母が身体障害者手帳を交付されました

あの大震災の前に母を連れて市役所に相談に行き、その場で申請書を頂いて、病院に診断書作成のお願いをしていた「母の身体障害者の認定」がどうやら、通ったようです。

2級だそうです。

手帳を交付されたとして、いったいどうなるのか、まったくわかっておりませんでしたが、例えばタクシーなどの交通費に補助が出たりするようです。

それよりも嬉しいのは、やはり「情報」だと思います。

母は、父の形見の「杖」を使っていますが、本来ならば、白い、視覚障害者用の杖が必要のはず。それの購入先なども頂いて来たようです。現在の、被災してしまった気仙沼では購入出来ないようで、仙台に見に行く必要があるそうな。

他にも「時計がしゃべってくれるって」と母が言っていました。
目が見えないので、時計もボーっとしか見えず、間違いが起きていました。

自分が、その立場にならないと見えぬもの、わからぬものが、たくさんあります。

母は、昨年末(大晦日あたり?)から急激に視力が落ちてしまい、その速度が早すぎて本人が付いていけぬほど。まわりの者(私ども家族)は全く付いていけてない。だって、ほんの少し前までは見えていたんですもの。

ある日、突然、視力が低下してしまったら、、、
私なら、どうしているでしょう。

パソコンが出来ないというストレスが倍にも3倍にも、のしかかりましょうね。

まして母は、これまで暮らした家を失い、小さなアパート暮らし。
見えないもどかしさは、私の想像を越えていましょう。

「福祉」は、健康な時には、ちっとも気にもしない存在だけれども、一度、その立場になると、本当にありがたいもの。

新しい内閣の方に、どうぞ、福祉の低下はしないでくだされ、と申し上げたい。
議員定数を減らしても、消費税が上がったとしても、福祉のサービスレベルだけは低下しないで下さい。お願いします。