「カンブリア宮殿」という番組に、ソフトブレーン株式会社・創業者の宋文洲氏が出ていた回を録画してあって、それを見た。
宗氏は「残業しない」を徹底している経営者だ。
私も志は同じなんです。
テレパスはだいぶ改善してきたと思う。けれどこの番組を見ると、さらなる改善が可能だということがわかったし、IT企業だからしょうがないという諦めを取り払うことが出来そうだ。私に足りないのは、その自信かもしれない。
「忙しいからしょうがない」のではなく、どのようにしたら短時間で終えることが出来るかを、もっと徹底的に考えて実践する力が必要だ。
「WEB+DB PRESS」という雑誌の「サンフランシスコの窓から」というコラムに宮川達彦氏が書いていて興味深かった事がある。意外にもアメリカ・サンフランシスコのIT企業は朝は早くて夕方は5時過ぎると帰る、というもの。いわゆる9-5時の働き方をしているそうな。
そういえば、先月行ったシリコンバレーでも、朝8時前後と夕方5時前後は通勤ラッシュで車が大渋滞だった。日本の会社は残業が多すぎると思う。特にIT系は。
宗氏の話でもう一つ興味深いことがあった。
それは「人と違っていてもいいんです」ということ。宗氏は「違っていることをなんとも思わない」と言う。学校のいじめの問題も、会社では残業が多くて改善されないことも、根本には「人と違うことを忌み嫌う日本人の心のあり方」にこそ問題があるかもしれない。
「逆に日本人の良い点としては?」と村上龍氏が聞くと宗氏は、「チームワークの良さ」と答えた。先の話(人と違っていていいのだ)と逆のことになってしまうかもしれないが、と前置きをした上で「チームワークの良さとモラルの高さには頭が下がる」と言っていたのがとても印象的だったし、嬉しい言葉だった。