読書:「狂い」のすすめ

「「狂い」のすすめ」ひろさちや・著。
「狂い」のすすめ

少し不思議な内容だった。
冒頭がいきなり、「ただ狂え」だからね。

「目的意識を持つな!」とか「希望を持つな!」とか。これまで読んできた本と逆の事をとなえる。そんなもの(希望とか)は、最初からないんだ的な考え。

逆に言うと「今のままでいいじゃないか」とか、「あくせくしていて何になる?」とか、そういう事かと思う。たぶん、今のようなストレス社会では、もう少し、力を抜いてみてもいいのかもしれない。

けれど、私のように、たいした力が入ってないものは、もうちょっと力を入れてみたいと思うわけで。今の私には同調出来ぬ部分もある。しかし不思議なことに、ひどく納得する箇所もあって、1人の著者に対して、これほど賛否両論に思うのは、不思議な感覚。