Movable Type 開発者向けカンファレンス

Movable Type 開発者向けカンファレンス」に参加した。

場所は、六本木一丁目の駅上のビル「泉ガーデンタワー 」。
このビルでは何度か食事をしたことがあるので「迷わずに行ける!」とふんでいたのに、ビルの中で迷子。会場は4階なのに、エスカレータに乗ると、一気に7階までいっちゃうって、どんだけー。

サンフランシスコから、開発者の Brad Choate さんが来日されていて、Movable Type4.0の機能をいろいろ紹介してくださった。これは開発者にも楽しい機能満載ですねー。
Brad Choate さん

そして、Six Apart Japan の高山さんと上ノ郷谷さんからのデモは、充実した内容。
こちらの3人はいずれも MacBook で Keynote(しかも新しい機能)をバシバシ使っている。ユーザーエクスペリエンスを大事にする人達にはMacユーザが多いの?

ブログソフトは多種多様で無料のものも多い。
テレパスではビジネスブログを開発することもあるし、こういったソリューションを展開することもある。Movable Type 4.0の有料化にはいろろ意見もあるけれど、年内にはオープンソースバージョンが出るようだし、むしろ、このようにしっかりとビジネスとして展開されている点は評価したいのであります。

個人的に使う趣味のものならば、そういうことは二の次になっちゃうけどね、アタクシも。

読書:巧告。

「巧告。」眞木準、副田高行、中島信也、山本高史・著、京都広告塾・編集。
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京都広告塾で講師をした内容などを元にして執筆した本。

副題が「企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること」
帯には「なぜ彼らは企画をヒットさせ続けられるのか。ジャンルを超えて活かせる”広告的な巧さ”。」

帯にある通り、広告に携わっていなくても、ビジネスを行う上で非常にためになる本。おもしろい。

例えば、「40歳男に花束を買わせるためのキャッチフレーズ」を考えるという課題。読みながら考えてみた。楽しい。

いくつかの生徒さんの回答が記載されていて、私から見ると「うまい」と思うものにも厳しいお言葉。キャッチコピーは、うまいへたではなく、それを見て、「花束を買おう」と思うかどうかだと。

中島信也さんは、クリエーターに必要なこととして次の事をあげている。

言ってみれば、人の痛みがわかるかどう。あそういう心があるかどうか。これは想像”力”というよりも”心”です。
だから、ぼくはこの心を、「想像心」と呼んでいます。
優秀なクリエーターは鋭い才能のみで勝負していると思われがちですが、じつは本当にすごいのはそこではありません。彼らはみな、この「想像心」を持っている、と僕は思います。

そして、若い人には次のお言葉。

新入社員にもよく話すのですが、どんな仕事でも、プロになるまではおもしろくないものです。ところが経験を積んで、実績を残して、プロになった瞬間、自分で「オレはこの仕事のプロだな」と思えた瞬間から、その仕事がおもしろくなり、楽しくなる。

なーるほど。最初はどんな仕事でもおもしろくないものかー。私もそういう時があったかなー? 忘れてしまうほど、遠い昔のことだワン。

この本を読んだ後は、あちこちの広告に目が行き、細かいところまで神経がいくようになった。プロの仕事ってすばらしーのぅ。