「セコムしてますか?」でお馴染み、セコムの創業者・飯田氏の著書。
今日までに、数多くの試練を乗り越えているんですねー。日本にまだない業種を創るというのは、ロマンはあるけれど、規制やら慣習やらを打ち破るための努力は想像をはるかに超えた。
飯田氏の文章の中に父親から受けた影響力が大きさが見える。たとえば、次の文章
そのとき父が言った「まともな商売をしろよ」「人の真似をするなよ」「新しいことをやれよ」という教えは、会社を創業してのちの私の信条となり、セコムの基本理念になりました。
セコムは、警備から始まっていろいろな業種に参画しているが、次のように考えているそうだ。
「新しく事業を行う際には、セコムが実施するのが最適であるという判断が重要である。もし他の組織が最適な場合は、他の組織で実施するほうが社会にとって有益である」という「SECOMの事業と運営の憲法」に則ったのです。
寺子屋をはじめたのは、いまの教育に欠けている、「うそやごまかしをしない」「人のせいにしない」「感謝の心を持つ」「人に迷惑をかけない」といった、人間として一番大事な基本を教えないと日本の社会はよくならないという思いからです。