読書:日本映画、崩壊

「日本映画、崩壊」斉藤守彦・著。
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サブタイトルは「邦画バブルはこうして終わる」

エー! ここまで書いていいのー?(^ー^)と、思わず心配しちゃう辛口本音トーク。データの数値に裏付けされた事実と著者の考えが、小気味よいほどにグっと迫ります。

私は映画に詳しくはないのです。
例えば、皆さんは「シネコン」の定義ってわかります?
正直に言うと、私はよくわかってません(でした)。

そんな私のような読者にも、さりげない説明が、本当にさりげなくスーっと入ります。だから、専門的な事に触れつつも読者が離れてしまわぬような文章で、本質のところまで持っていってくれます。

邦画が好調と言われて数年経ちました。
私も、ハリウッドものよりも邦画の方がおもしろいと感じる今日この頃。

そのヒットの裏側を鋭く解説してくれていますので、映画に興味のある方も、ない方も、おもしろいと思います。また著者が本当に映画が好き!、日本映画にがんばって欲しいという気持ちを綴っていることは痛いほどわかります。

これを読むと、また映画を観に行きたくなっちゃうなー(^ー^)

この本のインタビュー記事はこちらです。