昔の町名

先日、金沢で「泉鏡花記念館」に行きましたところ、その所在地が泉鏡花の時代と同じ「下新町」に戻りましたと書いてありまして、へぇ〜と思っていましたら、昨日の日経新聞の夕刊に記事が出てました。

11月1日。金沢市で「下新町」「上堤町」という2つの旧町名が復活し、…(中略)金沢市内の旧町名の復活は、今回の2町で合計11町になった。

旧町名は趣きがあって良いですね。

会社の所在地「新宿区新宿」は「内藤新宿」、私が住む中野区中央は「上町」と言ったようで、今も「上町々会」と町会の名前として残っていて、掲示板などに記されています。

私の祖父の生まれは「釜の前」と言うので、あら、祖父は別のところで生まれたのかしら?と思っていましたら、実家のある「魚町(さかなまち)」の旧町名でした。魚町はなかなか良いネーミングで私は気に入っていますが、単に東西南北を付けただけになると味気ない気はします。

ただ金沢市以外の復活は長崎市などごく一部。

一度なくなったものを復活するのは大変でしょうね。

平成の市町村大合併によって、良い名前が消えてしまったところがあるかもしれません。長い歴史の中で見直しがあっても良い気はします。