歌舞伎座・2023年8月 八月納涼歌舞伎(第一部)

歌舞伎座新開場十周年「八月納涼歌舞伎」です!

8月は第一部、第二部、第三部と3つに分かれている。その第一部の舞台を観る。

地下鉄を降りて、すぐにお弁当を買って、地下をザーっと見ます。いつもの場所で写真を収め、

イヤホンガイドは地下でも貸出してました。地下で借ります。そして地上に上がり、今月の出し物を写真に収めます。

歌舞伎座よ、今月も来ましたよぉ〜。

イソイソと中へ。お席は、桟敷「東4の1番」。なんとお隣の席は空席でした。良いお席なのにねぇ〜。

谷屋充・作、大場正昭・演出、次郎長外伝
一、裸道中(はだかどうちゅう)
博徒緒川の勝五郎:中村獅童
勝五郎女房みき:中村七之助
大政:市川男女蔵
小政:中村橋之助
法印大五郎:中村虎之介
保下田の久六:中村吉之丞
豚松:市村光
次郎長女房お蝶:市川高麗蔵
清水の次郎長:坂東彌十郎

これは面白い! 獅童さん演じる勝五郎と七之助演じる女房のみきとのやり取りがなんつったって面白い。そして江戸っ子らしい意気を感じる。

勝五郎は博打好き。「一晩で返す」なんて調子の良いことがあるわけない。そして貧乏。

そんなところに、かつて世話になった大恩人・清水の次郎長が女房・お蝶を連れてやって来た。勝五郎はなんとかもてなそうとするのだが金がない。清水の次郎長はわかっているから、まぁまぁ、こんなところでと早々に寝る。すると勝五郎は皆の財布を盗んで博打に行くんですよね。まったくねぇ。そしてスッカラカンになって帰って来る。

皆さんは着物を脱いで寝ていたから下着状態。着物も売っちまったわけだ。清水の次郎長は下着(というか裸に近い)のまま、「これで帰るぞ」と話す。凄いお人だねぇ〜。面白いお芝居です。

お弁当は「すきやき弁当」1,500円。お肉たっぷり。美味しいです!

萩原雪夫・作
二、大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)
酒呑童子:中村勘九郎
平井保昌:松本幸四郎
渡辺綱:坂東巳之助
酒田公時:中村橋之助
碓井貞光:中村虎之介
卜部季武:市川染五郎
濯ぎ女わらび:中村児太郎
濯ぎ女なでしこ:坂東新悟
濯ぎ女若狭:中村七之助
源頼光:中村扇雀

こんな日本舞踊があるんだね。動きも激しいしリズミカル。とても踊れないけど、踊ってみたいと思わせる演目。「昭和38年に歌舞伎座にて十七代目勘三郎によって初演された萩原雪夫作の舞踊作品」である。それを孫の勘九郎が演じるんだから、これは中村屋さんにとっては嬉しい話。良い演目でした。

歌舞伎座よ、来月、また来ます!

記念写真もパチリ。