第4回 しまだ大井川マラソン in リバティ(フル)

第4回 しまだ大井川マラソン in リバティ」フルの部に出場します。

昨晩は静岡駅前のホテルに泊まりました。
静鉄ホテルプレジオ 静岡駅北」です。
静岡駅からホテルのすぐ手前まで地下道で行けました。
最初はわからずに地上をウロウロしたけれど、わかってみれば、すぐ近くで便利。
コンビニも近い。
ただ、土曜日なので「おにぎり」の入荷が少なく、朝食用を買おうと思ったら売り切れ。
「駅の近くのローソンがありますよ」と教わり、そちらで朝食用のおにぎりやみそ汁を買いました。

荷物はホテルに預けて、身軽になって出発!
今日もがんばるゾ!

静岡駅で切符を買っていると、イシワタリさんとマルちゃんに会いました!
一緒に東海道線に乗って「島田駅」へ。25分くらいかかります。
7:19発に乗りました。
早めに行ったので座れたわー。
車内はランナーが多く乗っていて、遅かったら立って行くことになったので、早め・早めは大事ですわ。

島田駅を降りて、会場に向かいます。

島田は、このマラソン大会がなかったら来ることはなかったのではないかしら?
マラソン大会って、町おこしにはいいですよね。

オ、ゲートが見える。
あそこからスタートです!

ゼッケンやチップ、荷物を入れるビニール袋はあらかじめ自宅に届いているので、受付はありません。

男女の更衣室を表す表示。

ゼッケン番号は予定到着時間によって分けられていて、私とダンナは一番遅いCブロック。
イシワタリさんとマルちゃんはBブロックなので、荷物預けの場所が異なります。
そこでお別れして、ダンナとCブロックの荷物預に向かいます。

その先にトイレがあるので、混まないうちに行っておきましょう。
と思ったら、すでに列になっていました。
待ちながら、肩グリグリ、膝グリグリの準備運動。

それでもまだ40分以上あります。
今日の天気予報は午後から雨、しかも大雨。

雲行きはすでに怪しく、立っていると肌寒い。
近くに建物があって、ランナー達が出入りしているので入ってみますと、建物の中はいくらか暖かい。
そこでバナナを食べたり、ストレッチして、もう一度、建物のトイレに寄って、
なんてことをしていたら、あららら、荷物預けの8時40分までに、あと数分。
大慌てで、荷物を預けて、スタートラインに向かいました。

すでに列に整然と皆さんが並んでいます。
後ろでかまいません。どうせ遅いですし、ネットタイムといって、スタートラインからの計測でいいから、後ろからのスタートでいいんです。

列に並んで待っていると、本日のゲスト千葉真子さんの元気な声がスピーカーから聞こえます。
元気、元気、元気が出ます。(^ー^)。

ゼッケン番号は「8497」

今回は本当にいけてない状態でのスタートです。
風邪をひいてしまい、(木)は会社を早退、(金)は完全にお休み。
(土)に開催した「第2回気仙沼を元気にする会」の実行委員長なのに、どうしようと思ったら、(金)の21時過ぎ、神がかり的に、サーっと熱がひいて体調が戻ったという状況。

(土)は一日中イベントでして、夜に静岡入りですから、さすがに疲労状態のままでフルを走ると、いったいどういう事になりましょうか。

いいのです。
今の状態での出来る限りのことをいたします。

島田市は、住民の反対がたくさんある中で、ガレキの受け入れをしてくださった街です。ありがとうございます。

本日、ここに立てたことに感謝します。

ゲスト千葉真子さんの元気な声がします。
アナウンスの方が「10秒前です」
カウントダウン。

「いまスタートしました〜」ワー!

しかし、列は動きません。
前の方は走ってるんかなー?
スタートラインにたどり着くまでに7分半かかりました。

それからもゆっくりです。
大きな波に身を任せて、ゆったりとスタートします。
ダンナの姿が近くに見えます。次第にダンナは前方にスルスルっと行きました。
最近、調子がいいので、今日は目標を達成するか?

道幅はそれほど広くはないので、無理に追い越さずに丁度良いペースの人の後ろを自然についていくことにしました。

距離表示は1キロごとに、見やすい大きな文字で出ています。
2キロ付近、あら、ダンナがトイレに駆け込んでました。ロスタイムになっちゃいますよー。

私はマイペースで進みます。
川に出る手前で大渋滞で、ちょっと立ち止まっちゃいました。
ま、今日はたいして記録も望めないし、ゆっくりいきましょう。

コースの横には、江戸時代の街道として栄えた当時をしのばせる「島田宿大井川 川越遺跡」がありました。
あとで、ゆっくり観光したいですね〜。

川沿いに入ると、マラソンの人のおおきな「うねり」が、まるで大きな大きなヘビか何かの生き物のように、そうして色彩豊かなウエアがきれいに流れています。圧巻。写真撮りたかったわー。

天気は曇りで肌寒い。マラソンにはいい天気。
これは、思ったよりは記録狙える?なんて思ってしまったのは、あとから思えば失敗。

5キロを過ぎたところで、なんだかお腹がすいてきました。
ウルトラマラソンを走っていたせいか?
ゆっくり食べながら走る癖がついてしまったのか?

今から空腹ではエネルギー不足になっちゃうなぁ。
どうしましょう。たしか20キロ辺りまでは給食はなかったような。

エイドでは水やスポーツドリンクがあります。それをゴクゴクっと飲みます。
汗をかいていて、付けていた手袋とアームウェアはとりまして、腰に巻きました。

ブドウ糖の飴を持ってきているので、それを食べましょう。
ウエストポーチから飴を取り出して、飴が入った小袋から出そうとするも、飴が小袋にひっついていて、なかなかとれない。

あらら、と思い、飴を見て、両手でビリビリっと小袋を引き裂いていたら、
いきなり、大コケ!

後で見てみると、沿道の端にあった、ライト用でしょうか?
ちょこっと出っ張ったところにに足をとられたらしいのです。

全然、足が上がっていなかった(ーー;

大転倒です。

手が飴をしっかり押さえていたせいで、腕が出ない。
なんと、私は、顔からドッスーーーーンと着地してしまった。
しかも、着地してから、ズズズズズズズズーとずった。

キャァ〜と私ではない人のおたけび。
大丈夫ですか?の合唱

しばし、動けない。
おもわず、数人が助けに来てくださいました。
皆様、やさしいです。ありがとうございます、ありがとうございます。

運の良いことに、道路の横の草がある部分に転んだのであります。
もし、縁石があったりしたら、骨折していたかもしれません。

そしてまたラッキーなことに、転倒したところに女性のボランティアさんが立っていて、その方に、はずれてしまったゼッケンを付けてもらったり、口にも目にも入っていた草を取ってもらったり、ほっぺたにも草がへばりついていたのもはらって頂いたり。ありがとうございました。

「私、顔、血だらけですか?」と聞くと
「大丈夫、赤くなってるけれど血は出てませんよ」とな。

「顔が変じゃないですか?何というかドロドロというか?」と聞くと、
「(ぷぷぷ)大丈夫ですよ、綺麗ですよ(ぷぷぷ)」とな。

本人といたしましては、試合の後のボクサーのような顔になっているのかな?と思ったのであります。
それだけ顔に痛みがありまして。
そうして、腕にも膝も打ったのですね、身体じゅうに転んだ痛みが走ります。

エエエエーーーン、泣きたいでございます。

「走れますか?」
「はい、走ります」と朦朧としながら答えて、御礼を申して、コースに出ます。

頭は真っ白。

キロ7分くらいになったんじゃないかしら?
ドンドン追い越され、追い越され。

おまけに時計が変です。
れれれ・時計、壊れた?
今日は時計なしで行くか?と思いながらも、未練がましく、あれこれ操作していると、

ラップではなくスプリット表示になっていただけでした。
もうね、頭が変です。

そうこうしているうちに10キロの表示。
ふ〜、あと30キロもあるのだ。

たぶん、コースはなだらかな下り坂。
心地良い風、少しずつペースが上がっていきました。
本当は少し抑えなければいけないのだけれど、そのまま行ってしまった。

コースはほぼ平坦で、距離表示は1キロごとにあるし、エイドもちょうどいい間隔である。
これは、ちゃんと練習を積んでいたら、自己ベストを狙えるコースだなぁ。

ということで、20キロまでは調子良すぎるペースに上げてしまい、
それからは次第に落ちていきました。ズズズズズゥ〜。

今日もおだづなよTシャツを着ています。

川沿いを走るから、きっと応援いないんだろうなぁと思っていたのですが、思いのほか応援の方が多くて、「気仙沼がんばれ〜」と声援がかかりました。たくさん、応援頂きました。ありがとうございます。

私設エイドもたくさんあって、
私はお腹がすいてしまったので、沿道から、うめぼしや煎餅、おにぎりなどを頂きながら走りました。
良い大会です!

マラ完でご一緒するまっちんから声がかかりました。
まっちん〜〜〜、ありがとう。
なんかウルウルしそうです。元気頂きました〜。

20キロ付近で折り返します。
ゴトーさん、速いっすね。サーっと行っちゃいました。
マラ完の皆さんもいらっしゃるのだろうけれど、みんな速いから、あっという間に通り過ぎていってるのだろうと思います。

イシワタリさん、マルちゃんは、今日は練習と言ってたけど5分半くらいでしょうか。いいペースですね。
オ!ダンナから声がかかりました。これなら、サブ4行けそうね!

私はちょっときつくなって来ました。
顔や腕は、あいかわらずヒリヒリしています。スリ傷です。

ウルトラの100キロに比べるとその半分もしない距離ですが、ペースが違うから、やっぱり相当にきついのです。

なぜ、こんなに厳しいことをしているんだろうね。
せっかくの日曜日。
ダラダラ過ごしてもいいはずなのに、何でしょうね。

頭の中では、コブクロの歌がなっています。
先日、NHKテレビで見た「激走!日本アルプス大縦断」のシーンを思い出していました。

最後まで諦めない!

千葉真子さんが立っていて、ハイタッチしました。
千葉さん、近くで見ると、本当にかわいい方です。
こんなに華奢な方が、あんなスピードで走っちゃうのだから、すごいなぁ。元気いただきました〜。

イシワタリさんから聞いていた「33キロの大エイド」に辿り着きました。
「チキンラーメン食べると走るのが嫌になっちゃうよね」と言ってましたっけ。

チキンラーメンには待つ人の列が出来ていました。
うーん、これを待っていたら、ますますダンナとの差が開いちゃう。
チキンラーメンあきらめて行きますか。

でも、未練がましくエイドのテーブルを見ていると、その隣に「スープ」がありました。
列もありません。

「スープください」
2種類のスープがありました。コンソメとトマト味。
トマトの方を頂いて飲みますと、暖かくて美味しい!
力が出ます。

まだまだ、たくさんのエイドがあって、後ろ髪を引かれながら、再びコースに戻りました。

あと9キロか。
ヨシがんばるゾ。

38キロに次の折り返しがあります。
そろそろ、ダンナとすれ違ってもいいはずだが。
マラ完の皆さんは行っちゃったかな?

イシワタリさん、マルちゃん、みんな、どの辺だろう?

午後から大雨の天気予報ですが、まだ天気は持っています。
曇り。

行けども、行けども、誰ともすれ違わない。
あれ〜、もしかしたら、みんな3時間半くらいで行っちゃったのかしらん?
ダンナも調子良さそうだったしなぁ。

くー、私だけ、こんなに遅いんだよね〜。
才能ないのだわ。
いやいや、もっと練習すれば、きっと早くなる。

なかなか折り返しまでたどり着きません。
長い長い。

サブ4のペースメーカーさんがすれ違いました。
サブ4するには、あそこにいないといけないのですね。無理だわー。

それから、だいぶ後ろの方に、あら、ダンナです!
「オー、オ〜〜〜!」
「おーい頑張れよー」とダンナ。

ありゃ、ダンナもだいぶ、遅れちゃったのね。
雨がパラパラと降り出しました。

もう少し行くと、イシワタリさん!
「折り返し、すぐ、そこだよ!」
「ありがとうございます!」

その声に元気いただきました。
本当に、すぐそこに折り返しがありました。

きっとみんなはチキンラーメンを食べていたので、私との差が少しだけ縮まったのねー。
38キロで折り返した辺りから、雨がザーザー降って来ました。

サブ3の人は雨にあたらずにゴールしているのでしょうなぁ。
あと4キロという気持ちと、雨が心地よくて、少しスピードを上げられそうです。

行けるところまで行くのダー!
タッタッタッタと駆け出しました。
キロ5分40秒ぐらいになっているんじゃないかしらん?
このままゴールまで行きたい!

40キロの表示。あと2キロとちょっと。
あ〜〜〜、少しペース落ちた。
もう少しだ、頑張れ、頑張れと自分にエール。

雨は激しく降って来ました。
ズブ濡れです。

あと少し、あと少し。
顔の傷に雨がしみてヒリヒリ痛みます。

あと少し、あと少し。
がんばれ、がんばれ!

向こうにゴールのゲートが見えました。
あそこがゴールだ。あと少しだ。がんばれ、がんばれ。

がんばる自分と、もうすぐなんだから歩いたってイイジャンというダメダメな自分が同居する。
ダメダメな自分をふりきって、腕を振って、

マラ完のナカタさんが言ってた言葉。
「足が動かなくなっても、まだ腕は動きますよね」

そうです。前へ前へ。一歩でも前へ。

ゴールのアーチが近づいてきました。
あと少し。
そして、ゴーーーーーーーール!

この瞬間が本当に嬉しいのです。
何と表現していいかわからないけれど、走ることから解放された、なんとも言えない達成感。

これがあるから、大会が好きなんだろうと思います。
けれど、記録はガーン。悪い。

手元の時計では次の通り。
スタートまで:7:36
5km:32:13
10km:30:09 ←ころんだ
15km:28:27
20km:28:41
25km:29:36
30km:30:42
35km:32:23
40km:31:42
ラスト:13:12
———————————–
合計:4:24:45(ネットタイム 4:17:09)

人の流れについて行くと「記念のTシャツ」の列でした。
Mサイズの列にダンナを発見。
「オーイ」
「さっき、ころんじゃったよ〜〜〜」とSサイズの列に並びながら声を上げます。

「見てたよー、なんか介護されてたでしょ」
「そうそう、そうなの」
「何かあったのかと思って心配してたよ」

後で聞くと、ダンナはスピードを上げて走っていたので、ふいに立ち止まる事も出来ず、また急に止まるとまわりに迷惑をかけるので、そのまま走り去ったそうで。通りですれ違った時に「大丈夫?」と声をかけていたわけだ。

さらに大雨の中を並んで「記録証」をいただきました。
完走出来ただけでもヨシといたしましょう。

走ってる時は心地よい雨も、立ち止まると途端に寒い。
荷物は番号ごとに分かれてトラックに積まれています。
それを頂くまでにまた列に並び、雨をあびているので、寒い。

女子更衣室は混んでいますが、男子はそれ以上に混んでることでしょう。
ブルブル震えながら着替え。

会場から島田駅まではシャトルバスが出ていました。
それを利用して島田駅へ。雨が降って寒いので、そのまま静岡駅へ。

晴れていたら、ちょっと観光したかったなぁ。
やっぱり天気って、重要ですよね。
しかも、こんなに大雨じゃなぁ。

来年ね、来年も来ますよ!
リベンジだわ。

静岡駅のホテルで荷物を受取り、昨晩入ったお店で反省会です。

昨晩は飲まなかった「一番搾りフローズン(生)」で乾杯!
これ、泡がフローズンなんです。
30分ぐらいは、冷えたままキープしてくれるそうで、生をさらに美味しくしてくれるそうです。

日本人の物作りのこだわりって、すごいものがあるなぁと感心しきり。

「生しらすと桜えびのお刺身」

他にも「静岡名物おでん」とか、「ミニうな丼」とか、色々なものを食べたのに、写真を撮るのも忘れてボー。

準備不足なんだから、結果が悪いことはわかっていたはずなのに、イザ、悪い結果を見るとガッカリするもんですね。

それなら、ちゃんと準備をすればいいのに。
ということで、シーズンの始まりはダメダメなスタートを切りました。

これから2月の大会まで、あと3つのフルマラソンを走ります。
次こそは、頑張るゾ!