読書:ONとOFF

「ONとOFF」出井伸之・著。

ソニーのCEO/出井氏が書いたエッセー。「会社は誰のために?」というタイトルからスタートする。USでは「株主のもの」と言われているらしいが、私はそれに納得いかずにいた。

会社は「お客様のために」とか「働く人のために」と言われて育ったから(祖父の前までは会社組織ではなかった(商店だった)しなぁ~)「株主のもの」と切り捨てたような言い方には反発がある。この本の冒頭はそんな話から始まる。

本の中で「従業員が大切だという日本の昔からの考え方もあるでしょう」としているし、「また、会社は顧客のためにある、これはカスタマー・バリュー(顧客価値)理論とも言えると思いますが、ユーザーに満足を与え続けることが結果的に会社の価値を上げることにつながる、という意見も説得力があります」と続く。

私が疑問に思っていた部分が、少し解決されたような気がした。文書が魅力的だ。

読書:採用の超プロが教える出来る人出来ない人

「採用の超プロが教える出来る人出来ない人」安田佳生・著。

この本、すごすぎますぅ~。著者の安田佳生氏(ワイキューブ代表)は1965年生まれだから、私より4歳下だが、この筋のプロ(採用コンサルタントという職業)というのはかくも的確に言い当てるのか。

これから就職しようという方も、何年も働いている方も、一度は読まれるといい。もちろん、採用担当者は読んでおくベシ。

2003年2月10日に初版で、3月10日に第3版だから売れてると思われる。

読書:私たちの愛

「私たちの愛」田原総一郎、田原節子・著。

こういう愛もあるのね。普段はバッサバッサと政治家に切り込む田原総一郎の本音は実は女々しかったりして、そういうところは女性本能的にくすぐられる部分かも。ジワ~と暖かくなるような、後から考えさせられるような本でした。

読書:なぜ数学が得意な人と苦手な人がいるのか

一週間かけて「なぜ数学が得意な人と苦手な人がいるのか」を読む。

中学までは数学が嫌いではなかった。かといって得意とは言えなかった。高校2年の数IIBで完全に置いていかれ、それ以来、数学にきちんと向き合った事がない。

この本によると、様々な実験結果から「人間は生まれながらにして数の多少を識別する感覚を持ってる」そうだ。脳に障害がないかぎり、数の脳が備わっている。

「数学脳がよく働く人は、ひとつの問題を2つ以上の方法で解くことができる」同感する。数学脳を鍛える(腐らないように訓練する)ぞ!
(さて、何をどうすればいいやら?)