジェフベックが演奏したいたのに、ぬぁんとそれを見逃してしまったのですね、私。もったないことを…)

ずっと・ずっと・ずっと・・・時間が許す限り聴いていいたい。
けれど、無情にもアンコールは終わり、そして、すべてが終わってしまいました。終了です。

皆さんの波に乗って出口に向います。
ふとまわりを見ると、年齢層が幅広い。

出演者と同じ時代を生きた、いわゆる60歳代の皆様から、私ときっと同世代、そして、どう見ても20歳代とおぼしき人々、実に幅広い世代が、いっせいに建物から外に出ようとしています。

中でも、オヤジ達の目がキラキラと輝いているのが、実に印象的。
昔、ギター少年として、あのフレーズを、同時期にコピーしようと頑張った世代です。

我々は出口に向って歩いています。
私と、どう見ても同世代の男3人衆。「どこかで飲んで行くか」ということで話がまとまっています。私も行きてぇー。。。

後ろ髪を弾かれつつ、「北与野」駅のホームで電車を待ちます。やはり同世代のオヤジが電車を待ちながら、話しています。

レイラなかったね(ホントは演ったそうです。私が入る直前だと思います。その方々は聞き逃したのか?)とか、そんな話をするオヤジの目はキラキラと輝いて美しい。頭はハゲあがっちゃったけど、その瞳の輝きは、あの日のままです。

その時代に、ロックを聴いてる女性はちょっと早熟でした(気仙沼では)。私は奥手ですから、リアルタイムでちゃんと聴いていないのです。ロックは不良の音楽と言われた時代、私は家族の愛に恵まれ、友達に恵まれ、不満に思うこともなく、穏やかに生きていた時代、ロックを聴かずに過ごしてしまったが、それでもラジオを付ければ、ロックがガンガンと鳴っていて、好むと好まざるにかかわらず、耳にしていた輝かしいロック時代。

もしかしたら、私はロックが好きなのかも?!

気仙沼のふみのり君、今度、クラプトンを演ってみます。うまくいったら一緒に演りませんか?

時間はある!

先日のTチャン食事会にいらしていた上場企業の女性経営者はシングルマザーとして男の子を育てた。秋から息子さんはスタンフォード大学に留学し、一人暮らしになって数ヶ月。

感想をたずねると、
「一人暮らしって、こんなに時間があるとは思わなかった!」

会社の近くのマンションに住み、朝昼晩の食事には家に帰って息子さんと一緒にとるという暮らしを続けていた。母として、料理のほかに掃除や洗濯もする。その一方で会社を上場させる。スーパーウーマンです。それなのに謙虚。

私なぞ、ずっと「時間があった!」ことに気づかされる。

「時間」は、あると思えばある。ないと思えばない。

彼女は頭の回転が早いが、それもまた「時間がない」から、今ここにある問題をすぐに解決しないと先に進まない。持ち前の頭の良さに加えて、常に「脳」がトレーニングされているのだと思う。

時間があると呑気になる。そうすると、どこかが、何かが、錆びていく。イザという時に、錆び付いた脳が動いてくれない。

私は「時間がある」のに、勝手に「忙しい」と思っていなかったか?
もっとやりくりをすると、時間はたくさんある。