今年も、気仙沼市羽田神社では「お山がけ」が行われたそうです。
「お山がけ」は、数え年、七歳の男の子(小学校に入る前の年にあたります)が、羽田神社の奥の院に参拝するという行事です。この奥の院が、急な坂道を上って行きますので、何といいますか「男になる」的な、気仙沼らしい風習です。
私は女子なので上ることが許されず、それゆえ、その急な道のりの詳細はわからないのです。
弟達が行くのを羨ましく見ていたものです。
男の子に付き添いの男性が付きます。
この男性には、父親が付いていってはいけないのです。
甘えてしまうから?理由はわかりませんが、とにかく父親ではダメなのです。
父親以外の親戚が付いていきます。
叔父さんに当る人が担当することが多いのですが、最近は叔父さんがいないケースもあり、その場合は親戚で上れそうな人を探して付いて行ってもらいます。
甥っこのヨシキの時には、嫁側のおじいちゃんが付いていってくださいました。
子供の方はスイスイ上がるけれど、おじいちゃんは大変〜、なんて話もあるようです。
横浜に住む弟の息子も「お山がけ」をさせたいと、父親(私の弟)が連れて行き、気仙沼に住む弟が叔父さんとして付いて行ったというわけでして。
この時期には雨が多いため、たしか弟の時には雨が降っていたと思います。
もしくは雨上がりで、ツルツルすべって難儀したという話も聞きます。
詳細は、「羽田のお山がけ」をご覧ください。
今年も元気に「お山がけ」が行われ、7歳の男子が立派な男になっていったのでしょう。
「お山がけ」の後には、男の子は「よくやった」「がんばったなぁ」と、たいそう褒められ、ちょっと大人な気分☆
そして、家族や親戚とともに食事をして労をねぎらうといったもの。
これ、女子は禁止なんですよねー。
でもまぁ、男子だけの、こういったものがあるのもまた良いのかな。
こういった行事はずっと残しておきたいものですね。