読書:食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識

「食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識」斉藤慎一・編集。

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サブタイトルは「コンビニ・外食大活用」

「チャレンジ皇居」で途中リタイアしてから「栄養」を真剣に考えなければならないと思っている。

この本は、都会で一人暮らしすることになった学生アスリートを対象にしているような感じで、「ご飯の炊き方」から書いてある。「コンビニ」を利用した場合も、それに何かを追加することで、栄養を補う方法が書かれている。外食の場合も同様。

私は昼は外食。夜は弁当や総菜を買って、野菜を追加するなどのアレンジしている(コンビニは滅多には使わないし、ファーストフードもほとんど利用しないが、スーパーや弁当屋で総菜は買う)。

私の料理にはあと少し工夫が必要だけど、料理に時間がかかっては長続きしないと思うの。

そんな人に向けた本だと思うが、少々物足りなさも感じた。「栄養」については、もっと読もうと思う。

読書:まんがでわかるランニング障害解決事典

「まんがでわかるランニング障害解決事典」小嵐正治・著。

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先日、ある方から勧められて読んだ。
タイトルには「まんがで」とあるけれど、全編まんがというわけではない。

最初に「事例」(だけ)が「まんが」で紹介され、「診断」「治療」「予防」と続く。様々な事例をあげているので、現在、その症状がないものも、将来にわたって繰り返し読みたい本。

「事例」では、「ちょっと気になる症状」を紹介し「でも、そのぐらいは我慢!」と思っているうちに、大きな故障につながってしまう危険性について記載されている。

故障の多くは、最初のうちは「ちょっと気になる」程度の「違和感」から始まる。私は現在は故障をかかえているわけではないので、「予防」のところがとても参考になる。楽しく走り続けるために「健康1番!」

とても参考になる本で、夢中になって一気に読み終えた。繰り返し開いて読み直そう!

読書:ウチのシステムはなぜ使えない

「ウチのシステムはなぜ使えない」岡嶋裕史・著。
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サブタイトルは「SEとユーザの失敗学」

システムを発注する側から見ての、いろいろな謎を解き明かしてくれている。けれど、時々、見受ける「技術者たちに通じる言葉遣い」が、受け入れられるかどうかは疑問。私はおもしろく読んだけれど(^ー^)

私は技術者ではないが、会社では技術者を雇用している。そんな私にも「そう、そう」と思って読んだのは、

アーティストか大工さんか
職人気質という言葉がある。職人は管理しにくい。優秀な職人は、場合によっては完璧主義で気難しく、ビジネスに必要な妥協を許さない傾向にある。多かれ少なかれどの技術者もこの職人気質を色濃く継承しているのだが、プログラマは下手をすると自分のことを職人以上の存在、例えばアーティストになぞらえている。こうなると手がつけられない。

(^ー^)これ、これ! そのまま長所であり短所にもなり得ることかと思います。そういうところを理解して、そして、どう付き合っていくかだと思うのです。

「エクストリーム・プログラム(XP)での4つの原理について」は、

・コミュニケーション
・シンプル
・フィードバック
・勇気
原理の中に「勇気」が含まれているのが素晴らしくも恐ろしい。

こんな調子で進みますので、なかなか楽しいです。
楽しいとばかりも言ってはいられなくて、私もあらゆる場面において、意思疎通の難しさを感じます。若くて経験が少ない技術者はなおさらではないでしょうか? そういう方も読んでみられてはいかがでしょう?

立場によって刺さる言葉は異なると思いますが、それぞれの立場でいろいろ思い当たることがあるように思います。

読書:ライフハックス鮮やかな仕事術

「ライフハックス鮮やかな仕事術」佐々木正悟・著。
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サブタイトルは「やる気と時間を生み出すアイディア」

この本を読むのは2007年3月14日に続き2度目。
前回サラリと読んだところが、今回は心に刺さる。
自分がどういう状態にあるかで、心に残る箇所は異なる。だから、読書っておもしろいですね。

「やるべきこと」
1.今すぐやるべきこと
2.あとですぐやるべきこと
3.いつかやればいいこと
4.自分がやらなくてもかまわないこと

このように分類してみると4が多くなっている場合がある。他人にまかせることはまかせる。

それらをタスクリストにまとめると

いちいち覚えておかなくても済む。(中略)覚えておかなくても済むということは認知リソースが解放できるという意味だ。

「時間管理」と「モチベーションのコントロール」というものが表裏一体の関係を持っていることを明らかにしようと試みた。

モチベーションのコントロール。これが大事だと最近思っている。「わかっているが実行が出来ない」そういう時はモチベーションのコントロールがうまくいってない。

著者がアメリカに留学していた時代に「大脳生理学の教授」から教わった「先延ばし撃退法」は、すぐれものに違いないと期待して聞いた。ところがその答えにがっかりしたそうな。なぜならそれは

とにかく、プロクラスティネイトしてはいけません。そういう気持ちになったら、立ち上がって、コップ1杯の水を飲んで、何も考えずにすぐに取り組みなさい

えー、そんなことー「水を飲む?」と著者は思ったと思うが、私が著者がえらいと思うのはまずそれを実践するんですね。そして、

しかし、これは一定の効果が上がる方法だということを、すぐに悟った。水を飲んだら何も考えずに、というところがポイントである。

つづきは、、、本をご覧ください。

読書:レバレッジ時間術

ゴールデンウィークは今日でおしまい。あれもこれもしたいと思っていましたが、ボーっとしているうちに時は過ぎ…。

「レバレッジ時間術」本田直之・著。
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サブタイトルは「ノーリスク・ハイリターンの成功原則」

「レバレッジ・・・」という本が書店に平積みになっていて、前からずーっと気になっていた。何度も、目次を立ち読みしていた。とうとう我慢出来ずに読んだ。パワーが本全体からにじみ出ている。結果的に読んでよかった。というか、もっと読もうかな(笑)

だいたい、「忙」という字は「心を亡くす」と書きます。その意味でも、いい言葉ではありません。だから私は、どんな状況に置かれても「忙しい」とは口にしないことにしています。もちろんスケジュールが詰まっているときもありますが、その際には「詰まっている」という表現に置き換える(中略)こういう心構えが時間の使い方がうまくなるための第一歩なのです。

私も、なるたけ「忙しい」と言わないことにしているが、その際に、どう置き換えるかが重要。「詰まっている」は、シンプルで状況をよく表していて、それでいてネガティブではなくて、こういったところにコツがありそう。

本のタイトルでもあるレバレッジについては、次のように書いています。

「レバレッジ」という言葉は、本来は「てこの原理」を意味しています。「てこ」を使えば少ない力で大きなモノを動かすことができます。これを時間に当てはめれば、少ない時間で大きな効果を上げることが「時間にレバレッジをかける」ということになります。

そして、

時間も『投資』で増やすという発想

時間が「増える?」これ、気になりますよね。時間を増やしたい。特に休日の時間を増やしたい(笑)

「課題」がなければ「成果」もない
(中略)実際、課題をしっかり持っている社員は成長も速い。(中略)「課題」と「成果」とは表裏一体の関係にあります。

このGWを効果的に時間を使ったかというと「?」です。あれもやりたいし、これもやりたいと欲張りなんですね。でも、時間はドンドン過ぎ去ります。そこで次の箇所が参考になります。

時間の使い方を、大きく4つのカテゴリーに分類します。1つ目は、自己投資である「インプット」の時間。(中略)2つ目は、仕事をしている「アウトプット」の時間、3つ目は食事や風呂や睡眠などの「生活」の時間、4つ目は、自由に使う「プライベート」な時間です。そして、1日24時間を、30分から1時間単位ぐらいで、4つのカテゴリーに分類して記録するのです。

これを続けることで、「不明時間」の多さに気づくというのです。やってみようかな。

「時間割」のある生活は快適

一見、窮屈に思える「時間割」が実は集中力を増して、快適に過ごすことが出来るというのです。このようにいくつも参考になる箇所があるので、私の生活にも取り入れてやってみようと思います。

読書:iPodをつくった男

「iPodをつくった男」大谷和利・著。
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サブタイトルは「スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス」

このごろ書店には、iPodの成功にちなんだ書籍が多く並んでいる。スティーブ・ジョブズに関する本は、すでに何冊も読んでいるから、周知のことも多いのだけれど、それでも気になって読んでしまいます。

この本の中で私が最も興味深かったのは「第4章 キャッチコピーから見るアップル社」。アップルの新製品発表には、すばらしいCMと、考え抜かれたキャッチコピーが踊る。英語がよくわからない私にも、それは、なんともワクワクする言葉。

今、改めてそれらを目にすると、当時がパッと思い出される。
その言葉が出た時の背景と、言葉の意味を改めて解説してくださってる点は大変おもしろい。

ずっとアップルを追い続けている大谷さんだからこそ書けるエピソードが盛り込まれていて、そういった点が他の書籍とは特色が異なるように思う。

「ネクストキューブ」の内部基盤の設計にさえ視覚的な美しさを求められたエンジニアが「いったい誰がコンピュータの中まで覗くようなことをするのか?」と反論したことに対して「僕が覗くのさ」

私ごときハードウェアには弱い人間にも、Macの(ハードの)中の美しさにはほれぼれとする。たかだかメモリを一つ追加するだけでも、それをこじ開ける時の、ネジの一つ一つまで「こんなところにもこだわっている!」という発見をして満足をする。

パッケージの美しさは多くのところで語られていて改めて言う必要もないが、そのパッケージは年々、省エネ化し無駄を徹底的に省いている点も際立っている。

そういった美しさを、ここまで、こんな裏側まで追求する姿勢が、「iPod」の大ヒットにつながっている。アップル信者にも、そうでない人にも読んで欲しい1冊。

私が最も大好きなアップル製品は「MacOS!」。
1991年にそれに出会って今日まで、漢字Talk6.0.7から(Mac OS X Betaも含めて)すべてのMacOSを使い続け、そのたびごとにワクワクしている。今は、日本でiPohoneが発売されることを待っているのだが、果たしてそれはかなうのか?・・・

読書:ウェブ時代 5つの定理

「ウェブ時代 5つの定理」梅田望夫・著。

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サブタイトルは「この言葉が未来を切り開く! 」

梅田氏の著書は、「シリコンバレー精神」「ウェブ人間論」に引き続き3冊目。

「まえがき-私の勉強法」の中に次の記載がある。

私はひたすら、ビジョナリーたちの切れ味の良い言葉を探しては考える、ということをずっと繰り返してきました。日々の仕事での経験にビジョナリーたちの言葉を照射しては、変化の予兆をとらえようとしてきました。これが今も続けている私の勉強法の核心なのです。

そして、本の中では、ビジョナリーの言葉を日本語と英語で表記され、その言葉の背景を開設するという手法をとっている。

それらの言葉は、日本人の、私が尊敬する経営者達が日本語で語っているのと大差ないかとは思うが、こういった言葉は、受ける側の精神状態によって、とても突き刺さる時がある。

今の私に刺さる言葉は、

A クラスの人は、Aクラスの人と一緒に仕事をしたがる。Bクラスの人は、Cクラスの人を採用したがる。— シリコンバレーの格言

本書では「グーグリネス」という章を設けて、グーグル社について詳しく述べている。「創業者から株主に宛てた異例の宣言書」には、

グーグルは「普通の会社」ではありません。そしてそうなろうとも思っていない。— ラリー・ページ

この言葉は優秀な若者に刺さる言葉でしょうね。その言葉は、それまでの「前」があって、前の良くない(と感じる)部分を見て出来た信念だろう。グーグルはシリコンバレーという特異な場所で、スタンフォード氏によって開かれた時から、少しずつここに向って突き進んだ結果とでもいうか、歴史が今日を作る。

その中で、起業する際の日本との決定的な違いが見える。
起業した会社を大きく育てるには、「いいアイディアを持つ人間」と「それに投資する人間」と「経営する人間」そういった組織が必要であり、シリコンバレーはそれを実現出来る状況にあるということだ。

日本では「いいアイディア」を持つ若者がいたとしても、そこに投資する人達との接点、経営のプロ達との接点が(なかなか)ない。そういった事の確立がされていない。

それは良い意味でも、悪い意味でも、日本的経営によるものと思う。日本的経営の良い点もある。ただ、グローバルな土壌で起業しなければならないITベンチャーの世界では、このしくみを早期に確立しないと、世界からますます遅れることになる(かもしれない)。

読書:2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」西村博之・著
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インタビューをまとめてできた本だったりするので、ほとんど文章を書いてないというのが、わかる人にはわかってしまう本だったりするので、がんばってあとがきは書いてみたりします。

そのようにインタビューをまとめた本らしい。
まぁ、それはさておき、内容については、非常に共感することばかりで、そういう事に正直驚いた。私は「2ちゃんねる」が嫌いで、なるたけ見ないようにしている。

見ないようにしているが、何か調べものをする時には重宝しているし恩恵も受けている。なので「嫌い」とバッサリと切り捨てることは出来ない。むしろ必要だったりする。

西村氏が言うように

2チャンネルはなくなるかもしれないが、2ちゃんねるのようなシステムは残り続ける。

私もそう思う。
そのように永遠に必要だと思われるシステムの構築を成し遂げた西村氏はすごいと思う。ニワンゴでの「ニコニコ動画」もなかなか楽しい。

IT系の話題でも、グーグル、ライブドアの堀江さん、ソフトバンクの孫さん、mixi、はてな、その他、本質をついていると思う。

「ウィニーとスピード違反」ではおもしろい事を言っている。

日本では、時速100キロ以上の速度を出せる公道は存在しないのですが、時速100キロ以上の速度を出せる自動車は売られています。(中略)
「ウィニーを開発すること自体が、著作権法を侵害すると受け取られても仕方がないのではないか」という、裁判官の判断によるものです。

西村さん自身がいろいろな裁判をかかえている。
以前「出廷しない」ことが話題になった。

最初は、裁判にも行っていたんですが、あるとき寝過ごしてしまってから、何も変わらないってことに気づいてしまいました。

おもしろい人(という言葉が適切かどうかわからないが)だと思った。

読書:サブプライム問題とは何か

「サブプライム問題とは何か」春山昇華・著。
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サブプライム問題について、非常にわかりやすく書かれています。

「サブプライムローン」導入の背景、それが普及した様。
良かれと思って開始した制度も、悪徳業者によって、様々に変化していく様。
そして、問題が顕著になっても、対策が後手にまわっていること。

そういった事が実にわかりやすい。

「日本のバブル」とは違うとアメリカは言っていたと思いますが、ほとんと同じように見えてしまいます。

私たちの世代はバブルを知っています。
日本でも、もしかしたら、バブルを知らない世代が、再び過ちを繰り返すのかもしれません。バブルを知らない世代の方々も読んでみるといいかも。

それにしても、この問題がこれからさらに世界に影響を与えるかとを思うと憂鬱になります。

読書:構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌

「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」竹中平蔵・著。
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竹中氏が大臣時代に書いた日誌を元に書き下ろされた本。
竹中氏は大臣時代に相当に叩かれた。

私は、竹中氏が大臣に就任した当時、「学者に政治は無理では?」と思っていた。机上と実際は全然違います。そういう気持ちで見ていた。

大臣に就任していくらか時間が経過した後、サンデープロジェクトというTV番組で榊原英資さんが、竹中さんの事を「仮免をもらって路上に出たら、それなりになってきた」とかなんとか(細かいいい回しは忘れたが)、そういう事を言っていた。

その言葉を聞いた頃から、私も竹中氏の事を見直し始めた。

ところがその頃から、竹中氏に対するバッシングは相当に厳しいものになったと記憶する。私から見ても、それはいくら何でもひどいのでは?と思うようなバッシングが続く。

ところが、竹中氏は打たれても打たれてもへこたれない。まるでサンドバックのよう。一見すると、おぼっちゃん風のこの人の、どこにこんな強い力が潜んでいるのだろう?

そして、引き際も見事であったと思う。
その引き際を見て、この人の事が気になっていた。

この本は、大臣としての記録として大事なことが冷静に適切に書かれている。

私は「郵政民営化」には反対であった。
「あった」と過去形で書く。

この本を読んで、私が思っていた「郵政民営化」と小泉・竹中が思ったそれとに違いがあるように思える。マスコミが適切に報道していない事があるのかもしれないし、私自身も、きちんと理解しようとしなかった事に問題はあり、そのような誤解が生じる。

竹中氏は次のように書いている。

今後日本に、「ポリシー・ウォッチャー」と呼べるような専門家集団を作ることが不可欠だという確信を持つようになった。

小泉・竹中が描いたものが、その後の日本にどのような影響を与えるのか。それは時代が証明していくだろう。私は小泉政権には批判的な目で見ているが、「不良債権問題」を処理し、前に進めてくれたことは評価するし、それは竹中という人がいてこそだと思っている。