歌舞伎座・2021年3月 三月大歌舞伎(第一部)

会社は有給を頂いて歌舞伎座へ。

11時・開幕。本日の座席は、1階11列14番。良いお席です。

一、猿若江戸の初櫓(さるわかえどのはつやぐら)
猿若:中村勘九郎
出雲の阿国:中村七之助
若衆:澤村宗之助
若衆:市川男寅
若衆:中村虎之介
若衆:片岡千之助(片岡孝太郎の息子、片岡仁左衛門の孫)
若衆:中村玉太郎
若衆:中村鶴松
福富屋女房ふく:市川高麗蔵
福富屋万兵衛:坂東彌十郎
奉行板倉勝重:中村扇雀

勘九郎さんと七之助さんは兄弟ですよ。それが男女を演じるんだから凄いよね、役者さんって。初世勘三郎の猿若座(後の中村座)が舞台です。その猿若を勘九郎さんが演じる。そして出雲の阿国が七之助さん。晴れやかな舞。

二、戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)
浪花の次郎作:尾上松緑
禿たより:中村莟玉(中村梅玉の養子)
吾妻の与四郎:片岡愛之助

中村莟玉(かんぎょく)さん、どなたの御子息か?と思ったら、一般家庭に生まれ、その後、中村梅玉さんの養子になったそうです。美しくて上手い。松緑さんは見るたびに「立派になった」と思うのです。小さいお子さんの頃にお父様を亡くし、大変なことだったと思うから、いつも親のような気持ちで見ちゃう。今日は白塗りの愛之助さんと、そして莟玉さんとの舞台は美しいし楽しい。

良い舞台でした。

外に出る。