部屋が狭いというのも、ある意味、長所かも…

Macで音楽クラブ」のAさんが部屋に1.5畳の防音室を入れたそうな。快適らしい。防音室は高価だが中古品もあるそうで、その金額を2年(24ヶ月)で割り、それを1ヶ月の家賃に上乗せしてみると、防音対策してある部屋を借りるよりはわずかに割安になると試算して購入を決意したそうな。

私も導入しようかと思い、部屋のサイズを測ってみている。
うーーーむ、入るには入るが、ただでさえ狭い部屋が、かなり圧迫される。作り付けのロッカーは使えなくなる。私一人なら問題ないが、家族(小太郎)がいる身としては、ヤツの飛び回る場所の確保も考えてやれねばなるまい。そうでなくとも狭い部屋に一人(一匹)でいる時間が長くてストレスを抱えている。ワン!

狭い部屋を嘆いた。
狭いと、いろいろな制約はある。

正月に実家に帰った。
実家もたいして広くはないが、今の私の部屋よりは広いわけで、ちょっとしたものを取るにも、部屋をあっちへ行ったり、こっちへ来たりと移動する。それはそれで面倒。

そうか。。。日本の住居は狭いけれど、工夫次第では効率的な生活が出来るかもしれない。私の今の部屋はすべてがギュっと一部屋にコンパクトにまとめられ、それはそれで効率が良い。

制約がある中で、いろいろな工夫をして、少しでも快適に過ごすという知恵が、日本人には知らず知らずについているのかもしれない。

狭い住環境に慣れている私は、アメリカ型の、だだっ広いストアが、なんとなく味気なく感じてしまう。逆に駅のキオスクは、あの狭い店内に「あ!こんなものまであるのか」と驚く。

ということは、、、
今、地方では旧市街地が郊外の大型ショッピング店に押されて、地元経済を圧迫しているが、工夫次第では、「おもしろい店作り」が出来るかもしれない。大型店をまねるのではなく、小さい店舗らしさの工夫があるのかもしれない。

小さいことへの工夫は、日本人の知恵の見せ所。
などと、狭い部屋の中で考えてみるのであった。