歌舞伎座(2008年1月夜の部)

母が母の叔母を訪ねて、そして孫を見に、横浜に来ている。

「東京には寄らないがら」とか言ってるけど、
「歌舞伎みる?」と言ってみたら
「(チケットを)取れんのすか?」というので手配した。

そういえば私、趣味が歌舞伎鑑賞だったはずなのに、最後に観たのは、2007年2月に母と見て以来だから、ほぼ1年ぶりとはトホホのホ。

仕事の都合で1幕目には間に合わない。
2幕目の「連獅子」
3幕目の「助六由縁江戸桜」を見る。

「連獅子」は、松本幸四郎、市川染五郎/親子。
そういえば、この親子の連獅子を見るのは初めてかな。
中村勘三郎親子に比べると、比較的おとなしいという印象だが、踊りはきっちりとしていて、そして最後の毛ぶりでは染五郎が熱演。場内は拍手喝采。

「助六由縁江戸桜」は市川團十郎の十八番。
花道に出てきて、パシっと決まる姿はすばらしい。さすが・お家芸っすね。

中村福助の「揚巻(あげまき)」そして、中村芝翫が演じる曽我満江との場面。このように親子で演じる場面は、なんとも言えぬ気持ち。きっとあと数十年したら、今度は福助とその息子で演じているのだろう。

「助六」は、花魁が美しいし、内容はわかりやすく、それでいて歌舞伎の様式美がすばらしく、歌舞伎に不慣れな方にもお薦めしたい。母も大満足の様子。
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