「kino cinéma 新宿」で「Ryuichi Sakamoto: Diaries」を観る。
8:10開演。7時53分頃に到着するとビルの入り口が開いてない。シャッターが降りてる。エエエ、どうしよう。グルっと裏側にまわると、小さなドアが開いている。そこから入り、すぐにエレベーターに乗って4階へ。あっ、やってました。安堵。
「10分前から入れる」そうです。トイレに入って、壁に貼ってあるチラシを見る。

あっという間に10分前(8時)になった。iPhoneでチケットを見せて客席へ。5分くらい宣伝の画像が流れ、そして始まった。
坂本龍一だ。突然の「癌の告知」そして、「ステージ4」とは。「俺の人生終わった」と書いてあるし、そう話す。悲しい。それから手術と抗がん剤治療が始まる。とても大変な状況だと思うが「笑顔」だ。凄い人だ。ピアノを弾く。ノーミスだ! 上手い。私はライブなどに行ったことがない。だから実際にピアノを弾く姿を見るのは「初めて」かもしれない。きっとそうだ。予想以上に上手い。
病気と闘いながら曲を作る、演奏する。病との葛藤がある。「安楽死」なんて言葉も出てくる。すごく正直な心の葛藤。グっとくる。
そして亡くなる1時間前、もう意識がないのに指はピアノを弾くように動いている。きっと弾いているだろう。悲しい。
ご冥福をお祈りします。

