香港島に渡りましたので、これはビクトリアピークから景色を眺めたいということになりまして、たしかエスカレータで途中まで行けるというのを読みまして、そちらに行ってみました。
オオ、これはすごい。
気仙沼市陣山のような、急な斜面にエスカレータがついていて、それを上るのです。その両サイドには、小さなブリテッシュバーが並んでいます。長いことイギリスの植民地でしたからね。どのお店もセンスが良くて入ってみたい。帰りに入りましょうか、と先を急ぎます。
エスカレータで上りついた後、あれれ、普通の道路に出ちゃいました。
この後は、いったいどう進めばいいのでしょう?
バス停はあるものの、何か、違う方向に進むようですし。
標識を見たり、途中で道を聞いたりしながら進みます。
かなり急な斜面です。ここに住む人は大変だろうなぁ。
雨が降ってきました。雨はだんだん強くなります。
ダンナは機嫌が悪くなっていきました。
「この道、間違ってんじゃねーの」とか、
「引き返した方がいいんじゃね」とか…。
たしかに、人通りは少なく、不安になります。
それでも、時々、降りてくる人がいるから、この道で合ってると思うのです。
「ガイドブックには、こんなに大変だなんて書いてなかった」とブーたれるダンナでございます。
雨がひどくなって、わぁーん、どうしよう、と思った頃に、頂上です!
(本当の頂上はもうちょっと先のようですが、いわゆる展望台はここです)
この建物に入って、さらに上の方にあがって、記念撮影です。
あいにくのお天気ではありますが、やっぱり圧巻。
どうせなら、夜景まで待つことにしまして、店内をグルグルまわりました。
マダム・タッソー蝋人形館がありまして、これはブルース・リー。
それからもう一度、食事をしたり、お茶を飲んだりしているうちに日が落ちました。
雨・風も強くなっております。
こんなになりながら見た夜景は、
帰りはロープウェイを利用したら、たったの8分程度で降りました。
なぁ〜んだ、こんなにあっという間だったのね。
ダンナさん、徒歩に付き合わせちゃって、申し訳ない。
香港島からホテルまでは、地下鉄を利用しました。
地下鉄が早い、早い。
そういえば、エスカレータも日本のものより早い気がします。
こちらの方はせっかちなんですかね。
先日あった列車事故などを思い出すと、少しぐらいゆっくりでも安全がいいなぁなどと思った次第です。