読書:55歳からのフルマラソン

55歳からのフルマラソン」 江上剛・著。

この本を読むのは3度だと思う。感想を書きそびれていて、それでまた読む。またしても感想を書いてないから、また読む。読むたびに感動している。

「42.195キロ? そんなの無理ですよ」というタイトルから始まる。しかし内容はすぐにマラソンの話ではなく、著者が働く環境だ。銀行。それも、あのバブルの後に大変な時期を迎える「第一勧業銀行」・「富士銀行」・「日本興業銀行」の合併の話だ。

その後、著者は会社を辞め作家になる。この時は、まだ走ってない。それが、飲み会の時に「42.195キロ走らせる」と言われたとか何とか。飲み会の席だ。そんな話はよくする。私もする。それが始まり。

そして最初のフルマラソンは大変でした。タイトルは「もう二度と走りたくない・・・・・初めての フルマラソン」だ。読んでいて、自分の初フルを思い出す。私は一度「フル」を走ってみたいと思ったことが始まり。一度で終了のつもりだったが、それがスタートだった。

著者はさらに「目標だったサブフォー達成—-二つのレースから」と直進して行く。最後の章は「いったい、何を目指して走るのか」だ。「俺、まだやれる」。ハイ! そうなんです。そう思える。元気が出る。走るって素晴らしい。