読書:ビジョナリー・カンパニー

「ビジョナリー・カンパニー 」ジェームズ・C. コリンズ、 ジェリー・I. ポラス・著作、山岡 洋一・翻訳。

ビジョナリー・カンパニー

経営者の必読書。前々から気になっていた本をやっと読んだ。すばらしいー。うーん、なぜもっと早く読んでいなかったか…。

ビジョナリー・カンパニーは邦題で、英語のタイトルは「Built to Last:」。
ビジョナリー・カンパニーを次のように定義している。

ビジョナリー・カンパニーとはなんだろうか。ビジョンを持っている起業、未来志向の起業、先験的な企業であり、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与え続けてきた企業である。

そういった会社になるために何が必要かを書いている。それは経営の学者達が説いているような内容とは異なっていることがおもしろい。最初の方に「十二の崩れた神話」と題して、いかに定説とされているものが実体と異なるかを書いている。例えば…

神話1:すばらしい会社をはじめるには、すばらしいアイディアが必要である。
神話2:ビジョナリー・カンパニーには、ビジョンを持った偉大なカリスマ的指導者が必要である。

こういった事が12項目ある。それらは定説と考えられていただけに驚くばかり。また時間を置いて繰り返し読みたい1冊だ。その時々で新たな発見がありそー。