歌舞伎座・2023年2月 二月大歌舞伎(第一部)

久しぶりに歌舞伎座です! 東銀座駅を出るとジャーン。

「お雛様」だ。そんな季節ですね。

「五世 中村富十郎」さんの「十三回忌追善」だそうです。もう十三回忌か。早いわぁ。

今日のお席は、3列16番。とてもよく見えます。良いお席。

河竹黙阿弥・作「三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」

序幕 大川端庚申塚の場
お嬢吉三:中村七之助
お坊吉三:片岡愛之助
おとせ:中村壱太郎
和尚吉三:尾上松緑

以前、お坊吉三:片岡愛之助と和尚吉三:尾上松緑を観ている。そこに中村七之助だ。完璧。それにしても、よくよく、この話を考えついたと思う。実は、実は、で話は進む。お嬢吉三は男なのに女装で育てられる。そして、おとせから「百両」を奪って、おとせを川に突き落とす。さらに、それをじっと見ているお坊吉三。

休憩にお弁当を頂きます。「歌舞伎座厨房特製 お好み弁当」、1,500円。

二幕目 巣鴨吉祥院本堂の場
   裏手墓地の場
   元の本堂の場
大詰 本郷火の見櫓の場
浄瑠璃 「初櫓噂高音」

和尚吉三:尾上松緑
お嬢吉三:中村七之助
手代十三郎:坂東巳之助
おとせ:中村壱太郎
捕手頭長沼六郎:市村橘太郎
八百屋久兵衛:嵐橘三郎
堂守源次坊:坂東亀蔵
お坊吉三:片岡愛之助

すみません、弁当を食べたら眠くなり居眠りを少々。トホホ。そうこうしているうちに劇的な最期・本郷火の見櫓だ。「二人が召し取られた時には櫓の太鼓をたたいて木戸を開けるという触書(ふれがき)に気付き、お嬢吉三は櫓に登って太鼓をたたく」。そして「壮絶に果てる」。凄い筋書きですよ。

幕が降り、外に出る。明るい。まだ13時35分だ。

歌舞伎座よ、今月もありがとう。