祖父の命日

1969年に亡くなったから、エー、もう38年スカー。

大好きだった祖父は、突然に、あっけなく亡くなってしまい、その喪失感は家族に重くのしかかった。

小学生の私は「死ぬこと」がよくわからずにいた。
朝起きたら、病院にいるはずの祖父が1階に横たわっている。顔にはタオル(たぶんバスタオルだったと思う)がかけてある。祖父の部屋は2階なのにおかしいなー、どうしてタオルを掛けているんろう?と思い、「おじいちゃん、どうしてここで寝ているの?」「おじいちゃん、どうしてタオルを掛けているの?」と聞いてしかられた。

私が初めて「死の哀しみ」を知った日であり、それから毎年その時の事を思い出しては40年近くにもなった。