「挫折し続ける初心者のための最後のジャズ入門」中山康樹・著。
「まえがき」の冒頭
どうやら世間では「ジャズはむずかしい」と思われているらしい。
そのとおりだから返す言葉もない。
この文章で始まる。読まずにはいられない(笑)
著者は、元スィングジャーナル編集長。
初心者がジャズを難しい、怖いと思うことに対して、「そう、その通りだ」と開き直り、それでもジャズ道入門(ジャズ入門ではなく「ジャズ道」としているところに注意)したいならば、カクカクシカジカ、、、と中山氏の独特の調子で指南が続く。読んでいて楽しくなる。
私は、たまたま池袋のマイルス・カフェの影響でマイルス・ディビスのCDを買って、昨日はそれを朝から聴いていた。中山氏の指南に従って「ひと月にCDは2枚」を買って聴いてみようかと思う。
なぜ「月に2枚」かというと、「集める」のではなく「聴く」ことに徹すると、せいぜい、ひと月に2枚がいっぱいだろうということだ。
私は、ジャズを聴くことを難しいとか、怖いとか思ってない。昔はそう思ったかもしれぬが忘れた。いずれにしても、たいして聴いてもいない。それなのに、生意気にも次に「弾きたい」のだ。
ジャズのスタンダード曲も知らず、スケールもテンションコードも知らぬ。どこから始めりゃいいのだー。まずは聴こう。マイルスを。