読書:巧告。

「巧告。」眞木準、副田高行、中島信也、山本高史・著、京都広告塾・編集。
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京都広告塾で講師をした内容などを元にして執筆した本。

副題が「企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること」
帯には「なぜ彼らは企画をヒットさせ続けられるのか。ジャンルを超えて活かせる”広告的な巧さ”。」

帯にある通り、広告に携わっていなくても、ビジネスを行う上で非常にためになる本。おもしろい。

例えば、「40歳男に花束を買わせるためのキャッチフレーズ」を考えるという課題。読みながら考えてみた。楽しい。

いくつかの生徒さんの回答が記載されていて、私から見ると「うまい」と思うものにも厳しいお言葉。キャッチコピーは、うまいへたではなく、それを見て、「花束を買おう」と思うかどうかだと。

中島信也さんは、クリエーターに必要なこととして次の事をあげている。

言ってみれば、人の痛みがわかるかどう。あそういう心があるかどうか。これは想像”力”というよりも”心”です。
だから、ぼくはこの心を、「想像心」と呼んでいます。
優秀なクリエーターは鋭い才能のみで勝負していると思われがちですが、じつは本当にすごいのはそこではありません。彼らはみな、この「想像心」を持っている、と僕は思います。

そして、若い人には次のお言葉。

新入社員にもよく話すのですが、どんな仕事でも、プロになるまではおもしろくないものです。ところが経験を積んで、実績を残して、プロになった瞬間、自分で「オレはこの仕事のプロだな」と思えた瞬間から、その仕事がおもしろくなり、楽しくなる。

なーるほど。最初はどんな仕事でもおもしろくないものかー。私もそういう時があったかなー? 忘れてしまうほど、遠い昔のことだワン。

この本を読んだ後は、あちこちの広告に目が行き、細かいところまで神経がいくようになった。プロの仕事ってすばらしーのぅ。