読書:不格好経営

「不格好経営」南場智子・著。

2013_1004_01

南場智子氏は、ご存知「DeNA」の創業社長。
元マッキンゼー。

と聞いただけで、どれほどの才媛であり、どれだけの辣腕と思いますよね。
思います、思います。

DeNAは鮮やかにモバイル系でトップに立ち、いつの間にか球団のオーナーになり、そして、今なお快進撃を続け、海外に展開しているグローバル企業に成長し、成長し続けている会社。

その創業社長が女性であり、しかも若くて美しくての創業。
しかしながら、ホリエモンや三木谷氏のようにマスコミに出まくるわけでもなく、ジワーっと、そしていつの間にかトップにいるという「したたか」とも見える手法に興味を持つ方も多いのでは?私もその一人。

この本、それを覆してというか、人間味あふれる人柄が随所に出ていて、ますます、やっぱ、この方はすごいわ〜と思うわけです。

ぐいっと引き込まれる文書の力強さも手伝い、一気に読みました。
経営は大小に関わらず、ほんの何かのきっかけで大きくなったり、つぶれてしまったりする「生き物」です。
その小さなきっかけをつかめるか、つかめないか。

そのドロ臭くもあるが、必死で何かをつかもうとする姿勢は、経営者のみならず、多くの方(特に若い方には)共感出来る部分もあるのでは。